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2016年11月

10/27~11/22、何切るツイートまとめ

10/27~11/22までの何切るツイートまとめです。
今回も難問揃いです。
あらゆる角度から検証を重ねるのに時間がかかりました。
ヘッドレスの牌姿については、いずれまた他にも問題をたくさんつくって検証しようと思います。

① 東4局東家3巡目、ドラ南ツモ三筒

七萬八萬二筒三筒一索二索三索五索赤五索南南中中

これは通常の5ブロック手順だと、どのブロックに手をかけるか非常に悩ましいですね。
まず、78mに関してはチートイツは残るものの、チャンタは消えてしまいますし、6-9mという強い受けもなくなってしまいます。
中とチャンタがあれば9m1p中あたりは即仕掛けていけるので、面前限定のチートイツを見る意味はあまりないです。
ほぼ副露手になるのでチートイツはすぐに消えてしまいますからね。
どうせ仕掛けることになるなら6-9mの強い受けを残しておきたいところです。
南を切るとチャンタが消えて仕掛けにくい手になり、打点も満貫から2900と大幅に下がるのでこれもないですね。
中はチャンタと役牌の2つの仕掛け役が同時に消えて、チートイツも消えて、面前の面子手限定の極端に窮屈な手になってしまうので、これもないです。
ということは5s切りで5ブロック手順とするか、3p切りで6ブロック手順とするか、どちらかになると思います。

5sを切った場合、ツモや鳴き牌次第では中ドラドラの5800止まりとなってしまう可能性があります。
この手はどうしても満貫に育てたいのでそれでは不満ですね。
しかし、浮いた赤5sに4sや6sがくっついて使いきれるようになったり、チャンタを付ければ赤がなくても満貫にはなるので、そこまで打点の期待値が下がるわけではないです。

3p切りの場合は、6mや4pをツモってチャンタがつかなかった場合でも、どちらかの両面を落として赤のトイツを残すことで確実に満貫になります。
確実に満貫にしたいなら3p切りということになってくるでしょう。

一応これを一人麻雀練習機でシミュレートしてみたところ、赤がない牌姿でしか計算できなかったんですが、それでも5s切りが明確に有利というほどではなく、3p切りとの差は微々たるものでした。
これに赤5sが絡むとなると3p切りの方が期待値は確実に上です。
ただ鳴きを考慮するとこれがどこまで縮まるのか、または逆転するのかは不明です。

七萬八萬二筒三筒三筒一索二索三索南南南中中

七萬八萬二筒三筒一索二索三索赤五索南南南中中

5s切りのメリットは南をツモったときの形です。
上は5s切りから南ツモ赤5s切りで両面受けとトイツフォローのある中のポンテンも利く完全イーシャンテン。
下は3p切りから南ツモ5s切りで、両面両面の余剰牌がある中のポンテンは利かないイーシャンテンです。
これは圧倒的に差があります。
特に上の形は中の満貫ポンテンが取れるので強すぎです。
リーチを打たずにドラ暗刻で隠し持っているということは、和了りやすさも全然違うでしょう。

そういったことを考えると少し打点の期待値は下がりますが、5s切りが有利となるのではないでしょうか。

② 東4局北家7巡目、ドラ五索ツモ三索

一萬二萬三萬七萬八萬九萬九萬一筒三筒一索二索五索六索

これは6s切りがスルーされそうな流れだったので、自分も議論に参加しました。
あまり自分が主張しすぎると主観染みたものになりそうで嫌だったのですが。

ヘッド固定するかどうかで何切る
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-f6f9.html

ヘッドレスイーシャンテンから面子を崩してヘッドを固定するか、ヘッドレスに受けるかについてはある程度この記事でまとめました。
これは単純両面形のイーシャンテンのみで、愚形については扱ってません。
ですが、手役が絡む愚形ターツは、基本的に両面と同等か、それ以上に価値があると考えればいいです。
(いずれまた手役と愚形絡みの牌姿についても細かく取り上げます)
ここでの結論は、単にヘッドレスかヘッド固定かの2択ではなく、両面を嫌って亜両面受けを残す選択も有力であるということです。
亜両面受けを残すという選択はどうしても見逃されがちです。
ツイートの流れを見ても6s切りは異端であるかのような印象を受けます。
しかし、よく考えてみれば78m切りのロスは6-9mの6枚なのに対して、56s切りのロスはドラ表示牌を含めたら7枚で、1枚差しかありません。
しかも5sのタテ引きを考慮すると、全体では78m切りより、6s切りの方が2枚受け入れが多いです。
最終形に関してもその2つを比較してそれほど差がありません。
待ちはドラまたぎの真ん中寄り4-7sより、9m残り2枚ですが端寄り6-9mの方がほんの少し良さそうなくらいじゃないでしょうか。

あとは、6s切りだと打点面でジュンチャンが付くのと、ドラタテ引きで即テンパイするのがメリットです。
6mツモだと三色のみでドラが出て行ってしまいますが。
78m切りだとドラのタテ引きが無駄になってしまうので、47s引きでの1ハンアップのみ。
打点面では6s切りが上回ります。

仕掛けの面では、6s切りだと9mチーでジュンチャン三色の3900愚形テンパイ、6mチーで三色のみ愚形、2pチーで安め三色のみ高めチュンチャン三色の3900準良形テンパイ。
ということで、特に9mと2pには魅力ありで、他はいまいちです。
78m切りの場合は2pチーでドラ三色良形の2000点、4-7sチーでドラ三色愚形の2000点。
ということで、愚形の捌ける2pチーはまずまずですが、打点面でどれもいまいちです。
6s切りの方が仕掛けのメリットが上回ると思います。

ここまで考えると78m切りよりは確実に6s切り。
デメリットはドラが浮いてしまってテンパイ時に高確率でドラが出て行くことくらいですが、テンパイしなければベタオリするだけなので、さほど問題ではないと思います。
むしろ2枚目のドラをツモったときは78m切りの方が処理に困ります。
6s切りならそのまま使い切ってテンパイですからね。

他の選択では1p3p切りは平和ドラ1止まりで仕掛けも利かないので、良形確定を考慮してもいまいちです。
9m切りでヘッドレスに受ける場合は三色と平和があるので、どれを引いても手役が残り、最悪単騎テンパイになってもダマで出和了りも利きます。
なので意外と頭探しに困らないのですが、打点面ではいまいち。
ということで場況を抜きにすれば6s切りを正解とします。

③ 東1局北家4巡目、ドラ八索ツモ八筒

三萬四萬七萬八萬二筒三筒四筒赤五筒七筒八筒九筒五索六索

これもまたヘッドレス何切るです。
ただ、今まで扱ってきたのはイーシャンテンの牌姿ばかりなので、今回はリャンシャンテンということで勝手が違います。
イーシャンテンと違い、リャンシャンテンからは慌ててヘッドを固定する必要はないというのが基本的なセオリーになります。
テンパイに近づくほど有効牌が減り、ヘッドがつくりにくくなるからです。
しかし、これは8pを切ってヘッドレスとしてはいけません。
何故かというと、それはまとめツイートの流れを見れば一目瞭然です。
ヘッドが出来る受けはたくさんあるので、これはたまたまかもしれませんが、2p切りとしておけば良かったですね。
ここからイッツーは見なくていいです。
タンヤオの方が6m引くだけで確定するので、狙うならそっちです。
ということで9p切りも有力な選択肢の1つになります。
6mだけでなく、4pや6pを引いて78m落としとしてもタンヤオが確定するので、打点の期待値が高くなります。
しかし平均的な期待値を見ると2p切りにはほんの少しだけ足りません。
受け入れの差が2p切りは44枚、9p切りは28枚ですから、さすがに差が大きいですね。
ただ打点的なメリットが大きく、全体的な期待値の差は微々たるものです。
赤ドラがなければ確実に9p切り有利です。
8p切りも悪くはないのですが、それ以上に両面ターツの揃っているこの牌姿ではノベタンの価値は低いので、単騎テンパイになるデメリットを考えると、イーシャンテンで8pヘッド固定手順が残るように、2p切りとしておくのがいいでしょう。

愚形一気通貫何切る

イッツーが絡む愚形のターツを残すか、両面ターツを残すかというテーマで何切る問題をいくつも考えてみました。
麻雀の基本的なセオリーは愚形を嫌って良形を残すことですが、そのセオリーが覆る例外をいくつも覚えておく必要があると思います。
特にイッツーが絡む場合は愚形の価値が良形の価値を上回るケースが多々あります。
今回も一人麻雀練習機によるシミュレート結果を参照しました。

① 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒八筒九筒三索四索五索七索八索

上の牌姿から何を切りますか?
これは5巡目までは8s切り有利となっていて、6巡目以降は9p切り有利となっています。
どちらも期待値に差があまりないので、頭を悩ます問題です。
一番嫌なのは8sを切ったときに、3pをツモって愚形の役なしドラなし
のテンパイになることでしょう。
こうなったときにリーチをかけるのか、薄い手変わりを待ち続けるのかがまた難しいです。
なので基本的に巡目によらず9p切りとしてもいいと思います。
もともとそんなに差はないし、9p切りの方が必ず平和が残る分安定感があって、対応しやすいからです。
ちなみに9p切りと8p切りはどっちでもいいレベルですが、9p切りとしておけば8pヘッドになって4pをツモったときにタンヤオが見えます。

② 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒四筒五筒八筒九筒三索四索五索七索八索白白

役牌ヘッドのケースになるとどうなるでしょうか?
これは明確に7s切り有利。
12巡目から8p切り有利となりますが、無視できないレベルで8p切りとの期待値の差が表れました。
これには抵抗がある人も多いと思いますが、たとえ両面でもリーチのみをつくる意味はあまりないと思います。
リーチツモイッツーで満貫になるので、受け入れは狭いですが、大きく狙っていきましょう。
空振りしても元々リーチのみの手なので大して痛くはないです。
3pをツモって愚形の役なしドラなしの手をテンパイしたときは対応が難しいですが、6pツモでイッツーの手変わりや、89pツモで役牌とのシャンポン手変わりを待つと思います。
役牌ポンして単騎待ちに手変わりしてもいいですし、①と違って役なしドラなしのテンパイからも柔軟に対応できるのが強みです。
ちなみにフリテン三面張は要らないので8sではなく7s切りからでいいです。

③ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒四筒五筒八筒九筒三索四索赤五索七索八索白白

ドラ1のケースですが8p切りが正解です。
これは普通にリーチドラ1良形を狙っていく方針で間違いないようですね。

④ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒四筒五筒八筒九筒三索四索五索六索七索白白

ソーズ部分が三面張だった場合ですが、これでもまだ愚形ターツを残すべきでしょうか?
これは8p切りが正解。
一応3巡目までは3s7s切り有利となっているんですが、微差なので無視していいレベルです。
リーチのみとはいえ三面張なら残す価値はありそうですね。

⑤ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒四筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

少し形は変わってペンチャン2つのケースです。
これは明確に7s切り有利。
①と似ているようですが、こちらはペンチャンを嫌っても愚形が先に埋まらないと平和にならないことと、両面を嫌っても受け入れは狭いですが、必ずイッツーでテンパイするので、明確に期待値に差がついています。
仕掛けが利くので、テンパイだけなら7s切りの方が速いくらいかもしれません。
これもフリテン三面張は要らないので、8sではなく7s切りからでいいです。

⑥ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒四筒五筒六筒八筒九筒三索四索赤五索七索八索

ドラ1のケースはどうなるでしょうか?
これは1pか9p切りが正解。
どちらを切るかは場況次第です。
ただ8s切りも期待値にあまり差はなく、場況次第で8sを選ぶ選択もありです。
ピンズ落としはフリテン三面ターツの受けが残るように、1pもしくは9pから。
ソーズを嫌う場合も7sではなく8sから切ります。

⑦ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒四筒五筒六筒八筒九筒三索四索赤五索七索八索白白

役牌ヘッドのドラ1のケースです。
これは8s切りが正解。
7巡目から1pもしくは9p切りが有利となっています。
⑥に比べて少しイッツーの評価が高くなっていますね。
この場合は愚形を嫌っても平和が付かないからじゃないでしょうか。
③とは同じドラ1で似てるようですが、こちらの方がイッツーの評価が高くなっています。
良形が確定してない分、リーチドラ1の評価も下がっているんじゃないでしょうか。

⑧ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒四筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索六索七索

ドラなしで三面張を含む場合です。
これは7sもしくは3s切り
三面張を嫌ってでもペンチャンを残した方がいいようですね。
けっこうはっきりと期待値の差があります。
三面張の平和のみならけっこう強いんですが、この場合は大体三面張の方から先に埋まって、愚形のリーチのみでテンパイしてしまうからでしょうかね。

⑨ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒四筒五筒六筒八筒九筒三索四索赤五索六索七索白白

ドラ1かつ役牌ヘッドの場合です。
これははっきりと1pもしくは9p切り有利となっています。
ドラ1あれば三面張より手役を優先することはないということでしょう。

≪まとめ≫

条件がけっこう複雑で難しいです。
ドラなしだから、ドラありだからというだけでは決められませんね。
これらの問題1つ1つを覚えておくしかなさそうです。

二度受け一気通貫何切る

イッツーに絡む二度受けの両面ターツを残すか、二度受けでない両面ターツを残すかというテーマで何切る問題をいくつも考えてみました。
二度受けの両面ターツは見た目が良形でも受け入れは愚形ターツと同じなので、勘違いしやすいかもしれません。
評価を大きく見積もりすぎている可能性がありますね。
今回も一人麻雀練習機によるシミュレート結果を参照しています。

① 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒三索四索五索七索八索

上の牌姿から何を切りますか?
正解は
7s切り
7p切りの方が受け入れ枚数が多いですが、ここは当然二度受けの両面の方を残します。
6sツモのフリテン三面張は要らないので、基本的に8sじゃなくて7s切りです。

② 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒赤五筒七筒八筒三索四索赤五索七索八索

ドラドラのケースになるとどうでしょうか?
これは1p切りが正解となります。
ドラ2枚あればもう打点充分ということで、イッツーは要りません。
2度受けの両面は受け入れが狭くなるので嫌います。
自分で1枚使っている真ん中寄りの3-6p待ちは弱いので、6-9pの方を残すのがいいです。
一応25pツモでヘッドが入れ替わればタンヤオが見えるので、1pから切っていきましょう。

③ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒三索四索赤五索七索八索

ドラ1のケースになるとどうでしょうか?
これは7s切りが正解です。
ただ、10巡目からは1p切りが有利となっています。
微妙な差なので、常に7s切りでいいというわけではありません。

④ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒三索四索赤五索七索八索白白

役牌ヘッドの場合ですが、ドラ1のケースで比較してみます。
これは7s切りが正解です。
ただ、7巡目からは1p切りが有利となっています。
ほんの少しですが、数牌やオタ風がヘッドのときと比べて二度受けの両面外しが不利になっています。
跳満効率の差で平和が付く方がイッツーの評価が高いのかもしれません。

⑤ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒三索四索五索六索七索

少し形は変わって三面張を含む場合です。
これは7s切りが正解。
これでもまだ二度受けの両面を残すべきということのようです。
受け入れは1p切りに比べて8枚差がつくのでけっこうきついのですが。
ただ、7巡目からは1p切り有利となっています。
なので序盤に限っては大きく狙っていく方針です。

⑥ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒三索四索五索六索七索白白

役牌ヘッドで三面張を含む場合です。
これは7s切りが正解。
ただ、8巡目からは1p切り有利となっています。
何故か⑤のケースとほとんど変わらない結果になりました。
平和がつくかどうかはあまり関係ないようですね。

⑦ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒四筒五筒七筒八筒三索四索赤五索六索七索白白

ドラ1のケースですが、1p切りが正解です。
ここまでくると常に三面張を残す方が有利になってきます。

≪まとめ≫

ドラなしのケースは二度受けの両面を残した方がいい場合が多いですが、ドラ1のケースはかなり微妙になってきます。
場況や巡目によっても判断が変わりやすいので気をつけましょう。
ドラドラのケースはイッツーに拘らず、受け入れが広い方にとればほとんど間違いがないです。

ヘッド固定するかどうかで何切る

「進化するデジタル」のこの問題がツイッターで話題になっているようです。
ヘッドレスに受けるかヘッド固定するか。
実はこの課題は最近よく考えるのですが、もろもろの複雑な条件が絡み合い、ちょっとした微妙な形の変化でヘッド固定が有利だったり、ヘッドレスが有利だったりしてコロコロ変わりやすいので、一度頭を整理して記事にまとめたいと思っていたところです。
ただ、本当に条件が複雑で多岐に渡るので、今回はほんの少しのさわりだけでしかありません。
手役が絡んだり、連続形複合形が絡むケースについてはまだですからね。
今回はとりあえず単純両面形のみのイーシャンテンの牌姿だけとなっています。
一人麻雀練習機によるシミュレート結果も参照しました。

① 東1局西家8巡目、ドラ西、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

上の牌姿から9mをツモってきましたが、ヘッドレスとするかヘッド固定とするか、どうしますか?
これは7m切りとしてヘッド固定するのが正解です。
7mの方が安全度が高いなら8m切りでもいいですが。
9m切りとした場合、受け入れは8種28枚、うち良形が4種12枚
7m切りとした場合、受け入れは4種16枚、うち良形が4種16枚となります。
これは7m切りの方が良形になる枚数が多いですし、テンパイまでの距離は遠ざかるものの、和了りまでの距離は近づいています。
一人麻雀練習機でも14巡目まで7m切りが有利と出ました。
ただし、一人麻雀練習機はノーテン罰符を考慮していないので、実戦的には12巡目あたりから9m切りが有利になってくるのではないかと思われます。
テンパイを取るだけなら9m切りが大きく有利なので、終盤は和了りを捨ててケイテン狙いに切り替えます。

② 東1局西家8巡目、ドラ八筒、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

ドラ1のケースです。
これならドラを重ねて平和ドラドラになったり、4-7sツモってドラ単騎も悪くない気がしますが、やはりこれも7m切りとしてヘッド固定するのが有利。
平和という手役が確定するのが大きいのでしょう。
リーチドラドラ単騎よりリーチ平和ドラ1の方がだいぶ期待値が高いようです。

③ 東1局西家8巡目、ドラ八萬、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

ドラ1のケースですが、ドラが8mとなっています。
ここで9mのヘッドを固定してしまうとドラが出て行ってしまいますが、どうしましょうか?
これは6sを切るのが正解です。
9m切りとしてヘッドレスに受けるのではなく、両面ターツを1つ外します。
6s切りとした場合、受け入れは5種17枚、うち準良形含む良形が5種17枚となります。
両面よりは少し弱い亜両面ですが、17枚全て平和もつきますし、これでもまずまずの安定感はありますね。
ドラを切りたくないからと9m切りとしてヘッドレスに受けるのは間違いなので気をつけましょう。

④ 東1局西家8巡目、ドラ六萬、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

また同じ牌姿のドラなしですが、ドラが6mとなっています。
①と何も変わらないようにも思えますが、これは6s切りが正解です。
両面ターツを1つ外します。
ドラの受け皿をしっかりつくるというのが麻雀における手づくりの基本になります。
7m切りとしてヘッド固定してしまうとドラをツモったときに浮いてしまいますし、9m切りとしてもドラの受けが残るのはイーシャンテンまでです。
テンパイしてリーチを打ったらドラはツモ切らなくちゃいけません。
6s切りとしておけば、6-9pツモのテンパイでもドラを逃さずキャッチすることができます。

⑤ 東1局西家8巡目、ドラ六萬、ツモ八萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

ドラが6m、ツモが8mだった場合はどうでしょうか。
これは9m切りが正解です。
ヘッド固定手順ですが、うっかり7mを切ってしまわないように気をつけましょう。
ドラ受けがなくなってしまいます。
この7mはけっこう価値が高いので、安牌と入れ替えるよりもテンパイまで持つのがおすすめです。

⑥ 東1局西家8巡目、ドラ九萬、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

ドラが9m、ツモ9mであった場合はどうでしょうか。
これは7m切りとしてヘッド固定するのが正解です。
6s切りとして3枚目のドラを捕まえにいくというのは少しやりすぎのようです。
ドラは2枚もあれば充分なので。

⑦ 東1局西家8巡目、ドラ西、ツモ八萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

少し形は変わって、二度受けの両面ターツを含むイーシャンテンだった場合はどうなるでしょうか。
これは7m切りとしてヘッド固定するのが僅かながら有利となっています。
8m切りとした場合、受け入れは7種24枚、うち良形が4種12枚。
7m切りとした場合、受け入れは3種12枚、うち良形が3種12枚。
ということで、どちらも良形の受け入れの差がないわけなんですが、ヘッド固定とした場合は4sツモで三面張のテンパイがあります。
その分を考えるとヘッド固定が僅かに有利です。
ただ、その差は僅かとなっているため、場況や点棒状況次第で使い分けるのがいいです。
例えば1sが河に3枚切られてるとかだったら8m切りでもいいでしょう。

⑧ 東1局西家8巡目、ドラ三索、ツモ八萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

ドラ1かつ二度受け両面のイーシャンテンというケースです。
これは8m切りとしてヘッドレスに受けます。
ドラをタテに引いたときの平和ドラドラテンパイが非常に大きいという評価のようです。

⑨ 東1局西家8巡目、ドラ西、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

同じ二度受け両面のイーシャンテンですが、亜両面受けができた場合です。
これは間違いやすいのですが、6s切りとします。
両面ターツを1つ外すのが正解です。
6s切りとした場合、受け入れは6種20枚、うち準良形を含む良形の受け入れは5種17枚で、ヘッド固定する場合に比べて三面張の受け入れはなくなるものの、2sツモ以外なら全て良形かつ平和がつきます。
ヘッドレスに受けた場合と比べても優秀なツモが多いですね。
9m切りや7m切りに比べて期待値の差はそれほど大きくはないんですが、平和と良形の受け入れ17枚は安定感があるので、6sを切っておけば大体どんな状況においても間違いがないです。

⑩ 東1局西家8巡目、ドラ四索、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

同じ二度受け両面のイーシャンテンで、二度受け部分がドラだった場合です。
これは7m切りとしてヘッド固定するのが正解です。
どこかの戦術本にも書いてあった気がしますが、二度受け両面の二度受け部分がドラの形というのは期待値としては非常に優秀で、二度受けでも通常の両面以上に強い形となります。
2回ドラをツモれば平和ドラドラになりますし、ドラじゃない方をツモってテンパイしてもドラ受けがまだ残るということで、ここは大事にすべきです。
9mや6s切りと比べても期待値の差がけっこう大きいので気をつけましょう。

⑪ 東1局西家8巡目、ドラ四索、ツモ一索

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒一索二索三索五索六索

⑩のケースと似た状況で、今度は二度受けの亜両面が出来ました。
これでもまだドラの二度受けを残すべきでしょうか?
これは、5巡目まで8p切り有利と出ています。
微妙なところですが、さすがにこのドラの二度受けを残すのは少しやりすぎの感があります。
実戦的に考えると6-9pの強い両面を外すのもどうかと思うので、基本的に序盤から3s切りでいいと思います。

⑫ 東1局西家8巡目、ドラ九萬、ツモ九萬

七萬八萬九萬三筒四筒五筒七筒八筒九筒二索三索五索六索

⑥と似たケースで二度受けの両面が残る形であった場合です。
これは7m8m切りより6s切りが僅かに勝ります。
どちらも期待値にあまり差がないため、場況や点棒状況による使い分けも有効かもしれません。

≪まとめ≫

単純両面形のみのイーシャンテンで取り上げてみました。
面子やターツどうしのくっつきがないので、ヘッドレスに受けてもヘッドがつくりにくく、多くの場合でヘッド固定が有利になってきます。
二度受けが絡む形でも同様です。
ただ、単純にヘッド固定か、ヘッドレスかの2択ではなくて、両面を嫌って亜両面受けを残すという第三の選択肢もあります。
これが意外と忘れられがちです。
いずれにしてもヘッドレスに受ける場面は少ないですね。
⑧のケースだけです。
ただ、やはりそれでもヘッドレスは不安定なので、9m3p5p9pなどをツモったら逃さず亜両面受けを残すようにしたいところです。
見た目は単純でもドラの種類1つ変わっただけで選択が変わるので、非常に難しいと思います。

ダブルターツの読み

「黒いデジタル麻雀」「進化するデジタル麻雀」で割と頻繁に出てくる、ダブルターツの読みについて検証してみたいと思います。
ちなみにコバゴーの「スーパーデジタル麻雀」にも登場します。
この読みは上級者の間では半ば常識みたいなものらしく、待ち読みの基本みたいなものです。
実戦での遭遇頻度も高く、それだけに重要になってきます。

九萬白四筒西六索白横五筒

典型的なダブルターツの読みとは例えばこんな河です。
序盤に4pを切っていて、安牌を挟んで5pが宣言牌で出てきます。
これは3-6p待ちがもっとも危ないです。

四筒四筒五筒五筒

この形からまずは4pを切り、5pはフォロー牌としてしばらく抱えていたということですね。

こう読むのがまずは基本なんですが、実は意外と3-6pじゃない可能性もけっこうあるというのが僕の考えです。
冒頭で書いたとおり、この読みは上級者の間では半ば常識。
打ち手が上級者だとしたら、当然相手に待ちが読まれるのも分かっているはずです。
かくいう僕もこのセオリーを知っているため、上の形からは4p→5pと連続して切っていって、安牌を抱えることもよくあります。
そうするとリーチがソバテンにならないんですね。
そういう意識が上級者にあるとしたら、こういう形でリーチになることはけっこう少なくなると思います。
実際に打っていても、相手が上級者相手だとこのリーチは少なく、中級者相手だとよく見かける印象です。
もっとも上級者でも見え見えの3-6pで上等、ツモればよしでリーチをかけてくる人もいるんですが、そういうことを嫌う可能性も高く、他の待ちになってる可能性も考慮した方がいいです。
実際、この捨て牌は別の待ちになってる可能性もけっこうあります。

六索四筒七筒九筒六索七筒九筒五筒七筒九筒七筒九筒

そのひとつがこれです。
まず6sの4pとの浮き牌の比較で受け入れの広い6sを残し、6sへのくっつきを待っていたところ、79pのカンチャンターツに5pがくっついてリャンカンになったので5pの方を残した。
そして最終手出し5pとなってカン8p待ちです。
何の矛盾もない自然な手順ですが、3-6pと読ませて実はカン8p待ちという、セオリーの裏を突いた待ちで、これなら堂々とリーチをかけることができます。
結果的にモロヒになっているとはいえ、リャンメンターツを嫌っているので愚形待ちには見えず、うっかり8pを切ってしまいそうです。

六索四筒七筒七筒六索七筒七筒五筒七筒七筒七筒七筒

もうひとつの可能性は7pシャボ待ちです。
カン8p待ちと似たパターンなのですが、まず6sと4pとの浮き牌の比較で受け入れの広い6sを残し、6sへのくっつきをまっていたところ、7pのトイツに5pがくっついたので、フォローとして5pを残した。
そして最終手出し5pとなって7pシャボ待ちです。
これも自然な手順ですが、3-6pと読ませておいて先切りスジの7pで待つという、セオリーの裏を突いた良い待ちなので、堂々とリーチがかけられます。

カン8pと7pシャボの待ちになるには1つ条件があって、それは捨て牌の4pと5pとの間に3~7の浮き牌が捨てられていることです。

九萬白四筒西八索白横五筒

例えば、この場合だったら4pを先に切って8sを浮き牌として残すのは不自然だということになります。
なので、この場合はカン8pや7pシャボにはなりません。
ただし、8sがドラだったりすると話は別なので注意です。

九萬白四筒西白横五筒

4pと5pの間に浮き牌が切られていない場合、

西四筒七筒九筒

ここから4pを切って安牌を抱え、愚形のシャンテンに固定したということになります。
愚形残りなら4pのくっつきから良形ターツをつくりたいと考えるはずなので、少し不自然です。
守備的な考えから浮き牌より字牌を抱える場合もあるので、カン8p待ちがないとは言えませんが、可能性としては低いと思います。

九萬白六索西四筒白横五筒

こんなかんじの河だったら、ほぼカン8pや7pシャボはないと見ていいんじゃないかと思います。

六索四筒七筒九筒四筒五筒七筒九筒五筒七筒九筒七筒九筒

3-6pのリャンメンを嫌ってリャンカンを残す形になるので不自然です。
これはコバゴー本にも書いてありますが、4pが序盤に切られているほどカン8p待ちの危険度が上がるということのようです。

それと以前にも記事で書きました1p待ちの手順もあります。

複合形何切るその2
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-dd25.html

一筒一筒二筒三筒四筒四筒五筒發發

要約すると、ここから4p→5pと切ると1pのシャボ待ちになります。
これはほんの少し変則的な手順で、あえて両面を嫌い、意識的に捨て牌をつくってひっかけにいってます。
ただ、待ちは両面以上に強い待ちといってもいいですし、ロスもほとんどないので、理論上は有り得るということです。
何も意識がないと1p→1pか1p→5pの順で切ってしまうはずなので、あまりないとは思うんですが、上級者はこういうことを考えそうではあります。

≪まとめ≫

本命は3-6p待ちですが、上級者相手だと素直にそう読むのは間違いじゃないでしょうか。
セオリーがあればその裏をかくということを考えるのが上級者なので、カン8p、7pシャボ、1pシャボの可能性も頭に入れておいた方がいいと思います。
ただ、なんだかんだ言っても3-6pの可能性は一番高いです。

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