« ハイテイと流局の考え方【三麻】 | トップページ | 統計学のマージャン戦術~レビュー »

三人麻雀の極意~レビュー

Bookfan_bk4839965218

初の実用的三麻戦術本

\(^o^)/★さん(オワタ)の「三人麻雀の極意」を読みました。
発売当時は三麻のモチベーションが低下してて、今更ということになってしまいましたが。

初代三麻天鳳位が解説する初の実用的三麻戦術本ということで、三麻打ちで強くなりたいならこの本を読むしかないですね。
もちろん四麻戦術本は世の中にたくさん出回っているし、四麻戦術本を参考にしてもいいのですが、この本は三麻のフィールドに特化した内容になっています。
その全てが三麻ならではの状況から判断や思考を解説する内容で、四麻戦術とかぶる要素がほとんどありません。
特にツモり損ルールの天鳳を前提としているので、非常に限定的ですが天鳳の三麻を打つ人や、これから打ちたいと思っている人におすすめです。
ツモり損以外の三麻を打つ人にとっては、本書の戦術は守備的すぎると思うので、そのへんは念頭に置いた方が良いでしょう。

手堅くゲームの主導権を握る麻雀

僕からすると、ツモり損ルールを前提として考えても本書の戦術は守備的すぎるかなと思います。
役牌を大事にし過ぎるところ、ダマテンに比重を置きすぎるところが特に気になります。
三麻は字牌の価値が上がるというのが著者の考えですが、ここは自分とまるで逆の考えで、僕は字牌の価値は下がると考えています。
四麻より役牌はもっと雑に扱っていいというか、孤立19牌を大事にすべきかと思います。
というのは三麻にはチーがないので、役牌は特急券にならないからです。
それに役牌を絞る必要はなく、リーチを打たれるより役牌を鳴かせた方が打点が読みやすく、対応しやすいとも考えています。
著者は逆に、三麻のリーチをあまり評価していないから鳴きが強いと考えていて、守備面でも字牌は有効で、他家のキー牌を抑えて押し引きを決める権限を持つという観点からも役牌を持つことは重要と考えていると思います。

これは派閥みたいなもので、強者どうしでも考え方が真っ二つに別れているので、どちらが正しいとか間違っているとかではありません。
私も字牌を重視した打ち方をしていた時期もあったけど、やっぱり合わないなと思って止めたのです。

リーチに関しても、ツモり損の三麻は例えば親の満貫をリーチしてツモって跳満だと12000点で、出和了りの満貫12000点と変わらないじゃないかという指摘があるのですが、実はダマテンの満貫って出和了りするよりそのままツモっちゃうことが多いので、リーチしてないと4000点の損失があります。
この損失はバカにならないし、8000点にプラス4000点のアドバンテージがあったらその後の展開がだいぶ変わってきます。
四麻と違って親満和了れば安泰というわけにはいかないので。

あとドラの見切りも少し早いかなと思いますし、僕とは全然違うなと。
著者はリーチやドラによる加点をあまり重視していなくて、確実な加点や局消化を重視していると思います。
これは繊細な他家への対応や慎重な打ち回しに自信があるからだと思われ、野球の解説でよく先制点をまず取りにいって試合の主導権を握ることが大事とか言われるのですが、あれとたぶん同じです。
投手力や守備に自信があれば大量点は要らないので、バントで手堅く点を取りに行くという作戦も有効になってきます。
だからまずはゲームの主導権を握ることが大事ということなのでしょう。

この打ち方はけっこうしんどいです。
競った展開でシビアな判断が求められることが多くなってくると思われるので。
一言で言うと手堅いというかんじです。
私の方がもっと大味な麻雀を打っていて、取れるときに出来るだけ点を取って楽に逃げ切ろうという考え方をしています。
私には著者(オワタさん)の打ち方はちょっと真似出来ないし合わないなと感じます。
同様に合わない人も居ると思われるので、ちょっと窮屈に感じたり性に合わないと感じたら、別のアプローチを考えたり試してみると良いでしょう。

慎重かつ繊細な打ち回し

もちろん回し打ちやテンパイ料や好形に拘る考え方とか同意出来る点も数多くあるし、概ね間違ったことは書かれていないと思います。
個人的にすごくいいなと思うのは立体図が天鳳のスクリーンショットになっていることです。
僕が天鳳を打ち慣れてることもあるのですが、明らかにこの方が見やすいです。
他の戦術本もこうしてくれたらいいのになと思いますね。

元々本を読む前から他人の戦術を取り入れようという気はありませんでした。
ただ他人がどう考えて麻雀を打っているのかが気になっただけです。
オワタさんとは三人麻雀で当たったことはないんですが、四人麻雀では鳳凰卓で何度か同卓しましたし、三人麻雀同様に慎重かつ繊細な打ち回しが特徴的な打ち手のようです。
オワタさんに近い考え方をする打ち手も三麻鳳凰卓には居ます。
自分はこうは打たないとしても、他人がどう考えてどう打ってくるかを想像することは、麻雀をやる上でも大事なことなので。
考え方が自分と合わないなという点はマイナスではなくて、逆にプラスと考えています。
三麻データ本のような細かく詳細な状況判断を追及するというよりは、
打ち手の基本的な考え方や思考、大まかな方針がよく分かって良かったと思います。

アマゾンで購入↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4839965218/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_TPRcEbASYB06P

« ハイテイと流局の考え方【三麻】 | トップページ | 統計学のマージャン戦術~レビュー »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ハイテイと流局の考え方【三麻】 | トップページ | 統計学のマージャン戦術~レビュー »

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

twitter

歌ってみた

リンク

無料ブログはココログ