ヘッド固定するかどうかで何切る

「進化するデジタル」のこの問題がツイッターで話題になっているようです。
ヘッドレスに受けるかヘッド固定するか。
実はこの課題は最近よく考えるのですが、もろもろの複雑な条件が絡み合い、ちょっとした微妙な形の変化でヘッド固定が有利だったり、ヘッドレスが有利だったりしてコロコロ変わりやすいので、一度頭を整理して記事にまとめたいと思っていたところです。
ただ、本当に条件が複雑で多岐に渡るので、今回はほんの少しのさわりだけでしかありません。
手役が絡んだり、連続形複合形が絡むケースについてはまだですからね。
今回はとりあえず単純両面形のみのイーシャンテンの牌姿だけとなっています。
一人麻雀練習機によるシミュレート結果も参照しました。

① 東1局西家8巡目、ドラ西、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

上の牌姿から9mをツモってきましたが、ヘッドレスとするかヘッド固定とするか、どうしますか?
これは7m切りとしてヘッド固定するのが正解です。
7mの方が安全度が高いなら8m切りでもいいですが。
9m切りとした場合、受け入れは8種28枚、うち良形が4種12枚
7m切りとした場合、受け入れは4種16枚、うち良形が4種16枚となります。
これは7m切りの方が良形になる枚数が多いですし、テンパイまでの距離は遠ざかるものの、和了りまでの距離は近づいています。
一人麻雀練習機でも14巡目まで7m切りが有利と出ました。
ただし、一人麻雀練習機はノーテン罰符を考慮していないので、実戦的には12巡目あたりから9m切りが有利になってくるのではないかと思われます。
テンパイを取るだけなら9m切りが大きく有利なので、終盤は和了りを捨ててケイテン狙いに切り替えます。

② 東1局西家8巡目、ドラ八筒、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

ドラ1のケースです。
これならドラを重ねて平和ドラドラになったり、4-7sツモってドラ単騎も悪くない気がしますが、やはりこれも7m切りとしてヘッド固定するのが有利。
平和という手役が確定するのが大きいのでしょう。
リーチドラドラ単騎よりリーチ平和ドラ1の方がだいぶ期待値が高いようです。

③ 東1局西家8巡目、ドラ八萬、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

ドラ1のケースですが、ドラが8mとなっています。
ここで9mのヘッドを固定してしまうとドラが出て行ってしまいますが、どうしましょうか?
これは6sを切るのが正解です。
9m切りとしてヘッドレスに受けるのではなく、両面ターツを1つ外します。
6s切りとした場合、受け入れは5種17枚、うち準良形含む良形が5種17枚となります。
両面よりは少し弱い亜両面ですが、17枚全て平和もつきますし、これでもまずまずの安定感はありますね。
ドラを切りたくないからと9m切りとしてヘッドレスに受けるのは間違いなので気をつけましょう。

④ 東1局西家8巡目、ドラ六萬、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

また同じ牌姿のドラなしですが、ドラが6mとなっています。
①と何も変わらないようにも思えますが、これは6s切りが正解です。
両面ターツを1つ外します。
ドラの受け皿をしっかりつくるというのが麻雀における手づくりの基本になります。
7m切りとしてヘッド固定してしまうとドラをツモったときに浮いてしまいますし、9m切りとしてもドラの受けが残るのはイーシャンテンまでです。
テンパイしてリーチを打ったらドラはツモ切らなくちゃいけません。
6s切りとしておけば、6-9pツモのテンパイでもドラを逃さずキャッチすることができます。

⑤ 東1局西家8巡目、ドラ六萬、ツモ八萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

ドラが6m、ツモが8mだった場合はどうでしょうか。
これは9m切りが正解です。
ヘッド固定手順ですが、うっかり7mを切ってしまわないように気をつけましょう。
ドラ受けがなくなってしまいます。
この7mはけっこう価値が高いので、安牌と入れ替えるよりもテンパイまで持つのがおすすめです。

⑥ 東1局西家8巡目、ドラ九萬、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

ドラが9m、ツモ9mであった場合はどうでしょうか。
これは7m切りとしてヘッド固定するのが正解です。
6s切りとして3枚目のドラを捕まえにいくというのは少しやりすぎのようです。
ドラは2枚もあれば充分なので。

⑦ 東1局西家8巡目、ドラ西、ツモ八萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

少し形は変わって、二度受けの両面ターツを含むイーシャンテンだった場合はどうなるでしょうか。
これは7m切りとしてヘッド固定するのが僅かながら有利となっています。
8m切りとした場合、受け入れは7種24枚、うち良形が4種12枚。
7m切りとした場合、受け入れは3種12枚、うち良形が3種12枚。
ということで、どちらも良形の受け入れの差がないわけなんですが、ヘッド固定とした場合は4sツモで三面張のテンパイがあります。
その分を考えるとヘッド固定が僅かに有利です。
ただ、その差は僅かとなっているため、場況や点棒状況次第で使い分けるのがいいです。
例えば1sが河に3枚切られてるとかだったら8m切りでもいいでしょう。

⑧ 東1局西家8巡目、ドラ三索、ツモ八萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

ドラ1かつ二度受け両面のイーシャンテンというケースです。
これは8m切りとしてヘッドレスに受けます。
ドラをタテに引いたときの平和ドラドラテンパイが非常に大きいという評価のようです。

⑨ 東1局西家8巡目、ドラ西、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

同じ二度受け両面のイーシャンテンですが、亜両面受けができた場合です。
これは間違いやすいのですが、6s切りとします。
両面ターツを1つ外すのが正解です。
6s切りとした場合、受け入れは6種20枚、うち準良形を含む良形の受け入れは5種17枚で、ヘッド固定する場合に比べて三面張の受け入れはなくなるものの、2sツモ以外なら全て良形かつ平和がつきます。
ヘッドレスに受けた場合と比べても優秀なツモが多いですね。
9m切りや7m切りに比べて期待値の差はそれほど大きくはないんですが、平和と良形の受け入れ17枚は安定感があるので、6sを切っておけば大体どんな状況においても間違いがないです。

⑩ 東1局西家8巡目、ドラ四索、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

同じ二度受け両面のイーシャンテンで、二度受け部分がドラだった場合です。
これは7m切りとしてヘッド固定するのが正解です。
どこかの戦術本にも書いてあった気がしますが、二度受け両面の二度受け部分がドラの形というのは期待値としては非常に優秀で、二度受けでも通常の両面以上に強い形となります。
2回ドラをツモれば平和ドラドラになりますし、ドラじゃない方をツモってテンパイしてもドラ受けがまだ残るということで、ここは大事にすべきです。
9mや6s切りと比べても期待値の差がけっこう大きいので気をつけましょう。

⑪ 東1局西家8巡目、ドラ四索、ツモ一索

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

⑩のケースと似た状況で、今度は二度受けの亜両面が出来ました。
これでもまだドラの二度受けを残すべきでしょうか?
これは、5巡目まで8p切り有利と出ています。
微妙なところですが、さすがにこのドラの二度受けを残すのは少しやりすぎの感があります。
実戦的に考えると6-9pの強い両面を外すのもどうかと思うので、基本的に序盤から3s切りでいいと思います。

⑫ 東1局西家8巡目、ドラ九萬、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

⑥と似たケースで二度受けの両面が残る形であった場合です。
これは7m8m切りより6s切りが僅かに勝ります。
どちらも期待値にあまり差がないため、場況や点棒状況による使い分けも有効かもしれません。

≪まとめ≫

単純両面形のみのイーシャンテンで取り上げてみました。
面子やターツどうしのくっつきがないので、ヘッドレスに受けてもヘッドがつくりにくく、多くの場合でヘッド固定が有利になってきます。
二度受けが絡む形でも同様です。
ただ、単純にヘッド固定か、ヘッドレスかの2択ではなくて、両面を嫌って亜両面受けを残すという第三の選択肢もあります。
これが意外と忘れられがちです。
いずれにしてもヘッドレスに受ける場面は少ないですね。
⑧のケースだけです。
ただ、やはりそれでもヘッドレスは不安定なので、9m3p5p9pなどをツモったら逃さず亜両面受けを残すようにしたいところです。
見た目は単純でもドラの種類1つ変わっただけで選択が変わるので、非常に難しいと思います。

リャンカンイーペーコー何切る問題集

イーペーコーリーチ判断まとめ
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-7268.html

前回の記事で検証した結果、カンチャンイーペーコーのテンパイは思いのほか弱いことが分かりました。
1ハンしかない上に3枚待ちの劣化カンチャンになってしまうので、和了率も低いです。
ということはイーペーコーという手役を捨てることも考える必要があります。
手役を捨てて良形に受けるのは一般的だと思いますが、下位のカンチャンから上位のカンチャンへ受けるというのは実戦ではよくあるものの、いまいち基準がはっきりしてないところがあります。
そこで今回はリャンカン形だけですが、微妙な牌姿を集めてみました。
今回も一人麻雀練習機によるシミュレート結果を参考にしています。
ただ、捨て牌や待ちの強さはシミュレートできないので、これをどう考えるか非常に難しいところではありました。

① 東1局西家2巡目、ドラ西

九萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒一索三索三索四索五索五索

上の牌姿から何を切ってリーチ判断をどうしますか?
正解は1s切りリーチです。
カン2sとカン4sでは待ちの強さに違いがあるとはいえ、リーチのみとリーチイーペーコーでは打点の期待値が大きく違います。
実は一人麻雀練習機では5巡目まで1s切りダマが有利と出るのですが、期待値にそれほど差がないため序盤から終盤までリーチを正解とします。
1sを切ってしまうと2sツモでフリテンになってしまうので、あまり手変わりを待つ必要性を感じないです。

② 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒一索三索三索四索赤五索五索

続いてはドラ1のケースです。
これは1s切りダマを正解とします。
これは10巡目までダマ有利と出るので、さすがに序盤はダマった方がよさそうです。
実戦ではダマにして数巡様子見しながら、手変わりしなければそのままモギリーや空切りリーチということになってくるでしょうか。
個人的感覚では10巡目まではとても待てないので、ダマは6巡目くらいまでが限界です。
10巡目といっても、手変わりの牌が全部生きてるのが前提での話なので、実際には6巡目くらいがちょうどいいんじゃないかと思われます。
5s切りリーチは1s切りダマと打点が変わらないので意味がないです。
1s切りダマの方が変化に期待できる分有利となります。

③ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬三筒四筒赤五筒七筒八筒九筒一索一索二索三索三索五索

端寄りカンチャン待ちのケースです。
これは素直に序盤から終盤まで5s切りリーチとして良いです。
期待値的にもはっきり5s切りリーチが有利と出ています。

④ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬三筒四筒赤五筒七筒八筒九筒一索三索三索四索赤五索五索

続いてドラドラのケースです。
これは1s切りダマが有利と出ていますが、大きな差ではなく、ひっかけや待ちの強さを考慮すると序盤から中盤まで5s切りリーチを正解とします。
ただ、追っかけリーチを警戒して終盤以降は1s切りダマとするのが無難です。
1s切りリーチと5s切りリーチの比較では、打点が安くなっても5s切りリーチの方が明確に期待値が上と出ています。
待ち牌の枚数の差が大きいため、ドラドラ以上なら1ハン捨てても有利になってくるようです。

⑤ 東1局西家8巡目、ドラ九萬

九萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒一索三索三索四索五索五索

ドラドラのケースですが、形は同じでドラの配置だけを変えてみました。
一見④と大して差がないように見えるんですが、これは1s切りダマの期待値が無視できないレベルに大きく上昇しています。

ドラの受け入れがあることが原因のようです。
2s、3s、5sツモでもドラ受けの待ちになるリーチが打てるので、とりダマによる打点の期待値が大きく上がります。
赤ツモの手変わりもあるので中盤以降は1s切りダマとします。
しかしモロヒの強さを考慮して序盤は5s切りリーチとしたいです。
序盤なら安牌も少ないため、モロヒなら和了り牌が出やすくなると思われるためです。

⑥ 東1局西家4巡目、ドラ八筒

九萬九萬三筒四筒赤五筒七筒八筒九筒一索一索二索三索三索五索

端寄りカンチャン待ちのケースです。
これは5s切りダマが優秀と出るんですが、序盤なら5s切りリーチとしたいです。
④や⑤と違って役もあって打点充分なのですが、モロヒの強さを考慮するとリーチした方がほんの少し和了りやすそうに感じます。
枚数的に1s切りリーチという選択もあるんですが、待ちの強さを考慮すると4枚待ちのカン4sより、3枚待ちのカン2sの方が優秀だと思います。
シミュレーター的には同じ3枚待ちならカン2sもカン4sも期待値は同じになるんですけどね。
中盤以降は5s切りダマとします。

⑦ 東1局西家8巡目、ドラ八筒

九萬九萬三筒四筒赤五筒七筒八筒九筒一索三索三索四索赤五索五索

続いてドラ3のケースです。
やはりこれも1s切りダマがもっとも期待値が高く出ています。

ハネツモ期待でリーチとしてはいけないみたいですね。
5s切りリーチはそれよりもだいぶ劣ります。
ただここで問題になってくるのは赤5s切りリーチとしたときの期待値がどうなのかということです。
これはシミュレーターではまったく計測不能です。
なので個人的感覚から判断することになりますが、ここは序盤から中盤まで赤5s切りリーチとしていいんじゃないかと思います。
ダマからの手変わりも、赤ひっかけの2s待ちと比べて、そこまで待ちの強さが変わるとは思えないので、ここは手変わりを待たずリーチでいいです。
赤5s切りリーチでも1s切りダマでもツモれば同じ満貫なので、それならさっさとリーチして他家の足が止まる方がいいんじゃないでしょうか。

⑧ 東1局西家4巡目、ドラ九萬

九萬九萬三筒四筒赤五筒七筒八筒九筒一索三索三索四索赤五索五索

続いてドラ4のケースです。
これも1s切りダマが期待値最大。
赤5s切りリーチに関しては個人的感覚から判断すると、それほど良くありません。
ツモって満貫止まりですから、1s切りダマからツモって跳満になることを考えればそれより優秀だとは思えないですね。
ただ今回は5s切りリーチとしたときでもツモって跳満はあります。
期待値的には1s切りダマですが、序盤のモロヒの和了りやすさを考えると5s切りリーチとしたいです。
中盤以降は1s切りダマとします。

≪まとめ≫

手変わりが期待できる分、役なしの4枚待ちカンチャンリーチより、役ありの3枚待ちカンチャンでダマにする方が多くの場合で有利になってくることが分かりました。
目先の枚数より将来的な枚数を取った方が良くなるってことですね。
これは意外な結果です。
しかし、役なしモロヒリーチとイーペーコーダマの比較は微妙であり、個人的感覚でモロヒ有利としたところもありますが、ほんの少しの場況の変化でコロっと判断が変わりやすいので、そこは臨機応変に考えてください。
ただ、イーペーコーに受けてリーチを打つ場面というのは少ないことがはっきりと分かりました。

ヘッドレスイーシャンテン何切る問題集

ヘッドレスイーシャンテンから何を切るかというテーマで、特に間違いやすいと思われる問題をいくつも考えてみました。
独自に思いついたものなので、ウザク本に似たようなのは載ってないです。
今回は一人麻雀練習機によるシミュレーション結果も参考にしています。
ただ赤入りの手はシミュレーションできないので、似たような牌姿をつくってシミュレーションしたりして工夫をしてます。
一人麻雀練習機は鳴きや捨て牌を考慮するのが苦手なので、今回はそういった要素が関係ない分、より精度の高い回答になったんじゃないかと思われます。

① 東1局西家8巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索南

上の牌姿から何を切りますか?
正解は6s切り
字牌のドラを切ってしまう方が和了りやすいですが、ドラを切ってしまうと手牌の価値が大きく下がってしまいます。
あまりに手なりすぎる手順は見直した方がいいです。
南を温存してどちらかのターツを払っていくのですが、待ちの強さでピンズの78pの方を残します。
赤5sのツモがあるので、ソーズのターツは6sから切っていきます。

② 東1局西家6巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索赤五索六索南

赤が入るとどうなるでしょうか?
これはかなり微妙ですが8p切りを正解とします。
最高形であるリーチツモ平和ドラ3の跳満を狙います。
6pをツモったときの連続形は捨てがたいので、ピンズのターツは8pから切ります。
ただ、8巡目以降は南切りの方がいいです。
期待値が逆転するのがちょうどそのあたりになっています。
巡目に余裕があるうちは最高形の跳満を狙ってみましょう。

③ 東1局西家2巡目、ドラ白

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索赤五索六索白

孤立ドラがオタ風ではなく役牌のケースです。
これは白切りが正解です。
②と違うのは白が重なっても平和が付かないので、跳満には少し遠いという点です。
そのため、はっきりと白切りが有利となっています。
極端に巡目を浅く設定しましたが、それでもドラ切りの方がいいということですね。
 

④ 東1局西家2巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒赤五筒七筒八筒一索二索三索赤五索六索南

赤々のケースです。
これは普通にドラの南切りで目いっぱいにかまえます。
789m123s5pツモで面子からヘッドをつくり、なるべく平和になるようにしていけばツモ裏で跳満も見えますし、充分です。

⑤ 東1局西家8巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索赤五索七索南

赤ドラカンチャン含みのケースです。
これは7s切りが正解です。
カン6sのドラ1よりドラ単騎のドラドラの方がいいですし、赤5sはタテの受けもまだ残っています。
78p切りでドラを全部使い切ろうとしても平和が付かないので、それはちょっとやりすぎです。

⑥ 東1局西家8巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索四索五索南

連続形を含むヘッドレスイーシャンテンの場合です。
これは1s切りが正解です。
南切りの方が広いですが、リーチのみや平和のみになる受け入れを増やしてもあまり意味がないということですね。
ソーズの連続形を崩してノベタンにします。
赤受けがある分、5s切りより1s切りが有利です。
6-9pが入ったらどうせ南単騎で曲げるので、待ちとして強い方の1-4s受けを残しても意味がありません。

⑦ 東1局西家2巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒赤五筒七筒八筒一索二索三索四索五索南

連続形かつ赤含みのケースです。
これはかなり微妙ですが、南切りを正解とします。
ドラ1あれば受け入れを広くとった方がいいということです。
ただ1s切りとの差はごくわずかなものです。
中盤以降ははっきりと南切りが有利になります。

⑧ 東1局西家4巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索四索赤五索南

連続形かつ赤含みのケースその2です。
これもかなり微妙ですが、1s切りを正解とします。
南切りとすると4sツモで赤5sが出て行ってしまうので、その分を考えるとわずかに1s切りが有利だと判断しました。
1s切りとすれば赤が出て行くこともありません。
正確な巡目は把握できませんが、中盤以降は南切りが有利になってくると思われます。

⑨ 東1局西家2巡目、ドラ白

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索四索赤五索白

孤立の字牌ドラがオタ風ではなく役牌のケースです。
これは白切りが正解です。
役牌だと重なっても平和がつかないので、その分はっきりとドラ切りが有利になってきます。
4sツモで赤が出て行くことを考慮しても白切りが勝ります。

⑩ 東1局西家6巡目、ドラ南

七萬八萬九萬五筒六筒七筒八筒九筒一索二索三索四索五索南

連続形が2つというケースです。
これは9pか1s切り
どちらを選ぶかは場況次第です。
これでもまだドラは切れません。
ただ7巡目で南切り有利と評価は逆転します。

⑪ 東1局西家8巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒二索三索四索五索六索南

三面受けを含むケースです。
これも受け入れより打点を優先しますが、切るのは8pです。
三面受けをほぐしてノベタンにするのはだめです。
6pツモの連続形変化があるので、7pじゃなくて8pを切ります。
これは11巡目から南切り有利になるようです。

⑫ 東1局西家4巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒五筒六筒七筒二索三索四索五索六索南

ダブル三面受けターツという手牌構成です。
これはかなり微妙ですが6s切りが正解です。
三面受けを崩すのがもったいないですが、これでもドラ受けを残すのが有利ということですね。
赤受けを考えるとピンズには手をかけず、ソーズの6sを切って2345のノベタンにするのがベストです。
なにげに1s受けを拒否することでタンヤオにもなりやすくなっています。
ただ、これは5巡目以降南切り有利となっています。
なのでほんのわずかの差ですが、最序盤あたりなら大きく狙ってみてもいいんじゃないかと思います。

⑬ 東1局西家2巡目、ドラ南

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒四索五索五索六索六索南

複合形を含むケースです。
これはごくごくわずかの差で5s切りが有利となっています。
1巡目に限り8p切り有利となるだけです。
イーペーコーとドラツモ、両方に対応するのはちょっと無理がありますね。
イーペーコーは見切り、5s切りとしてドラ受けとソーズの亜両面受けを残すのがもっともバランスが取れています。
11巡目以降は南切りが有利となっています。

複合形何切るその2

a. 一筒一筒二筒三筒四筒四筒五筒一索二索三索七索八索發發 4巡目、ドラ二索

上の牌姿から何を切りますか?
平和目指して發切りという人も居るかもしれませんね。
そうでなければ手広く1pか4pのどちらか。
まぁ、どっちを
切っても大して変わらないだろうと思われるかもしれません。
仮に6巡目に
ソーズを引いてテンパイしたとして、切った牌とリーチ宣言牌によってその後の展開がどう変わるのかを比べてみましょう。

① 發切り、宣言牌發でリーチ(3-6pリャンメン待ち)

九萬白西發中横發

一見、何の変哲もないようですが、自分で一度切っている發をもう一度手出ししてリーチというのは妙でして、役牌のトイツ落としか?と思われてしまいます。
役牌のシャンポン待ち以上に良い待ちとなると限られてくるので、愚形はほとんど通ると読まれてしまうでしょう。
そうなると字牌やスジは全部通されて、押し返されやすくなります。
ちなみにコバゴー本によると、役牌トイツ落としリーチは19牌も通るらしいです。
そうなるとヤオチュー牌は全部通されますね。
一見ヤオチュー牌ばかり切られていて強そうな河に見えるんですが、実は上級者から見るとそうでもなく、むしろ弱い河です。

② 1p切り、宣言牌4pでリーチ(3-6pリャンメン待ち)の場合

九萬白西一筒中横四筒

これはソバテン待ちになっちゃうんですよね。
まぁ、これは3-6p本命というほどではないですが、宣言牌のまたぎなので気持ち悪いのはたしかです。
普通に危険であり、出にくい待ちです。

③ 1p切り、宣言牌1pでリーチ(3-6pリャンメン待ち)の場合

九萬白西一筒中横一筒

今度はトイツ落としを見せてしまうので、1pそばの3pが警戒されてしまいます。
1pを切ってから間を置いて1pを手出ししたとなると、1133から1を切った形が予想されるので、3pのシャンポン待ちが警戒されて出にくくなるんですね。

④ 1p切り、宣言牌5pでリーチ(4pと發のシャンポン待ち)の場合

九萬白西一筒中横五筒

これも4pが特に出やすい待ちとは言えないですね。
真ん中の牌ですし、ソバテンですし、スジも通ってないですしね。

⑤ 4p切り、宣言牌5pでリーチ(1pと發のシャンポン待ち)の場合

九萬白西四筒中横五筒

一気に河が強くなりました!
この河はなんでしょうか。
どう見ても3-6p待ちに見えますが、こんな河で1pが当たるとは誰も思わないでしょう。
リャンメンターツ落としを見せることで發に対する警戒が薄くなるのもポイントです。

⑥ 4p切り、宣言牌2pでリーチ(1pと發のシャンポン待ち)の場合

九萬白西四筒中横二筒

⑤の宣言牌を2pに変えるだけで一気に河が弱くなりました。
4p→字牌→2pの切り順ということは、明らかに1pトイツのフォローとして2pを残したことがバレバレですね。
間違っても2pを切ってリーチしてはいけません。

⑦ 4p切り、宣言牌1pでリーチ(3-6pリャンメン待ち)の場合

九萬白西四筒中横一筒

3-6pは先切りのまたぎで悪くないですが、最終手出しの1pが妙に思えるので、112から1を切ってペン3p待ちが疑われそうな気がします。
リャンメン待ちの場合は4p切りも1p切りも大差ないでしょう。
ただ、⑤のリーチの河が強すぎるので、aの牌姿からは4pを切って、1pと發のシャンポンリーチを目指した方が良いです。
一見差がないように見えますが、1p切りと4p切りではその後の捨て牌の印象が大きく違ってきます。

複合形何切る

a. 三萬三萬二筒二筒三筒三筒三筒四筒五筒一索二索三索七索八索 4巡目、ドラ二索

上の牌姿から何を切りますか?

_1

これを見ると2p切りが一番受け入れが広いようです。
次いで5p。
3pはそれよりも1枚少なくなります。

手広く2p切りか、イーペーコーを見て5p切りかといったところですが、
正解は3pです。
ポイントは切った牌によって捨て牌の印象が変わるところにあります。

九萬白西二筒中横三筒

2pを切ったときの捨て牌はこんなかんじ。
6巡目にソーズを引いてテンパイして3p切りでリーチです。
これだと明らかに1-4p待ちが本命に見えてしまいますね。

九萬白西五筒中横三筒

5pを切ったときの捨て牌はこんなかんじ。
これも明らかに1-4p待ち本命です。

九萬白西三筒中横五筒

3pを切ったときの捨て牌はこんなかんじ。
なんと、4-7pが本命になりました!
これだと4pは出なくなりますが、1pは出やすくなります。
特に「宣言牌の裏スジは安全」というセオリーもどきが広まっているとすればなおさらです。
そうでなくとも、「先切りのまたぎは安全」と読むのが普通なので、1pが出やすいのは間違いないでしょう。
セオリーやセオリーもどきがあるならそれを逆手に取って利用するのです。
これは多少の手広さを犠牲にしても充分にお釣りがきます。

何切る問題考察

2015122918gm06110000d01010d0tw0ts0

雀荘戦三麻の若葉ですが、割とフラットな状況で、祝儀とかもあまり関係なしに、平面的に考えて何を切ればいいでしょうか。
結論から先に言うと

5p>6s>>>9s>>>その他

だと僕は思います。
おそらく、一般的な麻雀のセオリー的には5ブロックかつ、良形ターツを多く残す9s切りだと思うんですが、その打牌は僕は疑問に思うんですよね。

http://tenhou.net/2/?p=405p2346799s1155z

チートイツを除いた受け入れ枚数を見ると5p=22枚、6s=20枚、9s=22枚。
ということで3つとも大差ないですが、9s切りは9sのポン材がなくなる分、
明らかにテンパイスピードが遅いです。
そういう意味では全てのポン材を残す、6s切りがもっともテンパイスピードが速そうですが、5pは鳴きやすい牌ではないので、6s切りと5p切りでは大差ないかもしれません。
場況的にも、誰もチャンタホンイツチートイなどの手役を狙ってそうな他家が居なくて、5pは出づらい状況なんですよね。
逆に考えれば、全員手なりっぽい場況なので、9sは不要となってこぼれやすいです。
なのでなおさら9sのポン材としての価値が高まります。

次にテンパイの待ちの強さですが、19牌と字牌のシャボ待ちはリャンメン待ちと同等かそれ以上に強いということがどこかの戦術本にも書かれていましたし、自分の感覚としてもそれは感じています。
なので、リャンメンターツを嫌ってシャボ受けを残しても問題ありません。
ツモ損ということを考えればリャンメンよりシャボ待ちの方が出和了りしやすいのでむしろ有利かもしれませんね。
6s切りに抵抗ある人も居るかもしれないですが、9s切りよりは良いです。

次に打点ですが、これは6s切りがもっとも優位です。
チートイツにはしないですが、5pが暗刻れば三暗刻が見えてきますね。
また、暗刻になりやすい牌を残すということはそれだけカンのチャンスも増えるので、ドラが増えることにも期待できます。
裏ドラ祝儀は5000なのでなおさらカン材を増やす価値は高いです。
役牌の1ハンを付けたいので、ポン材を多く残せばその分、役牌の1ハンアップにも期待しやすいということにもなります。
役牌両方鳴いて9sヘッドの3-6pリャンメン待ちという形にもなりやすいわけです。

5p切りはいっそのことピンズターツを全部払っていってホンイツに向かう手順も考えられます。
段位戦だったらもっとも打点期待値は高いかもしれませんね。
でも雀荘戦で赤祝儀があるので、今回は染めません。
9s切りには打点に期待するものが何もないですね。

最後に守備力。
これは5p切りがもっとも強いですね。
5pを残しておくと後の巡目になったときに手牌の危険度が高まります。
先に切っておいて、リャンメン受けを固定しておくと、ツモ牌以外は危険牌を打つ心配がありません。
場況次第で6sが打ちづらいとかなら、安全な白トイツ落としで和了りに向かうとかもできますし。

総合的に考えるとこれは5p切りです。
テンパイスピード、打点、待ちの強さ、守備力、全てにおいて高いレベルでバランスが取れています。
特に、5pのポン材としての価値が非常に弱いということが決定打になりました。
手の形的にも5pはそんなに要りません。
例えば5pを切ってから5sをツモった場合、余剰牌が出来て

四筒赤五筒二索三索四索五索六索七索九索東東白白

こんな形になりますが、これでも充分です。
9sが5pに変わったところで、受け入れが2枚増えるだけで、到底鳴けるとも思えないですし、その分の危険牌を抱えることのデメリットも考えたらメリットは相殺されるでしょう。
役牌から鳴けば

四筒赤五筒二索三索四索七索九索九索東東ポン白白白

6sを切ってこんな形となり、余剰牌のないポンテンも取れるイーシャンテンとなり無駄がないです。
やはり5pは必要ありません。
さっきも述べた通り、リャンメン待ちに拘る必要はないのですから。

ちなみに僕は実際には6sを切ってしまったのですが

2015122918gm06110000d01010d0tw0ts0_

5pが後の巡目で当たり牌になり、ダマテンに放銃となりました。
結果論になってしまいますが、これはある意味必然とも言えるでしょう。

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