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鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム~レビュー

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機械のようであり人間のようでもある

お知らせの「鬼打ち天鳳位の麻雀メカニズム」読みました。
一見するとデジタルど真ん中。
その実は鬼打ちによる経験則から築き上げ、磨き上げられたシステムのようで、統計データの類は一切出てきません。
人間の思考能力をいかに効率良く使うかという点に焦点が当てられており、その答えは事前準備の一言に尽きるでしょう。
状況が変わるたびにその都度考えていたのでは間に合わないというのはその通りだと思います。
刻一刻と変化する状況に備えて何が出来るかというのがこの本の趣旨です。
やってることは機械のようでも、考えてることは人間的なようでもあります。
人間は機械と違って瞬時の判断が出来ません。
だから事前に何かが起こったときのためにあれこれ考えておくというわけですね。

量産型デジタルから脱却する

よくある麻雀の戦術書には無スジの危険度Aであるとか、字牌の危険度がBであるとか、統計データをもとにおおまかな牌の危険度が書かれてありますが、これは実戦的にはおおざっぱ過ぎて使いものになりません。
もっと精度の高いベタオリをするために必要なことがこの本には書かれています。
リーチ判断も点棒状況からの他家の動向読みを含めた、きめ細かな情報処理を元に判断する方法が書かれています。
だからこれは量産型デジタルから脱却するための書であり、ジムではなく、ガンダムを目指す人のための書です。
つまり中級者から上級者向けです。
システムと言ってもおおざっぱでもなく、わかりやすくもないので、体得するには骨が折れる作業です。
量産型デジタルとなって手っ取り早く勝ちたいみたいな内容ではありません。
ドラ1、ドラ2は孤立役牌より孤立19牌を重視とか、そのあたりは一応方針としてわかりやすいですが。

また、手づくりに関する項目も実戦的でいいと思います。
正直何切る本に出てくるような問題は重要ではないし、実戦的ではありません。
この本に出てくる牌姿はかなりテンパイから遠く、サンシャンテン以下のが多いので、そういう牌姿で何を切るかの方が重要ですし、実戦的な場では必要なことなんです。
実戦的にはイーシャンテンの牌姿は誰が切っても同じような簡単な手になることがほとんどですから、サンシャンテン以下のテンパイから遠い手の方がさばき方が難しいと言えます。

お知らせさんの麻雀

難点は問題の問いの意図が分かりづらく読みづらいことです。
これに関してはQ&A形式にする必要はなかったと思います。
Qを確認するためにいちいちページを巻き戻す作業を繰り返す必要があって、後から読み返してもいまいち内容が確認しづらいです。

ちなみに私はよくお知らせさんの複アカとよく間違われるのですが、中身はもちろん別物です。
三鳳ではよく対戦しましたが、私と違って半端な押し方はしない、オリると決めたらとことんというタイプです。
今でも覚えているのですが、5巡目くらいに私がチートイの1枚切れ字牌単騎待ちでリーチしたのですが、お知らせさんは当たり牌を一発で掴んで止めてベタオリしていました。
私はこの待ちならリーチでも出ると確信を持っていました。
1枚切れの字牌など5巡目あたりならノータイムでツモ切るのが普通です。
そのあたりは本書を読んでもよくわかりました。
半端な押し方はしないのだなと。

それに機械のように一定のリズムで打牌を繰り返すイメージもあります。
事前にいろんなことを考えながら打っているのでしょう。
状況が変わってもさほど動じないし、ある程度は想定出来ているようです。

四麻では対戦経験がないですが、何度か観戦した印象では、孤立役牌より孤立19牌を優先することが多く、見ていて不安になりました。
安牌が不足するんじゃないかと・・・。
しかしこれも本に書かれている通りです。
要するに面前リーチをもっとも重視していて、序盤手広く、後手を引いたら徹底したベタオリというタイプです。
堀内正人に少しタイプが似ているかもしれません。

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