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内切りカンチャンの読み

東1局西家、ドラ西

九萬白一索發六筒八筒横白

※6p8p、宣言牌の白は手出し

こんな捨て牌の他家からリーチがかかりました。
このリーチの待ちを読んでみましょう。
1つ大事な前提があるのですが、今回は手出しを確認してないと読めるものも読めなくなってしまうということです。
過去に検証したリーチの待ち読みは、手出しは見なくても通用するものでした(宣言牌だけ手出しなのを確認すれば充分)。
今回は68pのカンチャンターツを手出しで切ったという確実な情報がなくてはなりません。
と言っても8pの手出しだけでも確認すればターツ落としなのはほぼ確定です。
宣言牌の白も手出しでなくてはなりません。

この捨て牌のポイントは68pのカンチャンターツを内側から切っていることです。
外側から切るのはよくありがちでそこまで強い情報ではないんですが、内側から切るのはどんなときでしょうか?
簡単に思いつくのは、手牌に良形ターツが揃っていて、愚形ターツが必要ないときでしょうかね。
愚形残りの場合は、2つのカンチャンターツのうちのどちらかを外すと思うんですが、

一萬二萬三萬四萬五萬一筒二筒三筒六筒八筒六索八索南南

例えばこんな形だとしたら、6pは切りません。
8pを切り、5p引きの良形変化を期待するでしょう。

三萬四萬五萬一筒二筒三筒六筒八筒三索四索六索七索南南

でも仮にこんな形だったらどうでしょう?
良形ターツは揃っていますが、ソーズ部分が二度受けです。
8pを切って5p引きの良形変化を期待するでしょう。
5p引きで二度受けが解消出来るのは大きいです。

三萬四萬赤五萬一筒二筒三筒六筒八筒三索四索七索八索南南

ではこのくらい充分形だったらどうでしょうか?
いやいや、それでも赤5p引きを期待して8pを切りますという人は多いのではないでしょうか。
ドラはもう1枚欲しいです。
それにまだ5巡目です。
このくらいだったら6pも8pも危険度にさほど差がないことも多いですし、他家を警戒するにしては早すぎます。
もっと大きく狙ってみても良いでしょう。

つまり良形ターツが揃っていてもそれだけではカンチャンを内側から切る理由にはならないのです。
もしあるとしたらドラが2枚以上ある充分形の中の充分形か

一萬二萬三萬四萬五萬六萬三筒四筒六筒八筒六索七索南南

こういう形。
これなら赤5pの受け入れもありますし、8pから切って5pを引いたとしても4連続形を残す意味がない。
内側から切る意味はこれの可能性が高いと思います。
ですから、2-5pの待ちは非常に危ないと言えますね。

一萬二萬三萬四萬五萬六萬三筒三筒六筒八筒六索七索中中

他に考えられるのはこんな形から6pを先切りした場合。
中を鳴いてテンパイを取りたいので、5p引きの両面変化は要らない。
もし裏目の5p引きでも3pトイツのフォローになるので役に立ちますし、
6pを先に切っておけば面前でテンパイしたときにスジ待ちのシャンポンでリーチが打てます。

一萬二萬三萬四萬五萬六萬一筒二筒六筒八筒六索七索南南

他にはこんなパターンもあります。
発想としてはさきほどのパターンと同じで、6pを先に切ってスジ待ちでリーチを打とうとしています。
5p引きの両面変化を捨てても、捨て牌が強くなるのでさほど痛くはないということです。
どちらも出現率はさほどでもないと思いますが、スジの3pはカンチャン待ちはほとんどないにしても、通常より危ないと考えられます。

一萬二萬三萬四萬五萬六萬一筒三筒六筒八筒六索七索南南

他にはカン2pのターツを残して68pの6pを切った場合です。
カン7pよりカン2pの方が端にかかってる分強そうですし

裏目の5p引きでも

一筒三筒五筒

とリャンカン形が残るのでさほど痛くない。
テンパイして愚形待ちでも

九萬白一索發六筒八筒横五筒

このような強い捨て牌で、モロヒ待ちと言っても2pはかなり安全に見えるのではないでしょうか。
5pを引かなかった場合は最初の捨て牌でカン2p待ちになります。
しかし上の手牌からは素直に8pから切る人も多く、6p切りが優れているとしても出現率はさほど高くなさそうです。

一萬二萬三萬四萬五萬六萬二筒三筒六筒八筒六索七索南南

ピンズの1-4p受けの両面ターツが残っている場合も6pが切られやすいです。
5pを引いても2度受けの両面が残るだけですから。
唯一の裏目と言える赤5pを引いたとしても

二筒三筒赤五筒

4pを引けば赤5pが使い切れます。
1-4pは少し危険な無スジと言えるでしょう。

一萬二萬三萬四萬赤五萬六萬赤五筒六筒六筒八筒六索七索南南

4-7pの可能性は、こういう手牌から6p、8pと切ったことになりますが、8pから先に切って6pのタテ受けを残すのが普通です。
ただ、赤5pの場合は赤が出て行ってしまいますし、6pを残すとソバテンになるのでそれを嫌って内側から6p、8pと切るのも自然と言えます。
放銃率は低そうですが、刺さったときは高確率で赤が絡むので安全とも危険とも言い難いですね。

9pのシャンポン待ちの可能性は

八筒九筒九筒中中白

ここから8p切って安全牌の白を抱えたことになるのでほとんどないです。

一萬二萬三萬四萬赤五萬一筒二筒三筒六筒八筒九筒九筒六索七索

こういう形だと6pを切って一時的に7p受けを残すということも考えられます。
ピンズでもう1面子構成できれば、マンズの連続形で頭をつくりにいくことで加速することも出来るので。
この場合も9pがヘッドになってはいますが、9pが待ちになることは考えにくいです。
ただこれはよくあるパターンなので、9pがヘッドになっていたり暗刻になっていたりする可能性は高いと思います。
山読みに生かすことも出来るかもしれません。

≪まとめ≫

2-5pが明確に危険と言えると思います。
字牌が宣言牌なこともありますが、愚形残りだとは考えにくく、良形待ちのリーチである可能性が非常に高い。
ただ愚形の中でもスジの3pだけは唯一ケアしなくてはならない待ちです。
1-4pも少し危険です。
4-7pは一見安全に見えるかもしれないですが、安全とは言えないので気をつけましょう。
手牌のバランス的に、ピンズの下を持っている可能性が高いので、そこが待ちになっていることが多いと考えられます。

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