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ハイテイと流局の考え方【三麻】


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テンパイ料とハイテイ操作の考え方は三麻独特のものがあります。
流局まであと僅かなので、ここで形式テンパイを取って、テンパイ料を獲りにいこうと考える人も居るかもしれません。
鳴けばリーチ者のハイテイをずらすことも出来ます。
テンパイに取って出て行く發は完全な安牌。
仮に14巡目あたりのケイテン仕掛けの鳴きを統計データで採ったとすると、明確に鳴き有利となるはずです。
テンパイ料が少ない三麻でもそれは変わりません。

しかし私には知識ではなく経験があります。
過去に三麻を打ってきた経験で似たような状況を思い出しながら、今後の展開を予測しました。
まず直感的に閃いたのは、西家が明らかにベタオリしている状況なので、8sが合わせ打ちされる可能性が高いということ。
その次に考えたのがリーチ者のハイテイをずらすのではなく、消すことは出来ないか?ということです。


_2

ということでここは一旦スルーして西家が合わせてくるのを狙い打ちしました。
これを鳴く方がリーチ者のハイテイを消した上でツモも1つ減らすことが出来るので、かなり有利になります。
瞬間だけ切り取って考えれば、さっきの東家からポンすることは有利に思えますが、過去の経験から西家が合わせ打ちしてくることを直感的に感じたので、自分にとってさらにより良い展開に持っていくことが出来ました。

とはいえ、西家が8sを持っていないこともあります。
その場合は北がもう1枚山に残っているので、流局までに自分か西家が引ければリーチ者のハイテイを消せます。
他にも下家がカン材を何か持っていて、流局までにカンをしてハイテイを消してくれる可能性もありますし、自分が鳴くことでそれらの可能性を消してしまうことにもなるので、総合的に考えて①の状況から鳴くのは損になると思います。

これは統計データでの解析は難しいと思います。
一律に14巡目からケイテン鳴きはありか?と考えるとありになってくるんですが、状況がいろいろと複雑に絡み合っているので、それらを総合的に判断するとなしになる。
過去の経験がものを言いますね。
今までハイテイで親に高い手をツモられて痛い目に遭った経験が過去に何度もありますし、テンパイ料ごときよりハイテイを消す方がずっと大事なのは分かっていました。

三麻においてハイテイをずらすことはそれほど大事ではありません。
それよりも鳴きでハイテイそのものを消してしまうことの方が大事ですし、カン材や北抜きによってもハイテイは消せるので、四麻よりもハイテイ消しの手段がずっと豊富に存在します(四麻より三麻の方がカン材も集まりやすいので)。
それにハイテイの1ハンがそれほど戦局に影響を与えることはありません。
リーチドラ1ツモにハイテイの1ハンがついて満貫になったら大ダメージですが、ドラが多くインフレしている三麻では満貫以上が当たり前で、4ハンが5ハンになったり、6ハンから7ハンになったりしても点数は変わらないからです。


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ケイテンに関してもう1つ重要な考え方があります。
三麻の場合は形式テンパイに取っても、危険牌を引いたらほぼオリることになります。
テンパイ料で得られる収入と放銃打点による支出のバランスを考えると、危険牌の押しは見合わないからです。
これは経験ではなく、統計データの上でもはっきりしていることです。
どうせ危険牌を引いたらオリるのだから、ケイテンで鳴いてもあまり意味はないですね。
そういうわけで最後はハイテイで危険牌を引いてオリることになりました。
ただ今回は親からハイテイを1つ奪っているので、オリてもそれなりに価値のある鳴きだったと言えます。

三麻のテンパイ料の価値が四麻より低いことはよく知られていると思いますが、ハイテイを消す重要性が上がっていることも見逃せません。
四麻のような感覚でケイテン取りの鳴きをするのは良くないことが多いでしょう。
ただ、今回のようにケイテン取りついでにハイテイも消せるなら価値が高いです。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2019121607gm-00b9-0000-d447743c&tw=1&ts=0

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