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コバゴーの「スーパーデジタル麻雀」を読みました

Superdigital_obi

小林剛「スーパーデジタル麻雀」読み終わりました。
僕は麻雀プロにあまり興味がないのですが、コバゴーは注目している麻雀プロの一人で、打ち筋を参考にしていました。
ニコニコの牌譜検討放送や、天鳳名人戦での戦いぶりを見てきた印象としては、なんかいつも迷彩がかかったいい待ちで張ってるなとか、字牌をよく抱えてるなとか、フリテンターツをよく残してるなとか、スーパーデジタルという割に機械に弱いなとか、そんな印象であります。
特に迷彩に関しては謎が多く、意識せず自然な手順でそうなっているのか、狙ってやっているのか疑問が多く、興味があり、そのあたりを本に出して解明してくれないかとずっと思ってました。
これは待望の1冊です。
実際本を読んでみたらイメージ通りというか、なんというかイメージ以上にコバゴーしてるなってかんじでした。
フリテンなんか何故か8つの章のうちのひとつに数えられてますからね。
どれほどフリテンに拘ってるのかが分かるというものです。

迷彩に関しても期待以上のものが得られました。
この本を読んでわかったのは、コバゴーはトイツフォローの先切りを多用するので、ソバテンにならず、自然と迷彩がかかったよくわからない良い待ちになることが多いということ。
場況をよく見ていて、他家が使えなさそうな待ちをつくりにいってるということ。
自分の捨て牌が他家にどう見えるか常に気を使っていて、狙ってひっかかりそうな待ちを意識してつくってるということ。
これら全ての意識が合わさって、いつもいい待ちになってる、迷彩がかかってるという見たものの印象に繋がってるんだと思います。

内容は基本的なことから高度なことまで幅広く、初心者から上級者まで楽しめるものとなっています。
非常に素晴らしい出来です。
特に高度なことでも読者に分かりやすく、興味を持たせる内容になっていて、このあたりには感心させられました。
途中に挟まれているコラムを読んでも、麻雀解説者として言葉に対する拘りが尋常ではなく、いかに曖昧にせず、聞き手にわかりやすく麻雀の面白さを伝えるかということを常に考えていて、プロ意識の高さを感じます。
この言葉に対する拘りが本の出来にも繋がっているのでしょう。
麻雀のみならず人間としても尊敬できると思いました。

僕が個人的にもっとも影響を受けたのがp36やp86です。
これは本を読んでからではなく、ずっと以前から見よう見まねでやってきました。
参考記事→トイツフォローの先切りコバゴースタイル

特に鳴き手でトイツフォローの先切りをするという発想はなかなか出てきません。
僕も最近はずっと役牌はほぼ1鳴きを貫いてます。
以前はバラバラの手からは鳴かないようにしてたんですよ。
でもそれだとあまりにも攻撃力が落ちるんですよね。
残り1枚の役牌に頼るような手になってしまうので。
そこでバラバラの手でも役牌だけはとりあえず鳴いて、そこからは必要以上に鳴かず、安牌も溜めながら手を進めるということにしたら攻守のバランスが取れてしっくりきたんです。
これはまぎれもなくコバゴーの影響であります。
ただこれは本で読んでも地味な印象を受けるので、あまりピンとこないかもしれません。
実際にやってみなければ効果のほどは実感できないと思います。
手なりで手を進めてるのに比べて格段に放銃率が下がって、意外と和了率も下がらないのが実感できると思います。
手なりで手を進めてるとソバテンになったりして、待ちがバレバレになりやすいからです。
これは上級者相手に特に有効です。

全体的にこの本の戦術は上級者相手に通用する戦術が多いです。
フリテンに関してもそうです。
上級者相手では出和了りがなかなか期待できないので、相対的にツモ専のフリテンの価値が上がります。
どうせ出ないのならフリテンだろうがそうでなかろうが関係ないというわけです。
迷彩も河をよく見てくる上級者相手だからこそ通用する戦術です。
上級者相手に通じる読みに関しても他の戦術本にはない充実ぶりとなっています。

したがって天鳳の鳳凰卓においても役に立つ内容だと言えます。
コバゴーは天鳳名人戦でも天鳳位相手に天鳳に準じたルールで戦って連覇を勝ち取っているわけで、これは必ずしも偶然とは思えません。
天鳳でも通用する引き出しを持っていると言えるでしょう。

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コメント

天鳳六段です
今まで七段になって鳳凰を1500戦くらい打って4回もチャオってます
今だに八段になれません
七段になるのは難しくないのですが、八段に届かずよくチャオります
ネマタ本と魔神本2冊とアサピン本2冊で勉強しているのですが、ネマタ本は読むのが大変です…
さっさと鳳凰に戻るため、そして八段以上になるために麻雀戦術書を買おうとしているのですが、神速の麻雀 堀内システム51~とコバゴーのスーパーデジタルのどちらを買おうか迷ってます
どちらも買うべきでしょうか

>天鳳六段さん
どちらも読んだ方がいいと思うのですが、八段に行くならコバゴー本をおすすめしますよ。
堀内本は特上卓向けの戦術本ですから。
押し引き基準も鳳凰卓に適用するにはちょっと押し寄りすぎかもなと思っています。

スーパーデジタル麻雀買いました!今から読みます!ありがとうございました(≧∇≦)

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