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2015年7月

手なりの河

最近、河を注意深く見ながら他家の手をおおまかに読むようにしてます。
実は最近まであまり河は見なかったんです。
何か仕掛けが入ってから、あるいはリーチが入ってからようやく河を読み始めるのがやっとでした。
何かアクションが入らない限り河を見てもよくわからなかったからです。
それが、3vdrさんとのツイッターでのやりとりや、黒いデジタル麻雀(石橋本)を読んでから何もアクションなしでも少しずつ読めるようになってきて、それからです河に注視するようになったのは。
例えば字牌よりも数牌が早いうちに切られている河は手にドラがなく、手役狙いで遅いことが多いとか、そういうことも読んでいます。


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例えばこの下家は典型的な手役狙いの河で、字牌がまったく切られていません。
こういう河でのこういう仕掛けは、ドラの役牌トイツを持ってないことが多いです。
ドラの役牌トイツがあれば、無理に染めに行かなくても、ドラの役牌のトイツさえ鳴ければ満貫になるからです。
そのため、このドラはたぶん鳴かれないだろうと思って早いうちに切ってしまいます。
これは仕掛けの読みですが、実は何も仕掛けが入っていなくても同じことです。
手にドラを持っていなかったり、持っていてもポツンと浮いていて使えなかったりする時は、守りを固めるために字牌を抱えたり、手役狙いで打点を補おうと字牌を抱えたりします。
そういう意味では対面もドラのトイツは持っていない可能性が高いです。
いきなり序盤から真ん中の5とかが出てきたりしてるし、こういう捨て牌はたまにめちゃくちゃ早い手で数牌抱えすぎて余ってる場合もあるんですが、チートイツ、ホンイツなどの手役を狙ってる場合が多いです。
もし役牌のドラトイツ持ってるとしたらさっき言ったように無理に染める理由がないし、チートイツ狙いの場合も同様で、わざわざ仕掛けも効く速いメンツ手を捨てて面前の遅い手を狙いに行きません。
ドラトイツの場合は手なりで手を進める傾向があり、捨て牌にもそれが表れるということです。
実際このドラは鳴かれませんでした。
こんなかんじで序盤の捨て牌からもおおまかにドラの所在や手役を読むようにしています。
僕は仕掛けの手(下家の手)に関してはだいぶ前からそういう傾向があるのはなんとなく感じていましたが、面前の手(対面の手)にもそういう傾向があると感じ始めたのは最近になってからです。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2015071416gm-0029-0000-f31e6465&tw=3


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序盤から河をよく見るようになったため、以前だったら気付けなかったような卓上の異変に気付くことがあります。
これは河の様子からソーズで染まっていることはまずないと思ってラフに8sを切ったのですが、鳴かれてしまいました。
これはちょっと妙です。
下家の仕掛けは西ポンして7p手出し、發ポンして2m手出しで、染まってるとしたらマンズに違いないと思っていたので。
しかしこの後に手出しで出てきたのは9mでした。


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以前だったら染まってない=安い可能性が高いと高をくくって舐めてかかっていたかもしれません。
でも、これは明らかに変なところがあるのです。
役牌トイツが2種あってソーズのターツも2種あって、何故染めに行かなかったのでしょうか?
染めれば満貫あります。

なのに序盤の捨て牌を見ても早いうちから字牌を切ったり、ソーズのカンチャンターツ落としが入ったりして、手なりで手を進めているような河をしています。
もし役役のみの2000点で終わらすならあまりにもったいないことです。
それは当然下家も分かっていてなお、他にもメリットがあると判断して、そちらを優先したということです。

それはズバリ言うと、ドラを持っていて打点充分だからに違いありません。
そう考えると、ドラトイツで愚形を含む待ちか、ドラまたぎの3900以上の良形待ちかどちらかだと思います。
2000点で終わることはまずないと考えます。
3900なら良形だというのは、愚形の3900程度なら満貫の染めを狙いにいった方が割に合うと思うからです。
遠い満貫よりも、スピードがあり、和了りやすい3900で良しとしたということじゃないでしょうか。

そう考えると、危ないのはドラまたぎの1-4p、赤またぎの3-6m、4-7m、3-6pあたりで、ドラトイツだと考えると2m手出し付近の1-4mあたりです。
逆に安全そうなのは赤の絡まない5-8p、5-8sとマンズ以外の愚形待ち全部ということになります。
最後あたりに出てきた2m手出しを見ると、マンズのターツかヘッドを持っているのはほぼ間違いなさそうだと思うので、ドラヘッドのピンズやソーズ待ちはほぼありえないと考えます。
マンズヘッドの赤またぎ3-6sもさすがに不自然すぎるので通りそうですが。


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下家の手は最終的にはこういう形でした。
ちょっと想像していたのと違いますが、一応3900良形です。
僕はというと危ないと感じていた4mは止めて、8pや8sは通ると思っていたのでラフに切っていきました。
おそらく、打ち手のレベルが上がるほどこの読みは通用すると思います。
満貫見える手を2000点で終わらすとは到底思えないからです。
手なりで打っているように見える河は、一見何の変哲もないように見えるのですが、ドラを持っていることが多いので注意が必要です。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2015071601gm-0029-0000-2dfd44f8&tw=1

チートイツの手順

チートイツは和了手順に選択肢が多い手役です。
麻雀の勝負はチートイツで決まる、なんてことを言うつもりは毛頭ないのですが、普通のメンツ手の和了手順は誰が打っても同じようなもので実力差が付きにくいのに対して、チートイツの和了手順は選択肢が多く、打ち手の個性が反映されやすく、他者との差をつけやすい分野です。
基本的なメンツ手の和了手順は出来て当たり前なのでもういいとして、難易度の高いチートイツの和了手順を徹底的に見直しておこうと思います。


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1ツモ目からいきなりの分岐点。
チートイツリャンシャンテンからメンツ手との天秤にかけるかどうかの重要な選択です。
この局のテーマとしては、まず南3なので出来ればリーチ棒は出したくないです。
最低でも今の順位を維持したいので。
振り込みを避けつつ、トップ目の北家あたりが安い手でこの局を消化してくれることにも期待です。
しかし必ずしも安手でいいというわけでもないですね。
この局でトップ目との点差をある程度詰めておきたいです。
字牌を残すと、チートイのみで終わる可能性もあります。
それよりはチートイタンヤオ赤でダマテン6400点をつくるのが理想です。
もちろんメンツ手のタンヤオも見ていきます。
というわけで素直に字牌から切っていきます。
トップ目だったらここでもうチートイに決め打ち、守備重視で字牌を残す手もあると思いました。
点棒状況によっても打牌は変わります。
打北としたのですが、タンヤオがあるし、もう役牌は要らないなということで、どちらかというと北よりも中を先に切っておきたかったなと少し後悔。


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続く2つ目の分岐点です。
手は進み、チートイツイーシャンテンになったところでツモってきたこの1mを残すかツモ切るか。
僕はこの1mは要らないと思いました。
メンツ手を一応見てるのですが、この1mを残した後のメンツ手はタンヤオもつかないし、打点も安い、仕掛けも利かないしと良いことがあまりありません。
現状でタンヤオ赤チートイツのイーシャンテンなので、面前に期待するならそっちで充分です。
中途半端な打点の面前手のメンツ手リャンシャンテンは要らないでしょう。
役なしだとリーチが必須になってしまうのもマイナスポイントです。
このツモがもし1mじゃなく4mだったら逆に2m切りとしてメンツ手に固定しそうだなと思いました。


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3つ目の分岐点です。
ドラの9pをツモってきました。
これも要らないなと思いました。
点棒状況的に6400あれば充分で、跳満は要らないというのもあるし。
ドラというのは山読みが利かせにくいという特徴があります。
それは普遍的なもので、今後も捨て牌から山に居るかどうかを推測するのは難しいでしょう。
山に居るか居ないかよくわからないドラよりも、山に居そうな中張牌を選んで持った方が重ねる確率は高いし、待ち牌として使っても和了れる確率は高いと思うのです。
また、終盤になってくると、ドラ待ちで張っていても他家からダマテンや仕掛けを警戒されて出にくくなることも予想されます。
逆にこちら側からしても、他の良さそうな待ちに変えようにもドラは切り出しにくくなってきます。
なので安全な今のうちに切っておきたいところです。


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4つ目の分岐点です。
3m、7p、7s、7m。
この中から山に居なさそうで重なりにくいと思われるのは7pです。
ピンズが場に高く、ドラそばで7pは他家の手に持たれやすいのがその理由です。


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5つ目の分岐点です。
3m、7m、6s、7s。
この中から切るべきなのは6sです。
7mも7sも789の三色で下家に鳴かれる恐れがあります。
3mと6sのどちらが山に居るかは微妙ですが、よくわからないので、絶対に鳴かれることはない下家の現物の6sを選択。


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6つ目の分岐点です。
張りました。
3mと7sどっちが和了れるか。
どっちが山に居るかどうかはなんとも言えません。
どっちもどっちってかんじです。
僕は親の現物の3mを待ち牌として選びました。
後々、親からリーチがかかったときに誰かが安牌で切ってくれる可能性があります。
また、自分も親のリーチに対し現物を切れば、危険牌をツモってきても安全にテンパイ維持が出来ます。

このようなかんじで、チートイツの手順は毎巡のように難しい選択肢を迫られつつ頭を悩まされることになり、正しい手順を踏むことは難しいです。

①安牌を優先するかどうかの選択、手役を絡めるかどうかの選択
②メンツ手と天秤にかけるかどうかの選択
③点棒状況との兼ね合い、和了りやすさと打点のどちらを選ぶか
④山読み
⑤絞り
⑥後の展開を見据えての選択

今回だけでもこれだけの要素がありました。
他には逆に下家にアシストしつつ手をつくることもあるし、迷彩をつくったり、捨て牌から他家に与える印象を考えながら手をつくるということもあります。
リーチ判断も難しくなることが多いです。
ある程度はシステム化しつつ、しっかり対応しようと思います。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2015070920gm-0209-0000-905f555b&tw=3

字牌の先切り


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親の1打目の南を南家がポン、南家の1打目の中を親がポン、さらに自分の1打目の北を親がポンと、序盤から他家が電光石火の仕掛け攻勢です。

こういう場面、どう対応したらいいでしょうか。
とりあえず圧倒的に他家が速そうです。
こっちは面前手で何も鳴けないのに対し、役牌を鳴いている他家2人も居て何でも鳴ける状態。
親にいたっては既に2副露入れており、面子2つは確定した状態です。
テンパイスピード的にこちらは圧倒的不利です。
 

しかし、ここからオリるといっても安牌も何もないし、こんな序盤からオリていても後々安牌なく手詰まるのは目に見えています。
じゃあ、何も対応せず無視して手を進めればいいのでしょうか。


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いつもの序盤の手順とは少し変えてみます。
こういう時は、まず字牌のションパイを1巡でも速く切り出すことです。
1mの方が要らない牌なんですが、後回しにします。


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続いてションパイの西


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何の変哲もない切り順に見えますが、こちらが字牌を整理し終わったところでちょうど親の三副露目が入りました。
もうテンパイしていてもおかしくない頃。
ここでもし字牌が余っていたら最悪です。
親のこの仕掛けに対しションパイの字牌が勝負できるでしょうか。
役牌ホンイツの7700ロンとか言われてもおかしくないですね。
1mなら勝負は出来ます。
ホンイツにはならないし、スジも通ってるので、ドラとのシャボ待ち以外は大怪我はしません。
字牌のションパイは勝負するにはリスクが大きすぎるし、ずっと抱えたままなら使い切れずに手が死んだままです。
字牌を一通り整理し終わったこの手ならまだ手は生きています。
これならまだ押し返しも期待できそうです。
まだ序盤だし、ここからオリ切るのは厳しいので、手を殺さぬように押し返しやすい手組みをつくりつつ、しばらくの間はオリも考えずに押していくのが最善だと思います。
こういうときの字牌は1巡の切り遅れが命取りとなるので気をつけたいところです。
 

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2015070200gm-0289-0000-cd4bdf7c&tw=0

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