二件リーチに差し込む手順

今回も差し込みの手順についてです。


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役ありテンパイが欲しいのですが、どうこねくりまわしてもならなそうで、和了りが厳しいかなと思っています。
どこが埋まってもリーチは打たないかと思います。
愚形はもちろん、6-9mのリャンメンも萬子が高すぎるので。
自分の手があまり良くないので、親以外から早くリーチがかからないかなと思っています。
一発目から差し込む気はまんまんです。

ここで親の役牌ポンが入りました。
捨て牌からはどう見ても染め。
これは好都合というか、今後差し込むにあたっては非常にやりやすいですね。


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ここで西家から待望のリーチがかかりました。
親の捨て牌を見る限り、親はまだ張ってなさそうに見えます。
そこで、親がテンパイする前に萬子を今のうちに切っておこうと思い、まずは7mから差し込みに行きました。

”親が張ってなさそうなときは、親に通る牌は後回し”

今回は特にわかりやすくて、親に通る牌は萬子と字牌以外の全部なので、それらは後回しにします。
でもこれは2mの方が先でしたかね。
8mを先に切っているということは、7m待ちのシャンポンもカンチャンもペンチャンも考えにくいんです。


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次に7pを切ってみました。
親の字牌手出しが気持ち悪くて萬子は自重したんですが、まだ大丈夫だったかもしれません。
なんか麻雀打ちの本能みたいなものが邪魔して、いまいち踏み込めないんですよね。
例えテンパイでも刺さるかどうかわかんないし、刺さったとしても満貫あるかどうかもわかんないので、ここは2mを切るべきだったと思います。
ここで差し込みに失敗して親にツモられたら最悪です。

2mは置いといて、7pと5sの比較ですが、5sはほぼリャンメンにしか刺さらないのに対し、7pはペンチャンカンチャンシャボの愚形に刺さる可能性があります。

”リーチへの差し込みは愚形に刺さる可能性が高い方を”

何故ならリャンメンなら平和が出来てることがあるので、ダマテンにすると思われるからです。
ここは特に西家も1000点でいい場面だし、リーチ棒を出すと着順が落ちるので、平和が出来ていたらまずリーチは打たないでしょう。
だから7mのところも先に2mでしたね。


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ここで北家からもリーチが入りました。
二件リーチ。
まったく準備も予想もしておらず、想定外の出来事です。
とっさに一発がついてダブロンはまずいと思った僕は慌てて安全牌の東を切ります。
ですが、冷静に考えればここはダブルで満貫振ってもトップ維持なのです。
二件リーチだからといって特に恐れる場面ではありません。


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ここでもまだダブロンを怖がっています。
そういえば片方に通る牌ならダブロンはないなということに気付いてあわてて6pを切りました。
これが北家の当たり牌で無事差し込み終了となったのですが。


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どちらのリーチもリャンメンのリーのみでした。
まったく恐るるに足らずだと思います。
ドラの西も見えていたし、跳満と満貫のダブロンの可能性なんてどれほどあるでしょうか。
自分の中では、二件リーチの一発目はとりあえず無難に片方に通る6pを切って、次は5sを切るのがベストだったかなぁと思っています。

二件リーチだから親はオリるだろうと思って何もしないのは甘い考えだと思います。
親の和了りは厳しいにしても、流局で親がテンパイだけ取って連荘なんてよくある展開です。


今回は、二件リーチ、親が染めに行っているなど、今までと違ったケースでした。
差し込みって毎回想定外のことが起こりますね。
何度やってもバタバタしてます。
それと麻雀打ちの本能で、振り込みを怖がる恐怖みたいなものも邪魔します。
そこをいかに克服するか。
冷静に場を捉えて、どういう行動を取ったら得かを考えることですね。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2016012109gm-0029-0000-459c9947&tw=0

副露手に差し込む手順

いろんなケースのアシストの手順を検討してきましたが、今回は純粋に差し込みの手順についてです。
上座に座っていないのでアシストはできないけど、仕掛けてきた相手にどう差し込むかというテーマです。
これはリーチへの差し込みに比べたら、高度な読みを入れる必要があったりして格段に難しいです。


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オーラストップでこの点棒で、南家、北家に跳満振ってもトップで終わる状況です。
このあたりはオーラスが始まった瞬間に条件を確認しておき、この後の展開次第でどうするかイメージしておきます。

南家、北家がリーチしてきたら一発が消せるなら消しておきますが、消せないときはいきなり一発目から危険牌を切って差し込みにいきます。
(もし振って満貫までの条件なら一発目からの差し込みは避けますが)
この時点でいつでも差し込むに行く気は満々です。
手も悪いし、リーチを打つ気はなくて、なるべくスリムに構えるようにしています。


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6巡目になって、南家が東家の中をポンしてきました。
手出しは7p。
河の濃さから考えると、もう張っていてもおかしくはない気もしますね。
でもさすがに張ってないかもしれないし、微妙です。
このあたりが、リーチへの対応とは違うところで、テンパイがわからないので、どの時点で差し込みにいっていいのか判断が難しいんですよね。


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とりあえず2枚持ちの8pを切っておきました。

”テンパイかどうかよくわからないときは2枚持ちの牌から差し込みにいく”

そうすれば、もしテンパイしていなかったときでも、巡目が進んでテンパイしてから再び差し込みにいくことも可能です。
ただこれは単に真っ直ぐ手を進めただけとも言えます。
形的にはそうなってますが、この手はどうにもならないと思ってるので、この時点でもう差し込みにいって良いと思います。
これは一応様子見ではなく、積極的に差し込みにいったつもりです。


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次にまだ手出しは入ってないですが、4pも切ってしまいます。
まだテンパイしてるかどうかは微妙なところで、この時点で4pを手放してしまっていいのかという気もします。
2枚持ちなら後にリカバリーも利きますが、4pは1枚しかないので、後になって4p待ちでテンパイしていても差し込みにいけなくなります。
ただ、この手は相当厳しいと思っているので、少しでも差し込める可能性があるなら、この時点でもういった方がいいんではないかと判断しました。
巡目を待っても、親がその頃にはテンパイするかもしれないし、役牌をポンされたりして、結局差し込めなくなるケースが多いんです。
そういう意味では、差し込みを決断するなら早い方がいいですね。
一応、役牌を重ねたら自分でもなんとかするつもりの構えだけは取っておきます。
テンパイしてるかどうか微妙なときは自分の和了り目も僅かに残しておきます。


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次に5pを切ってみました。
これは刺さりはしませんでしたが、ポンによるアシストができて、結果的には大成功です。
今回はたまたまですが、上座にいなくてチーによるアシストができないときは、ポンによるアシストを考えてもいいかもしれませんね。
南は親に鳴かれるとまずいので切れないんですが、オタ風のションパイの字牌を切ってあげるとか。
この場面ならションパイの9pを先に切ってみるのもありなんですが、ちょっと自分の和了り目も見ていたので微妙なところでした。


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もうほぼ間違いなく張ってます。
ここからは遠慮なく真っ直ぐに差し込みにいきましょう。
細かい詳細は省きますが、どう見てもマンズで張ってそうな河ですね。
まずは6mから。


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次に4sを切りました。
マンズが怪しいと思ってたのですが、6mが刺さらず、7mは東家が4mを1度通しているので、4-7mもなさそうなんですよね。
ただ、カンチャン、ペンチャン、シャボの可能性があるのでやっぱり先に7mの方がいいですね。
後々くっつきで4-7mのリャンメンになってる可能性もあるので。
差し込むときはリャンメンだけじゃなく、愚形の可能性も考慮しなければいけません。


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次に5mをツモってきて当たるならこれに違いない!と思ってツモ切ったのですが刺さらず。


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だいぶ混乱しています。
2sは親が一度切っているし、第一打1sなのであまりないと思うのですが。


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ここでようやく愚形の可能性に気付きます。
遅すぎますが。
よくよく考えたらこの7mはけっこう当たりますね。
しかし、これも空振りでいよいよわからなくなって途方に暮れることになります。


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シャンポン待ちの9p?
これもだめですね。


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最後は気が抜けて、適当に2mとか切ったりして、ぐだぐだですね。
正解はカン8mでした。
持ってねーよ!って突っ込む前にやるべきことが他にあったんじゃないかと思いますね。
北家が実はチートイツで張っていたので、白を差し込むことも出来たんですよね。
適当に2mとか切ってる場合じゃなかったんです。
差し込みにいった牌が空振りまくるのはよくあることなので、
絶対にあきらめない気持ちが大切ですね。
親に絶対刺さらない牌で何か少しでも刺さる可能性のある牌はないか、血眼になって探さないと。
けっこう意外な牌が当たり牌になっていたりするものです。
差し込みやアシストに関しては、判断を間違ったり打牌順序が前後したりして正しい手順を踏むことが難しく、何度も失敗したりしています。
明確に自分の弱点だと思ってるので、ここをしっかりしないといけないなと思っています。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2016010419gm-0029-0000-c0b6f8fe&tw=1

タンヤオアシストの手順

前回、前々回と役牌を鳴いた後のアシストに限られたので、今回は数牌から鳴いてきた相手に対してアシストする場合を考えてみます。
ヤオチュー牌が絡んでなければ、タンヤオの鳴きであることを前提としてアシストしていけばいいと思われます。
この場合もまた、役牌を鳴いた相手とは対応が変わってきます。


Photo

南2局ダントツの西家が自分の切った3mをカンチャンチーしてきました。
ドラが發なので、發さえ絡まなければ安いと思われます。
今後の發の行方次第ですが、ここは差し込み前提のアシストをすることに決めました。
ここでラス目の親の復活を許してはならないので。
おそらく自分が和了るより差し込んだ方が速いはずです。


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まずは2枚持ちの6pから切ってみました。
これを西家がカンチャンチー。

”差し込み前提のアシストをするときは真ん中の2枚持ちの牌から”

これはタンヤオにアシストする場合も同じです。
ただ3枚持ちの牌と比較した場合はどうでしょうか。
同じ牌を3回も切ってアシストすることなどまずありえないです。
2度失敗して3度目に成功するとかまずないでしょう。
その間に他の牌を切って鳴かせに行くでしょうし、2度も失敗してたらその頃にはとっくに他家からリーチがかかります。

”3枚持ちと2枚持ちの優位差はなし”

ということで、純粋に鳴かれやすい方を選びます。
4mの方は西家が1mを切ってますし、メンツを崩して23mのターツを持つことなどありえないと思います。
それに3mを鳴いているので、4mが鳴ける形になっているとしたら

二萬四萬五萬六萬

こういう形から食い延ばした形になって、たしかに鳴くとリャンメンターツは出来るんですが、シャンテン数は進まないので鳴かないこともあるし、良形ターツが揃ってる場合も鳴かないでしょう。

二萬三萬四萬五萬

カン4mの場合もこんな形から3mをカンチャンチーしたことになるので、まずありえないです。
なので、4mを鳴いてくれる可能性はあまり高くないんですね。

6pに関しては何も情報がないので、鳴いてくれる可能性は高いです。


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ションパイの發も切られ、ここからは安心して差し込みにいけることになりました。
4mに関しては先ほど述べた通り、鳴いてくれる可能性は低いと思うので、3枚持ちでも後回しにした方がいいと判断しました。
この中では4sがもっとも鳴かれやすいです。

”タンヤオにアシストする牌は46がもっとも優先”

何故なら、23(78)、56(45)、35(57)、44(66)と鳴けるターツになっているパターンが多い上に、23(78)のターツの場合はタンヤオだと愚形のペンチャン扱いなので、急所を捌かせることができます。
5の牌の場合は鳴けるパターンの数は同じでも、急所を捌けるケースの数が違います。
明確に46>5の牌なんですよね。


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次に4mを切ってみました。
ちょっと混乱しています。
やはり最初に述べた通り、4mを鳴いてくれる可能性は低いはずなので、この中なら2sか8sを切るべきでした。
2sか8sならリャンメンとシャボがあるので、そこそこ鳴いてくれるはずです。
真ん中を切らなきゃという意識が強すぎるんですね。


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次に4pを切りましたがこれも間違いです。
4pが鳴ける形になっているとしたら、リャンメンの場合は

五筒五筒六筒七筒

こんな形から食い延ばしたことになるんです。
先ほど述べたのとほぼ同じケースですが、やはり食い延ばしは可能性としては低くなるんですよね。

四筒五筒五筒七筒

3pの場合はこんな形から6pチーしたことになるので、こっちの方が自然です。
普通にシャンテン数も進みますし、この形なら鳴くことの方が多いでしょう。
なので3pを切る方がいいと思います。
3pならカンチャンやシャボの形が残っているケースもあります。


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次に6sを切ってみましたが、これも微妙です。
さっき切られたばかりなので、シャボ受けはないことが分かってますし、テンパイしてる場合だったらこれが当たることはないので3pの方が良かったかもしれません。
3pだったらテンパイしてる場合も刺せるので、ヒットする確率は高いような気がします。
(追記:しかも親の現物なので後回しでいいですね)


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次に5mを切ってみましたが、これも実はあまりヒットしにくいんですね。

二萬三萬四萬四萬

3mを鳴いたときの形がこういう形だということになります。
これで何度も失敗してますが、アシストのときは相手が食い延ばしをする可能性を想像することが大事です。

”なるべく食い延ばしの可能性が低い牌を鳴かせる”

これがコツのような気がします。
特にタンヤオの場合は牌が真ん中に集まるので、食い延ばしかどうかのポイントがはっきりしやすいです。
この中なら8sを切るのがベストでしょうかね。

今回はかなりぐだぐだでした。
アシストっていろんなケースがある割に、頻度が多くないので、経験値が積みにくいですね。
なので僕はアシストに関しては徹底的に手順を見直すことにしています。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2015120607gm-0029-0000-3d4a4058&tw=2

消極的アシストの手順

前回は差し込みまで面倒をみる、全力アシストのケースだったので、今回は差し込みはなしの消極的アシストの手順について振り返っておきます。
これは全力アシストのケースとまったく手順が異なるので気をつけないといけません。


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南1局ラス目の西家が序盤から白を1鳴き。
ちなみに雀荘戦ですが、収支戦でもアシストが必要なケースはあります。
トップが偉いルールなので、トップを狙いにいきます。
そのためには目前の親をまず蹴っておくのが先決事項です。
ラス回避なんてものは当然のことながら優先順位は低いです。
自分で和了るのがもちろん一番良いのですが、それがかなわぬときは他家の手を借りるしかないです。
ということで、この時点で西家にアシストすることを決めました。
段位戦ならアシストはしない方がいいです。
ラス目はラス目のまま沈めておくのがまず最優先なので、むしろ牌をがっちり絞って、親に4000オールツモって飛ばしてもらうのを待ちます。


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まずは5mを切ります。
全力アシストのケースなら2枚持ちの4sからいくべきでしょう。
でも今回のケースは差し込みまではしないので、1~2枚鳴かせるだけで充分です。
ということは、まだ西家の手がまとまってないのに4sより先に5mを切って空振りとなっても大して痛くはありません。
それよりもチートイツリャンシャンテンなので、トイツはほぐさず、自分の和了り目も残します。
5pとの優位差は微妙ですが、ポン出しのソバテンはないとかよく言うので、ポン出しの周りのターツは出来てないことが多いかもしれません。
556から6を切ったケースはあまりなさそうだし、2pも通ってるので34持ちのケースも否定されてます。
むしろ3sとの比較が微妙です。
メンツ手にはなりそうにないので、2-5sの受けは要らないし、こっちの方を切った方が良かったかもしれません。
5mが絡むターツは34、67、46、55の4種類あるんですが、3sが絡むターツも12、24、33、45の4種類です。
同じ4種類ですが、3sの場合は手変わりしにくい愚形のネックのターツが多いんですよね。
これを早く捌かせてあげないと、自力でテンパイや和了が困難になります。

”アシストの優先順位は37牌>456牌”

逆に、1-4待ち、6-9待ちのリャンメンなんかはネックではないし、最後まで残ればすごい和了りやすい待ちになるので、ここを鳴かせる必要はないです。


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次に3sを切ったら西家がペン3sでチー。
この愚形を捌かせたのは超大きいです。
ペンチャンはなかなか自力では埋められませんからね。


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もうここからは何もいきません。
あまりにも危険だと思います。
かなり点差を突き放されたラス目がいきなり序盤から白を1鳴きしてきて、さすがにドラを持っているか染まっていることが多いでしょう。
親の4000オールで飛ぶので、飛び終了回避のために安い手を最速で和了りに来た可能性もありますけどね。
この後は合わせ打ちで鳴かせられそうな牌があれば、それを切っていくくらいでしょうか。
役牌も親に鳴かれたら困るので絞っておきます。

僕は消極的アシストのケースではチートイツをつくってることが多いです。
メンツ手をつくってるとアシストできる牌がかなり限定されますが、チートイツなら2枚持ち以外の牌ならなんでもアシストできるので動きやすいんですよね。
しかもこうやってションパイの役牌も親に絞っておくことができます。
それでいて一応和了り目も残っているという。
差し込みできない場合はなんらかの形で和了り目も残さないと、テンパイさせたら後はオリるだけになってしまって、アシストした人に全てを委ねるかんじになってしまいます。
それはまずいので、自分でなんとかすることも一方では
考えないといけないと思います。
そもそも、他力本願になったり、和了れる手を崩してぐちゃぐちゃになってしまったりしないよう、振り込みが許されない場面でのアシストすべきかどうかの判断は慎重にしなくてはいけないですし、その判断も実に難しいところです。
今回はたまたまチートイツ寄りの手だったから和了りに向かうついでにアシストするのも容易でしたが。
 

このあたりは1000sen2さんの記事が参考になるかも。
『トップ争いをしている人へのアシスト』⇒ http://amba.to/1lSxL5K


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親の先制リーチにギリギリ間に合いました。
全力アシストのケースとは手順がまったく異なってくることに注意です。
戦争に例えるとするなら、全力アシストは必要な金銭、人員、武器、弾薬などあらゆる支援を惜しまないのに対し、消極的アシストは必要な武器、弾薬だけ与えて後は自分でなんとかしろよ、こちらはこちらでなんとかするってかんじでしょうか。

”全力アシストは同盟関係、消極的アシストは共闘関係”

なのでべつものとして考えた方がいいのかもしれません。
このあたりを自分の中で整理してテンポ良く打つことを心掛けたいですね。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2015112700gm-0289-0000-x00bba5691e68&tw=1

全力アシストの手順

南場で難しいのはアシストの手順です。
東場でアシストする人なんてまず居ませんし、する必要もほとんどないですから南場特有のテクニックなんですよね。
漠然と手をつくるわけにもいかなくて、きっちりアシストするべき状況を見極めた上で正しい手順を踏まないといけないので難しく、慣れも必要になります。


2015112901gm002900007ae351bbtw0ts8

南3局の序盤でいきなり北家が役牌をポンしてきました。
自分は北家の上座に居座ってますし、手も悪く、ラス目を固定させたままオーラスを迎えたいので、絶好のアシストポイントですね。
現状ラス目との点差は8500点差なので、満貫差し込んでも順位はそのままです。
なのでここは差し込みまで面倒を見ようと思います。


2015112901gm002900007ae351bbtw0ts8_

まずはど真ん中の4pを切ってみました。
しかし、これは間違いです。
2枚持ちの6sを切るのが正解ですね。
いつもアシストするときは自分の和了り目を僅かながら残すようにしていたので、癖でトイツを残してしまったんですね。
トイツを残しているのはチートイツの和了り目を僅かに残すためです。
ですが、この場面は差し込みまで面倒を見るため、和了り目はまったく必要ありません。
例えば1枚目の6sを鳴いてくれなくても、しばらく巡目が経てば手がまとまって、6s周りのターツが出来て、鳴ける形になっていることもあります。
そのときまた6sが切れるので、先に2枚持ちの6sから処理するべきなのです。
4pは1枚しかないので、今鳴いてくれなくて後で鳴ける形になっていても鳴かせることができません。

”全力アシストのときは真ん中の2枚持ちの牌から”

これを念頭に置きたいです。
和了り目を捨てて全力でアシストすべきケースにはまだ慣れてないですね。


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あわてて思い直したので次は6sを切ります。
これを北家がカン6sでチー。


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その次は5pを切ります。
これを北家が567のリャンメンでチー。
親やラス目からいつリーチがかかるかわかりません。
2枚持ちの牌がなければ、とにかく一番鳴いてくれそうな牌から切っていきましょう。
9pや1sは2枚ありますが、端っこなので鳴いてくれる確率は高くないし、5mも北家が8mを切っているので67m持ちで鳴ける形は否定されていますし、46持ちのカン5mもリャンカンを嫌ったことになるので可能性は低いです。
ということは5pが真ん中でもっとも鳴いてくれやすいです。
ターツで言えば34、67、55、46の4パターンもあります。


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その次は5pに次ぐ打牌候補であった5mを切りましたがお声はかからず。


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ここで気になる手出しが入りました。
4センチから赤5mとはいったいなんでしょうか。
僕は反射的にくっつきテンパイだと思ったんですよね。
まだ打点が欲しいところだと思うし、赤またぎのリャンメン待ちということも考えにくいし、577みたいな形でもカン6に受けそうなので、5m周りの待ちはないんじゃないでしょうか。
カン2mもなさそうです。
あとは、愚形残りのイーシャンテンで5mへのくっつきを見ていた可能性もあります。
良形ターツが揃っていれば赤5mはさっさと切って安牌を持ちそうな気もするので、愚形待ちの可能性はけっこう高いんじゃないでしょうか。
いずれにしても萬子じゃなくて他の色の待ちの可能性が高そうです。
赤5mは単にポツンと浮いていたのを持っていただけのように見えますね。

くっつきテンパイだとするとソーズの真ん中の浮き牌にくっついてターツになっている可能性があり、6sは一度鳴かれましたが、当たりになっている可能性は高いと思いました。
なのでこの次に切るのは6sのつもりでした。
7pも4pのスジが一度通ってますけど、くっつきテンパイなら、後にピンズ周りで新たなターツが出来た可能性があるので当たり得ます。
細かな説明は省きますが、僕は6s→7p→8pの順で当たりそうな気がするので、その順番で切る予定でした。


2015112901gm002900007ae351bbtw0ts_6

実際の当たりは3-6pでした。
334に5がくっついてのテンパイです。

当たりそうな牌を推測しながら、可能性の高い方を見極めて切っていくのは本当に難しいです。
もっと精度を高めるなら、リーチがかかった後も差し込みにいけるように、親やラス目の現物を後回しにするとかそういうことも考える必要があります。

ちょっと途中でミスが入りましたが、考えを整理して、テンポ良く打てるように心がけたいです。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2015112901gm-0029-0000-7ae351bb&tw=0

親へのアシスト


2015101205gm0029000071bd0100tw3ts2

役牌2つ他家に鳴かれました。
こういうときって以前に記事(手なりの河)で書いたこともあるんですが、高い手の場合が非常に多いです。
まだ2ハンしか確定してませんが、2000点で終わることはほとんどないです。
2ハン確定なら、もう1ハン2ハン加えて勝負手に持ってくるはずですから、よほど手なりで打つ人でも3900以上には仕上げてくるでしょう。
またトイトイにしてもホンイツにしても使えるメンツが2つ確定しているので、手役も絡ませやすいです。
点棒状況的にも凹んでいるラス目が打点つくらないのはおかしいです。
よって、もうこの時点でほぼオリが確定しています。
今のうちにションパイの役牌など危険牌を処理しつつベタオリに回る構えです。


2015101205gm0029000071bd0100tw3ts2_

赤含みのターツをチーされました。
3900が確定していよいよ危ないですね。
ここからはただオリるだけでなく、少し小細工を労してみます。


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親に鳴かれないためには1pの方がいいのですが、あえて今打たれた8pを合わせます。


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1pや東、中の方が鳴かれにくいですが、あえて今打たれた4mを合わせてみます。


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もう充分安牌は足りてるので東、中でいいですが、あえて今打たれた2pを合わせます。


2015101205gm0029000071bd0100tw3ts_5

もう何も残ってないですが、もしかしたら1pを鳴いてくれることもあるかもしれないと思い、僅かな可能性に賭けてこれを切ります(親に手出しが入っていないことを確認し、トイメンが2巡前に切った4pのスジで、確実に安全なことを確認した上で)。
そしたらこれを鳴いてくれました。


2015101205gm0029000071bd0100tw3ts_6

親に連荘させないことは麻雀における絶対のセオリーです。
でも、この場面はあえて親にアシストして連荘してもらいました。
ポイントはラス目の持ち点です。
現状6000点で、もし一人テンパイなら9000点になってしまいます。
これだと、次局満貫打っても、積み棒込みでも生き残ってしまう。
2人テンパイの7500点なら子の満貫か親の7700放銃で即死状態です。
これは明らかに後者の方が次局以降有利な条件で戦えると思います。

ハイテイが親に回ることもポイントでした。
いっそのこと親にツモってもらえば、ラス目に点棒を一切与えることなく(むしろ減らして)
次局に持ち越すことができます。
2人テンパイよりもずっと有利な条件ですね。

普通なら親に連荘させまいと牌を絞るところですが、ここはあえて親に鳴かせてテンパイを取らせるべき場面でした。
東発からいきなり18000和了られて、その後も立て続けに3900と、どう考えても自分にトップが回る流れではなかったですから。
ここは肉を斬らせて骨を断つではないですが、トップを取らせてラスを断つ打法です。
トビが見えているラス目には簡単に点棒を与えてはなりません。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2015101205gm-0029-0000-71bd0100&tw=3

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