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ブラフまとめ

鳳凰卓は特殊な空間で、何も手が入らず、手も足も出ずに半荘が終わってしまう、いわゆる地蔵ラスというのが非常に多いです。
都合の良い横移動があまり起きないのも特徴です。
何も放銃しなくても、誰かが勝手に落ちてくることもないし、ラスに沈んだら沈みっぱなし。
いくら牌効率どおりに手を進めていてもこれは頻繁に起こってしまうのですね。
これを避けるためには他家の好きに打たせないようにするしかないです。
鳳凰卓は放っておくと和了られ放題で手も足も出なくなりやすい反面、他家の動きには非常に敏感であり、威圧すればシュンとなりやすい特徴もあります。
一番良いのは面前リーチをたくさん打って好きに打たせないことなんですが、面前テンパイ自体が限られた抽選機会であるため、それも限界があります。
とすると、ブラフ的な仕掛けには可能性があります。
テンパイを入れなくても他家の動きを制限することができるため、工夫次第で地蔵展開の流れを変えることができそうです。

そこで、仕掛けで他家の動きを制限する方法をいくつか考えてみました。
これは一般的に言う「安くて遠い仕掛けはするな」「鳴きは急所から捌け」などのセオリーに反するものです。
一見すると初心者みたいな鳴きと紙一重に見えます

でも、そうでないとブラフにはならないんですよね。
ブラフというのは何もないところから何かあるように見せかけて相手を怖がらせるということなので、中身が何もないのはむしろ当然のことなんです。
相手に下手と思われるかもしれないし、セオリーに反する手順に抵抗もありますが、プライドを捨てて、ある意味でアホみたいな仕掛けを思い切ってやってみようと思います。

① ポンで3副露

トイトイの可能性を匂わせておいて、役牌を絞らせ、足止めを狙う作戦です。

a. 一萬一萬九萬一筒一筒二筒八筒八筒六索八索南西白 2巡目、ドラ三索

このようなバラバラの配牌からも1m、1p、8pは即ポンしていいと思います。
端牌寄りのトイツが揃っていて、立て続けに全部のトイツが鳴けることも多いです。

b. 九萬南西白 ポン一萬横一萬一萬 ポン八筒八筒横八筒 ポン横一筒一筒一筒

全部鳴けたときのイメージはこんなかんじですが、まさか3副露も入れてこんなバラバラだとは誰も思わないので、かなり足止め効果が期待できます。
ドラが中張牌だとガン無視されて押し返されることも多いですが、手には字牌ばかりが残っていて意外と守備力もあります。
これは実際にやってみると分かるのですが、4センチからリーチを受けても案外手詰まって放銃ということは少なく、しのぎ切れることが多いです。
同じ3副露でもタンヤオの3副露とは守備力が雲泥の差なので、怖がらなくても大丈夫です。
親番だったり、ドラがヤオチュー牌だったりするとより効果的です。

c. 一萬一萬九萬一筒一筒二筒五筒五筒六索八索南西白 2巡目、ドラ三索

これは5pが鳴けず、2副露止まりとなってしまうのでやめておいたほうが無難です。
中途半端に2副露くらいだとまったく威圧感がなく、押し返される可能性が高く、逆に怖いです。
ある意味、2副露より3副露の方が守備力が高いと言えます。
ただ、親番ならもはや面前ではどうにもならないと見て仕掛けそうです。
トイトイブラフの場合はいかに早い巡目に3副露入れられるかがポイントになってきます。
そのためには鳴きやすいトイツが3組以上あるかどうかが仕掛けるかどうかの判断の分かれ目です。
また、これは後述しますが、ドラが役牌だったりすると、
この形からでも仕掛けるのは全然ありになってきます。
役牌ドラの場合だと1~2副露程度でもトイトイだけではなく、役牌ドラバックにも見えるので、充分威圧感があるからです。

d. 一萬一萬一萬九萬南西白 ポン八筒八筒横八筒 ポン横一筒一筒一筒 4巡目、ドラ三索

ポン材が足りなくて3副露に満たない場合はこういう手もあります。
1mを暗刻で持っていますが、ここから他家から1mが打たれたときに、これをまずはポンします。
要らない牌を1枚切り、次巡以降に重なりそうな牌をツモって持っておき、余った1mを切ればいいです。
これで3副露完成です。
手は進んでいませんが、これによって受けに回らざるを得ない他家も出てくるはずです。
自分がラス目だったり、ラス目に近いところに居るなら、いっそのこと1mを大明カンしてもいいでしょう。

e. 一萬一萬九萬一筒二筒二筒八筒八筒六索八索南西白 2巡目、ドラ三索

これはトイトイにするよりタンヤオにする方が明らかに速いので、1mは鳴きません。
親だと2p8p7sは即鳴きますが、子だと放銃リスクを避けるため、何も鳴かない方が無難でしょう。
もう少し手がまとまってからタンヤオで仕掛けるか、普通にチートイを目指します。

② 役牌ドラの後々付けで仕掛ける

役牌がドラの場合は孤立の役牌ドラ1枚さえあればかなり強引に仕掛けていっても良いみたいです。
ただし面前テンパイから遠いことと、安い手であることが条件です。
要するに手が極端に悪いってことですね。

f. 一萬一萬六筒七筒一索二索五索五索七索九索九索南發 5巡目、ドラ發

ここからは、1m3s5s8s9sは鳴きます。
これも鳳凰卓ならではなのですが、こういう仕掛けをするとけっこう他家がドラの發を絞ってくれて他家の手を潰せることがあります。
ただ鳴く牌によってはまったく効果がないので気をつけないといけません。
例えば5-8pやカン6sはタンヤオに見えるだけでまったく威圧感がないのでだめです。
中張牌がドラじゃないので、タンヤオに見える仕掛けはまったく怖くありません。

g. 一萬一萬六筒七筒一索二索五索五索七索發 ポン九索横九索九索 6巡目、ドラ發

1手進んで何を鳴くかですが、ここからは基本的に全部鳴いていいんじゃないかと思います。
他家からするとトイトイや役牌ドラバックに見えたら怖いし、5-8pのリャンメンチーが入るといよいよ役牌ドラバックしかないとなるのでそれはそれで怖いです。
鳴けば鳴くほど他家にはテンパイしてるように見えて發が切りづらくなってきます。
となるとここは思い切ってリャンメンチーでも入れてみるのがいいでしょう。
なるべく早い巡目に2副露見せておきたいです。
この手はブラフの意味があるだけでなく、發が重なれば一転して勝負手に化けるので、意外とリターンがそれなりにあります。
發が重なってから仕掛け始めるより、2副露入れてから發が重なった方が和了りにも近く、有利です。

③ 頭のない役牌バックを仕掛ける

役牌バックは頭を残しながら仕掛けるのが普通ですが、あえて頭のないところから仕掛けたり、わざと頭をなくしたりします。

h. 一萬一萬二筒三筒四筒六筒八筒八索九索南西白白 4巡目、ドラ發

ここから役牌バックで7pのカンチャンチーや7sのペンチャンチーから仕掛けていくのはいまどき普通に誰でもやることでしょう。
では頭候補の1mから仕掛けてみるのはどうでしょうか。
どうせ頭なんて後からいくらでもつくれます。
カンチャンとペンチャンの愚形しか残ってないですし、それならテンパイが単騎待ちになっても差はなく、問題なかったりします。
ただ、大して速度が上昇してない割に守備力は下がるので、仕掛けの安定
度には欠けます。
それでも敢えて1mから鳴くのは役牌ドラバックに見せかけるためです。
1mポンから入った仕掛けに対して、他家は役牌ドラが容易に切れなくなるでしょう。
それによる足止め効果が期待できますね。

i. 二筒三筒四筒六筒八筒二索二索八索九索南西白白 4巡目、ドラ發

少し形は変わってここから2sを鳴くのはどうでしょうか。
これは他家からはタンヤオに見えるだけで特に意味はないです。
守備力が下がるデメリットが大きいので鳴かないでしょう。

j. 二筒三筒四筒六筒八筒二索三索八索九索南西白白 4巡目、ドラ發

これも頭がないですが、あえて1sや7sから仕掛けます。
ただ7pや4sはタンヤオに見えるのでいまいちです。
守備力を下げてまでやる意味がないでしょう。
23sのターツは1sから鳴くのは良いですが、4sからは鳴かないという点には注意する必要があります。
他家に役牌を絞られたくないので、タンヤオに見せかける4sから鳴きたいと思うのが普通の感覚ですが、この場合はむしろ1sから鳴いて絞らせた方がいいのです。
白も別に鳴けなくていいですし、むしろ早いうちに鳴けてしまうと安牌がなくなって不安なくらいです。

④ リャンメンチーからタンヤオで仕掛ける

k. 二筒二筒四筒五筒八筒八筒一索二索二索六索七索南西白 2巡目、ドラ四索

これも鳳凰卓ならではなのですが、リャンメンチーからタンヤオで仕掛けるとかなり警戒感を与えられるようです。
ただし、早い巡目で中張牌ドラのときに限ります。
この手だと2p、8p、2sは仕掛ける人が多いでしょうが、3-6pや5-8sは早い巡目だとスルーする人が多いでしょう。
でもあえて3-6pや5-8sからも鳴いてみましょう。
特に8sから鳴けるのがもっとも望ましいです。
絶好の5-8sのチーから入ると他家はかなり警戒します。
これはドラがまとまって手にある可能性が高いと。
そうすると上家はガチ絞りにまわって手を潰せることがありますし、かといって絞られたところで2p8p2sのポンはどこからでもできるのでそんなに痛くありません。
なので、鳴きやすいポン材が複数あることが望ましいです。
それと、テンパイから遠いことが条件です。
テンパイから近い手だと面前リーチによる打点上昇がなくなるデメリットが大きいので、テンパイから遠い方がむしろ仕掛けやすいのです。
この手だと3-6pや5-8sのリャンメンをスルーしたところでどの道2p8p2sが他家に打たれて鳴くことになりそうです。
となると自力でテンパイするのは難しく、ほとんど面前では張らないでしょう。
ということはリャンメンから仕掛けても愚形から仕掛けても同じということになります。
むしろポンから入るとあまり怖くないので、けん制のメリットが得られる分、リャンメンチーから入る方がお得です。

ただ、子番のときはいまいちです。
あまり面前で張ることはなさそうだとはいえ、守備力が下がるデメリットも大きいので、セオリー通り、リャンメンからは仕掛けない方が無難でしょう。
子の上家をけん制して絞らせると相対的に親も楽になってしまいます。
ラス目の子番のときも1000点で流すのはあまりにもったいないので、親番限定で通用する戦略と言えます。
他家をけん制しつつ、とりあえずタンヤオのみ手を
和了って連荘しておきたい。
そういう場合に効果があります。

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コメント

書き込み失礼します!
まさに鳳卓ならではといった感じの仕掛けですね

>あsdさん
コメントありがとうございます。
そうですね、他の卓でやったら相手にされないかもしれないですね。

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