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ハイテイツモ消しの鳴き

ハイテイずらしの鳴きはさほど難しいことではないと思います。
目的は他家のハイテイの1ハンを消して失点を減らすことです。
正しくハイテイを数えられていればまず問題はないです。

ハイテイの数え方は以前記事にも書いたので参考にしてください。

四麻のハイテイの数え方
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-febc.html

今回はハイテイの1ハンと同時に他家のツモを1つ消す鳴きについて書きます。
これは単にハイテイずらす鳴きと違い、格段に高度な判断力や状況把握能力が試されます。
ねっとりじっくりと検証していきましょう。


_1

3位で迎えたオーラス2本場です。
ラス目からリーチがかかり、自分はひとまず現物の6pを切り、トップ目の下家も現物の5pを切ってきます。
これは鳴くのもありかな、どうかなというところだと思います。
和了りに向かう鳴きではありません。
むしろ鳴くと和了りから遠くなるのですが、鳴くとリーチ者の一発が消せる、流局まで持ち込めばリーチ者のハイテイと同時にツモが1つ消せるので3つのメリットがありますね。
ただし、ラス目と自分の点差が8300点差であり、供託を加算すればぴったりちょうど平和ドラ1ツモでまくられるんですね。
場を見るとドラも赤5pの1枚しか見えておらず、さすがに平和ドラ1かリーチドラドラか、どちらかは条件を満たしてることの方が多いでしょう。
ということはハイテイも一発も消す価値はあまりないですね。
これがもし字牌がドラだったり、100点だけ自分の方が点数持ってたりすると一発やハイテイを消す価値も上がるので鳴いてもいいかなと思います。

自分の手は和了りに向かえる手ではなく、まだ巡目が浅いですが、このまま流局に持ち込むのが現実的なラス回避策だと思います。
巧くいけばチートイツでテンパれるかもですが、どうせすぐオリることになるので、あまり期待はできないですね。
これがもし東が役牌だったりすると話が全然違うんですけどね・・・。

和了りは捨ててもいい。
ただ、まだチャンスはあります。
この席の並びだと東家、北家、どちらからポンしても南家のツモを1つ減らすことができます。
5pは枯れましたがトイツが3つ残ってるので、もう一度鳴けるチャンスがあるでしょう。
ということで、ここはスルーです。


_2

ここで問題視すべき事案が発生。
トイツをほぐすのは良くないですね。
5pを切りたかったんですが、親が4sを押してるのがどうしても気になっちゃったんです。
満貫刺さればラス落ちのリスクを犯してまで危険な牌を押すのはなかなか考えられないことです。
それがどれほどリスキーなことなのか、理解していない人は1人としてこの卓にはいないでしょう。
かなりの覚悟を持って4sを切ったのは間違いないです。
現物待ちで張ってるかも、なんて思っちゃったんですね。
実際は安牌が足りなかっただけだったようなのですが。
現物待ちもなくはないのですが、この場面でリーチ者のツモを1つ消すことはけっこう大きな価値があります。
5pを切ってもいいのですが、どうしても切りたくないのなら東にするべきでした。
他家の視点から見ると、万が一刺さる可能性のある1枚切れの字牌より、現物の2pの方が打ってくる可能性は高いので。


_3


ここでまたまた!またまた問題しすべき事案が発生!
トイツをほぐしてはいけないとあれほど!

親がダマで張ってるかもしれないという意識でだいぶ混乱してますね。
冷静に考え直してみれば、親にダマで振ってもそれはそれでいいことなのです。
ラス目にツモられて自分がラスになるよりましなのですから。
親に振らなかったせいでその後ツモられてラスになることだってあります。
ダマの可能性は無視するべきでした。
9sを切ってしまったのはけっこう痛いですね。


_4

ここで念願の下家からポン。
無事任務完了となりました。
下家はベタオリしているので現物以外に安牌がなかったのでしょう。
現物が足りていたらどうなっていたことでしょうか。
9sや2pのトイツを残していればもっと余裕で鳴けていました。


_5

ハイテイは東家となり、南家のツモは1つ消えて流局しました。
ここで南家の手を見てください。
3面張で張っていますね。
3面張ということは3種の待ち。
麻雀牌は全部で34種類ですから1ツモあたり34分の3の確率。
つまりおよそ8.8%ということです。
実際はリーチ前に8sが2枚切れてたり、自分で5s1枚使っていることを考慮に入れるともう少し下がりますが、それでも12回に1回はツモられるということを考えると、1ツモ減らすことの価値がよく分かるのではないでしょうか。

それに予想通り平和ドラ1の手だったので、条件は裏なしで満たしていました。
ということはハイテイや一発を消すことはやはり意味がなかったということです。
もちろんこれは結果論になりますが、そうなってることの方が多いと思います。
いずれにせよ、この場面では南家のツモを1回消すことが何よりも重要で大事だということです。
今回は安牌に困らない手でしたが、無スジを押しても8%くらいは刺さるものなので、少々安牌に困ったとしてもリーチ者のツモを消した方が得策ですね。

和了れないからといって単にベタオリするのではなく、他にやれることがあるならきっちりやっておきましょう。

ちなみにですが、この前天鳳のゆっくり実況動画を投稿しました。
内容はブログに比べるとゆるいかんじで実戦的な思考を解説しています。
ハイテイツモ消しについても少し解説しています。
2回くらい考えたのですが、成功はしませんでした。
半荘を通した実戦の全体的な流れを見てみると、ハイテイを消す必要性も分かってくるのではないでしょうか。

私もこの鳴きの必要性は感じていますが、実際のところはまだ慣れていません。
だから今回もバタバタしております。
今回のようにツモられたら終わりという場面ではかなり無理して狙う必要があります。
でもそうではない場合は、あまり無理は禁物です。
ポンすると安全牌が足りなくなることが多く、かなりリスクが大きく諸刃の剣なので、使いどころが難しいですね。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2018080818gm-00a9-0000-8d20df30&tw=1

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