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2014年9月

天鳳名人戦感想~第三節B卓

前回に続いてB卓編です。

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①第三節B卓1戦目の南1局0本場

これはASAPINさんです。
ここから中ではなく赤5mを切りました。
まさに超精緻麻雀に書かれていた通りの手順ですね。
鳴き手の場合は出和了率を高めたい。
トイトイのフォロー牌は先切る方が良い結果に繋がりやすいとのこと。
赤5mを残していても2900か3900にしかならないので、それよりは先に切っておいて3mを釣り出したいということなんでしょう。
また、9sか8pポンした後のテンパイ打牌が赤5mになると、3mで張ってることがバレてしまいます。
点棒状況的にも他家に振り込みたくないので、中を抱えることで手牌の安全度も高められます。
これは見た目の受け入れが減る以上に、多くの大きなメリットがあると思います。

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②第三節B卓1戦目の南1局0本場

先ほどのトイトイ仕掛けからラス目のリーチがかかり、オリに回りました。
2副露入れていて苦しいとはいえ、1枚切れの字牌の中とスジの8p2枚があり、無スジの6mと4pの2枚を掴んでしまったので、この判断は正しいと思います。
しかし安牌が尽きて手詰まってしまいました。
僕はここから9sを切ると思ったのですが、ASAPINさんの選択は4sでした。
最初は意味が分からなかったのですが、何故なのか理由を自分なりに考えてみたところ、いくつか思い当たるところがありました。

まず、9sはこの巡目まで1枚も見えてないところが気になります。
中張牌が切れてないのはよくあることなんですが、ヤオチュー牌が1枚も切れてないのはシャンポン待ちで張ってる可能性が高いかもしれません。
それともし仮に上家の手がチートイツだとしたら9s単騎の可能性はありそうです。
スジももちろん通ってないですし、そう考えると9sはリャンメンにもシャンポンにも単騎にも刺さる危険があると考えられます。

じゃあ4sはどうでしょうか。
2s→1sの切り順からシャンポンの可能性はあまりなさそうです。
そもそも4s自体、真ん中の牌なので、誰かのメンツかターツに組み込まれてる可能性が高いでしょう。
単騎もありえないです。
スジ待ちでもなく、場況的に良さそうでもなんでもなく、1sとか他に良さげな牌があったにも関わらずわざわざ4sの単騎待ちを選ぶでしょうか。
そう考えると、残る危険性としてはリャンメン待ちかカンチャン待ちかになります。
終盤であまり信用ならないとはいえ、一応リャンメンもカンチャンもワンチャンスではあります。
最後に手役が絡む危険性を考えても、5pの切り出しが速いのでタンヤオはなさそうに見えます。
他のイッツー、三色、平和などに関しても特に絡みやすいとは言えません。
チートイツに関してはむしろ9sの方が絡みやすいです。
また、赤5sが見えており、赤またぎに刺さる可能性もありません。
困ったときは端っこ切れとよく言いますが、よくよく考えてみると今回は9sより4sの方が安全だったと思います。
思考停止になりがちですが、しっかりと牌の安全度を見極められるようになりたいです。

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③第三節B卓3戦目の南4局0本場

これはすずめさんです。
うっかりしてると見落としがちなチーというか、そもそも鳴く発想そのものが僕にはなかったですが。
9sチーしておけば25pか7mチーでもテンパイ入りますから、たしかに速くなっていますね。
スルーしてしまうと7mチーした時点でもまだイーシャンテンです。
オーラスならではの鳴きというか、収支で考えたら絶対に鳴きませんが、オーラスでは頭を切り替えて、このような大胆な鳴きを入れられるようにしたいです。

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④第三節B卓4戦目の東1局1本場

これはASAPINさんです。
中ポン後に打2mとしてテンパイを外しています。
何も考えずに赤5p切ってテンパイ取っちゃいそうですが、親が染め模様なので、赤5pを鳴かれることを嫌ったのだと思います。
赤5pを抱えることで、赤5p周りの牌を引いてテンパイを取り、その周りの牌も抑えようとも考えたと思います。
1000点が2000点になるのは大したことではないので、自分の打点を考えてのことではないと思います。
もう親が手出しで發を切っているし、いきなり赤5pでロン、満貫!インパチ!とか言われる可能性も含めて、リスクを最小限に抑えようという姿勢が伺えます。
この辺が周りのプロ達と違うところで、自分の利ばかり追うのではなく、リスクを常に考え、分の悪い勝負や仕掛けは決してしてきません。
そのリスクというのは単に放銃するとかいうことだけではなくて、逆に和了れないことによる失点のリスクや、放銃しないことで親に和了られることのリスクとか、そういうのも含めた上でのことです。

今回はASAPINさん視点で牌譜を見ていたこともありますが、ASAPINさんのシーンばかり取り上げてしまいました。
でも、天鳳的に参考になるのはやっぱりASAPINさんのシーンが多かったです。

天鳳名人戦感想~第三節A卓

最近ネタがあまりないので、天鳳名人戦の感想を書こうと思います。
放送は見てませんが、牌譜はじっくり見させてもらいました。
いろいろと自分の中でも参考になるところがあり、引き出しとして取り入れる余地がありました。

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①第三節A卓1戦目の南1局0本場

この石橋さんのチーは和了に近くなってるかどうかは微妙なところです。
というよりも自分はむしろ遠くなっている気しかしません。
ホンイツにいくにしてはあまりに遠すぎ、孤立役牌の重なり頼みの仕掛けです。
僕的にはここから鳴きたいのは西と7sです。
これなら役牌の後々付けに加えてホンイツとトイトイの可能性も残すことができます。
5mも一応トイトイが残るので渋で鳴きます。
4sは役牌の重なり頼みになりそうで、和了の可能性が狭まってる気がするので鳴けません。

ただこれはむしろ自分が和了れなくていいと考えての仕掛けなのかもしれません。
ドラ含みのホンイツ仕掛けに見せかけることで、役牌とドラの西を絞らせ、和了に近いようなフリをして他家を諦めさせるためのブラフです。
もし向かってこられても安全牌もそこそこあります。
点棒にも余裕がありますし、和了れなくてもどうってことはありません。
それよりも、このチーによって親の手が止まればもうけものかなと。
そう考えるとこのチーは良いと思いました。
ただし鳳凰卓限定でしか使えませんけど。

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②第三節A卓2戦目の東1局0本場

これは僕ならノータイムチーテン取っちゃいますが渋川さんはスルーしました。
メンタンピン三色の見える手を2000点で終わらすのはもったいないということでしょうか。
あと、3-6s7p待ちは6sが2枚見えていて、待ちとしても良くはないです。
3-6pツモって1-4sで張った方が待ちとしては数段優秀かもしれません。
僕的にはそこまでメリットをいろいろと考えても、ここでチーテンは取った方がいいと思いました。
安牌が1枚もないので、一発で当たり牌掴んで振り込んだら嫌ですし。
テンパイから危険牌を押すのとイーシャンテンから危険牌を押すのとでは、価値が全然違います。
特にこういう先制リーチが入った場面では、面前テンパイを待って追っかけリーチを打つと、リー棒を無駄にする確率が高くなります。
そうすると収支的には損になるんじゃないかと思います。
現代麻雀にも書いてありましたが、鳴きの2000点はリーチの2000点よりリー棒支出がなくなる分、押し有利になりやすいとのことです。
僕も特に先制リーチが入った時に、面前リーチの押し返しの判断は厳しく見積もっています。
待ちが厳しいようならダマにしてみたり。
逆に鳴きなら安手でも押せ押せです。
つまんないですけど、こういう場面では素直にチーテンを取るしかないと思います。
使えそうな引き出しに見えますけど、これはやっぱり使えないですね。

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③第三節A卓3戦目の南3局0本場

オーラス前で点棒が欲しいところですが、石橋さんはチートイテンパイから地獄待ちのドラ西単騎ではなく、1枚切れの1p単騎待ちを選びました。
天鳳的な選択で渋いですね。
ストイックです。
チートイドラドラ和了ればトップも見えてくるんですけど。
ラスの親をとにかく潰してしまおうということなんでしょう。
自分のトータルポイント的に無理にトップを狙わなくてもいいという判断もあるのでしょうか。
たしかに1pは全山でした。
西は掴めば出てくると思うんですけど、和了率には差が出そうです。
天鳳的には1p単騎がいいのかもしれません。
僕はどっちがいいのかわかりません。
トップに目がくらんで西単騎に取っちゃいそうですが。

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④第三節A卓4戦目の東3局0本場

これは福地さんがクソ仕掛けだと反省していましたが、28の鳴きやすそうなポン材が揃っていて鳴いてもいいんじゃないかと思いましたが。
8sポンして形式上のテンパイを取ったけど、3s切ってテンパイを外しています。
これはテンパイを取ってしまいたくなるところですけど、この後東ポンして3s切って2s裸単騎待ちになると、待ちがモロバレになるんですね。
巡目的にここで形式のテンパイを取るのは早すぎるし、和了れないテンパイを取っても意味がありません。
三麻だったら北のリンシャンバックでテンパイを取るところですけどねw
トイトイの仕掛けをするときは手なりで打つと牌理読みで待ちがバレてしまうので、このように切り順に気を使いたいところです。

次回、B卓について書きます。

最終形の強さ

最近あまりブログの記事が書けてませんでした。
検討したいシーンはそれなりにあるんですが、ツイッターでつぶやけるのでそれでいいかなと思ってしまうのが原因です。
でも2~3行では言い足りないこともあるし、やっぱりブログの方がいいかなと思いました。
何か深く掘り下げたいシーンがあればブログに書こうと思ってたんですが、そんなシーンはしょっちゅうあるものじゃないです。
なので、これからはいくつかのシーンをまとめて検討していきます。
今回は三麻です。

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この形、たまに見るんですが、いつも何切っていいかわからなくなります。
http://tenhou.net/2/?q=223566678s11666z
4sが二度受けの形なのでややこしいですが、冷静に枚数を数えていけば大体分かります。
6sを切れば69s受け5枚分が消える。
3sを切れば1s受け4枚分が消える。
5sを切れば7s受け3枚分が消える。
2sを切れば2s受け2枚分が消える。

ということは、受け入れ的には2s切りがもっとも有利です。
ただポン受けのことを考えると、2sポンテン取れないのはけっこうロスになりそうですね。
2sは鳴きやすそうですから。
テンパイスピードは5s切りの方が広いと思われます。

後は最終形の強さも考慮すべき要素です。
3sを切ると、最終形は2sと東のシャボ待ちになる可能性があります。
そんなに悪くないですが、1-4s待ちに比べたら断然劣りますし、強い1-4s受けを消してしまうのも良くありません。
5sを切ると最終形は6-9s東待ちか、1-4s待ちになります。
全然悪くないんですが、2sか6s切りなら4sツモって1-4-7s待ち三面張の可能性が残ります。
待ちの強さを考えると、2s切りか6s切りが断然有利です。

6s切りは2s切りに比べて受け入れ3枚分のロスがあるものの、2sのポンテンが取りやすいので、むしろテンパイは2s切りより速いかもしれません。
ただ、その分223sのターツが先に埋まりやすく、最終形が1-4s待ちではなく、4-7sになる確率が上がってしまいます。

これらのことを考えて結論を出すと、三面張の可能性が残って、最終形が1-4s待ちになる可能性が上がり、テンパイスピードもそこそこ速い2s切りが正解だと思います。
2sを先切りすることで、1-4s待ちがほんの少し釣り出しやすくなるのもメリットです。
2sの強いポン受けを残そうとどうしても考えてしまいがちですが、そう考えるとテンパイは速くなっても逆に最終形が弱くなってしまいます。
四麻でもタンヤオのことを考えて、223とか788の形を大事にしてしまいがちな癖はありませんか?
これは和了りやすさを考えると、あまり良くない傾向だと思います。

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染め手に向かう判断についてです。
現状ターツ候補が3つしかありませんが、これは鳴いて染めに向かうべきだと思いました。
2鳴きとかも考えるべきではありません。
2鳴きを考えるときって、トイツ部分をヘッドとして見る場合だけだと思います。
それよりも1pもドラとはいえ鳴きやすい牌なので、東ポンして1pポンして頭は後からつくるイメージの方が速いと思います。
染め手の向かうかどうかの判断基準は、ターツ候補の数や、染め色の枚数だけじゃなくて、鳴きやすいターツを持っているかどうかが重要な判断材料だと思います。

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リーチ判断について。
ダマにしたんですが、この後上家から一発で中が出てきました。
ちょっとぬるかったかなと思ったんですが、見直したらやっぱりダマでいいと思いました。
中は山に居ると思うんですが、2枚とも王牌にあるとかよくあることです。
それに両者ともテンパイ気配濃厚に見え、ここでリーチを打っても空振る可能性が高いです。
リー棒が無駄になるだけですし、ドラも見えてないので振ると高そうです。
危険な牌は止めてオリたいですね。
まともな打ち手なら2件リーチに対してこの手で追っかける人はまず居ないということを考えたら、リーチはありえない気がしてきました。
両者テンパイ濃厚ということを考えたら、2件リーチに対して押すのと同じようなもんじゃないでしょうか。
結果はいまいちだったけど、この判断には自信を持っていいと思います。

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