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2014年7月

三麻の型

Tenhou_prof_20140718_2

三麻六段に落ちちゃいました。
今回は特上中心に打ったので、普通に特上配分がきついかんじでした。
だいぶ長い間粘ったと思うし、あと1トップで八段昇段というところまでいったんですけどね。
まぁ、どうせ昇段してもそのうち落ちるだろうから、もう一度地盤を固めてから挑戦したいところです。
もう3回目なので、降段したことはあまり気にしていません。
三麻は段位変動が激しいのでいちいち気にしてたらきりがありませんねw

今回七段で打ってて気になったのは、いまいち自分なりの打ち方が定まってないことでした。
ミスが多いとは思わなかったんですが、打牌に迷う場面が多かったなと。
今後はそのあたりを改善して、自分なりの打ち方をがっちり固めていこうと思うんです。

そもそも今までも三麻ではいろんな打ち方を模索してきました。
今まで試してきた三麻の型を振り返り、検証してみましょう。

①副露攻撃型

とにかくよく鳴いて、よく放銃する。
副露率4割超え、放銃率.150超え。
なんでも染めたがって、鳴きのケアはほとんど出来なくて、安牌が常に足りません。
雀龍門時代に三麻東風で打っていた頃はこんなかんじで打ってました。
当時は雀力そのものが著しく低かったので参考にならないですが、これでも一応九段にはなったんですよw
これの欠点はテンパイスピードが遅いことです。
三麻は大体3割以上鳴くと逆にテンパイスピードは落ちてしまいます。
面前で牌理に従って打った方が速いんですね。
その分を染めの打点で補うわけですが、所詮ホンイツは2ハン程度、役牌を加えても3ハン程度なので、特に上がってはいません。
面前でリーチ一発ツモ裏を狙った方が効率が良いです。
まぁ、牌理が全然分からない初心者が陥りがちな型だと言えるでしょう。
でも、これでも実際そこそこは勝ててしまうんですよ。
少なくとも上卓は抜けられます。
牌理の分からない初心者にとっては、なんでも鳴いて染めていく方が手組みがわかりやすいし、そこそこの打点も得られて、愚者なりに効率の良い戦術ではあるんですね。
その後天鳳に移ってきて、天鳳位の牌譜を見て衝撃を受けました。
全然鳴かないし染めない、放銃もしない。
それでいて圧倒的な成績を残しているわけですからね。
僕はその時から打ち方を180度転換していくことになりました。

面前副露バランス型

天鳳に移ってきて三麻は面前だということになり、頑張って面前で手を仕上げることを意識しました。
それでも副露率3割を切るのがやっとでしたけどね。
面前型の天鳳位は.220くらいだったんですが。
副露率を下げたら放銃率の方もだいぶ下がってきました。
打点はリーチで補えば減ることもないし、思った以上にスムーズに移行することが出来て、ストレートに150戦で上卓を駆け上がっていきました。
バランス的には悪くないかんじでした。
それでもまだ染めにいきたがる癖が治り切ってないかんじでしたが。
六段までは一応行ったし、後はしっかりとした牌理を身に付けることで、それなりに特上でも勝てる手ごたえを掴んだのです。

③面前守備型

その後アカを変えたら違う打ち方を試してみたくなり、もっと副露を下げてみようと思い始めました。
面前型天鳳位はあんなに鳴かないで勝ってるので、もっと下げられるはずだと思ったんですね。
そして同時に放銃率ももっと下げようと。
天鳳位がどういう基準で鳴く鳴かないを判断しているのかはさっぱりわからないものの、そう思って自分なりに副露基準を厳しくしてみました。
そうしたら役牌の2鳴きがすごく増えました。
これの欠点はテンパイスピードが落ちることです。
上卓でも3割も和了れなかったような気がします。
その分放銃は確かに減りました。
役牌を鳴かない分、安牌が確保できるので、だいぶオリやすくなります。
黒子に徹して、横移動を待っていれば、脇は勝手に落ちていきます。
この打ち方で自分は初の七段になったのです。
ただ通用するのは特上まででした。
鳳凰ではぬるい横移動もなく、テンパイスピードがあまりにも差が付きすぎて何もさせてもらえず、たまに先制したと思ったら回し打たれて追っかけられて掴んで放銃。
チャオったところで、とりあえず自分の打ち方をもう一度見直してみようということになりました。

④速攻型

気晴らしにというか、なんとなく雀荘戦の三若東に手を出してみました。
そしたらテンポの良さが心地良くてハマりました。
ここで勝っていくにはどうしたら良いか。
3局しかないので、とにかくテンパイスピードを上げて、最速で和了るしかないなと思いました。
安牌や守備なんてどうでもいいから、とにかくテンパイスピード。
それだけを考えて、どうしたら速く和了れるかばかりを考えていたのです。
今までのような役牌2鳴きみたいなぬるいことはやめようと。
この時に役牌バックも覚えました。
手が進むなら、バックでもなんでも役さえ残っていればそれでいいんだと。
これが、やってみたら意外にけっこう和了れることが分かりました。
頭のないところから役牌鳴きも覚えました。
というか、役牌はほとんどの場合、1枚目から鳴いた方が速くなるということが分かったのです。
頭がなくても、とりあえず役牌鳴いて、後から頭をつくった方が断然速いんですね。
それからはずっと役牌2鳴きはほとんどしなくなりました。
副露率は上がったものの、雀龍門時代と違って、この頃からはホンイツはあまりしなくなって、役牌バックやクイタンヤオが増えたと思います。

くうたさんの牌譜を見始めたのもこの頃からです。
面前型の天鳳位が、あんなに鳴かずにどうやって勝てるのかは分からずじまいでしたが、くうたさんはよく鳴いて、それでいて最強なので、そちらを参考にすることにしました。

⑤孤立役牌無頓着型

三若東を打ち始めてから、段位戦でもテンパイスピード重視にシフトしていきました。
この頃から孤立役牌の扱いに悩み始めます。
絞るべきか、絞らないべきか、そのバランスが難しく、すぐに忘れてしまいます。
四麻と交互に打ったりしていると特によくわからなくなりますね。
すっかりそのバランスを忘れていたときに、四麻と同じ感覚で雑に切っていたんです。
そしたら毎局のように鳴かれて、そこからどうすればいいのか分からなくなって、放銃しまくって、全然勝てなくなっていきました。
これはなんとかしなくてはと思い、バランスを真剣に考え始めます。

⑥孤立役牌絞り型

そこで考えたことです。
なぜ、鳴かれたら頭が混乱するのか。
それは読めないからです。
三麻の鳴きはテンパイも読めない、打点も読めない、待ちも読めない。
そういうもんなんです。
四麻だったらチーがあるからある程度は読めるのに、三麻ではそれがないから何もわからないんですね。
例えばチーが入ったら少なくともトイトイではないと分かりますよね。
でも、三麻ではポンしかないから、常にトイトイの恐怖が付きまとう。
ホンイツだって、すごくまとまった手から鳴いていたら捨て牌には癖が出ません。
一度役牌ポンが入ってしまうと、そこから先は何が起きるかわからないんです。
いきなり想定外の高い手に放銃したりすることもあるから、毎巡のようにこの手を押すべきか、引くべきか、回すべきか、真っ直ぐいくべきか、常に頭を悩ますことになります。
ならばいっそのこと徹底的に役牌を絞っていこうと考えました。
少なくとも手がまとまってから切るようにしたい。
そうすれば鳴きに対する押し引きの判断はだいぶつけやすくなります。

これの欠点はテンパイスピードも落ちますが、手牌が非常に窮屈になってしまうことです。
例えば245とかから2を切って孤立役牌を抱えます。
そうすると2345の4連続形の形になるのを逃してしまいます。
愚形から良形になる可能性を残したりすることも出来ませんし、より広いイーシャンテンになる可能性を消したり、とにかく窮屈なんです。
これはやはり損失が大きいのではないかと考え始めます。

⑦ダマテン型

これはいつだったか忘れましたが一時期試していました。
雀荘戦を打つ前だったと思います。
役ありの満貫、5200は全部ダマにしてみようと。
これの欠点は決め手に欠けることです。
三麻で満貫は決め手になりません。
長所は出和了りが多くなることです。
ツモ損ルールなので、出和了りの打点は大きいですし、ラス回避的にも一人凹ますことが出来るのはメリットにもなります。
反面トップは減るように思います。
普通に考えたら出和了り満貫で一人凹ますより、跳満ツモって2人との点差を広げた方がトップに近づくのは当然だと思います。
もうひとつの長所は放銃打点が下がることです。
自分がリーチを打つと、他家もそれにシンクロするようにリーチで追っかけてきます。
ダマにしていれば、他家もダマのままのことが多いです。
ダマっていれば満貫放銃で済んだものが、リーチすれば跳満放銃になったりします。

⑧リーチ型

その後雀荘戦の三若南を打っていくにあたって、面前で張ったものは全部リーチしてみようという極端な発想で打ってみることにしました。
一発裏ドラ祝儀が5000なので、リーチのメリットが高いと思ったからです。
一時期リーチ率は.350を超えていましたw
出来るだけ副露も減らして、面前でリーチを打つことを重視しました。
副露率は一時期.230程度でした。
そしたら鬼のように勝ち続けることが出来て、Rランキング1位にもなりました。
ひょっとしたら段位戦でもリーチをもっと打った方が勝てるんじゃないかと思いました。

⑨現在

現在はそれぞれの長所をミックスして、欠点の少ない型を目指しています。
面前副露バランス型で速攻重視。
攻撃守備バランス型で無駄な放銃を無くしつつ、隙を見て攻める。
雀荘戦ではリーチを多く打ち、段位戦ではまぁ普通程度です。
役牌は適度に絞り、手牌を窮屈にしない方針です。

スピードと打点のバランス的には、どちらかというとスピードを重視しています。
役牌はバラバラの手でも鳴くようにし、染めを無理に狙わず、最速でテンパイを目指します。
安牌が足りなくてオリには窮するものの、そこは自分が和了り切ることでカバーします。

反面、面前で張ったら満貫の手でも出来るだけリーチを打って跳満倍満を目指します。
速い巡目での面前役ありの満貫テンパイは、ダマにするのはもったいないと思うのです。
雀荘戦でリーチの威力を肌で感じましたから。
しかし場況次第で拾える待ちはむしろ3900とかでも時にはダマにします。
これは雀荘戦でもその方が得だと判断すればそうするようにしています。

攻撃と守備のバランスは自分の手次第でシャンテンでも親の先制リーチに押し返すようにしています。
このへんの適度なバランスはすぐに忘れてしまうのですが。
確固たる指針が立てられずに苦労しています。
あまり放銃を極度に恐れずに、押すべき手は押すことが長い目で見ると得をすることに繋がると思っています。

役牌は一時期ガチガチに絞っていたのですが、手牌を窮屈にしない程度に抑えることでだいぶ気が楽になりました。
例えばドラの役牌だけ絞るとか、リャンメンリャンメンの完全イーシャンテンからフォロー牌を1枚外して、1枚の孤立役牌を抱えるとか、その程度に抑えることでちょうどいいバランスになるかなと思います。

鳳凰卓のリーチ判断

_1

鳳凰卓と特上卓では鳴き判断、リーチ判断が変わってきます。
これもそのひとつです。
少し迷ったんですがここは鳳凰卓なのでスルーしました。
まだ慌てる点差じゃないということと、中鳴いた後に346mや6pを鳴くかといったら、まぁ鳴くんでしょうけど、ペン3sテンパイで安牌もないんじゃ心もとない気がします。
でも特上卓ならこれは必ず鳴いてます。
そこまでバラバラの手で和了りから遠い形ではないし、安牌はなくなって苦しいけれど、充分和了りにいける手です。
何故鳳凰卓では判断が変わるのか、それは後ほど理由を述べたいと思います。

_2

これも鳳凰卓と特上卓で打牌選択の変わる場面です。
鳳凰卓なら4m、特上卓なら8pを切ります。
そもそも特上卓なら中は1鳴きですけどね。
理由は後述します。

_3

絶好の3-6mですが、特上卓ならダマでした。
鳳凰卓だからリーチしてみようという気になったんですね。
そのために打牌選択も、中のみでかわしにいくのではなく、面前リーチを打ちにいく手順に変えました。
おそらく、鳳凰卓だから上家は親とはいえ、振り込んでオーラスの順位を落としたくないのではないか。
ダントツがリーチしてくるからには、確実に良形のリーチと読むのではないか。
良形と分かってる相手に対して自分が押すのは不利とみて引くのではないか。
それを踏まえた上で、もし万が一押し返されたとしても、これほど強い待ちならそこまでリスクは大きくないだろうと判断しました。
たぶんこれだけの点差があるので、トップは厳しいと見て、イーシャンテンはもちろん、愚形テンパイなら引くでしょうし、良形テンパイでもひょっとしたらオリるかもしれません。
そのくらい慎重になるのではないかと思いました。

これが特上卓だったらこんなあーだこーだ脳内でこねくりまわしたものは全てパーになりますw
親がどう動くかなど、まったく読めないからです。
特上ではトップを果敢に取りに行く打ち手が多いこと。
点棒状況判断そのものがまだ拙い打ち手が多いことが読めない原因です。
言い方は悪いですが信用できないんですね。
他人の力に頼った戦術が成り立たないのです。
だから極力自分の力でなんとかしようとします。
やっぱり2位の親からデバサイだけは絶対に避けたいですから。
この場面だったらリーチはかけられないので、中は1枚目から鳴いておかないと苦しいです。
苦しいっていうのは自分の和了り的にですね。
安牌が減るのも苦しいですが、リーチで自動ツモ切りさせられるよりはずっとましです。

これがもしリーチもありってことになると、1枚目の中はそんなに無理して鳴く必要はありませんね。
安牌が確保できるのも大きいですし、鳴いてテンパイを取っても親はガン無視ですが、面前リーチなら1巡でも先手を取れば、親はかなり引き気味に打つことが予想されるからです。
巧くハマれば鳴きより有利に場が動きます。

ただ、鳳凰卓でも打ち手によっては注意が必要で、判断を変える必要があります。
少数ながら、攻撃的でトップを果敢に狙いにくる打ち手(例えばら○ださんとかど○よくさんとかw)の場合は特上基準に判断を戻します。
これは信用してないというより、警戒してるというかんじですね。
人読みは鳳凰卓では大事です。
日ごろから観戦するなどして、打ち手の傾向を覚えておくといいのではないでしょうか。
今回は上家とは初対戦だったのですが、東場での上家の対応から、堅い打ち手だとお見受けしたので、迷うことなくリーチをかけることができました。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2014070211gm-00a9-0000-5b96ccbe&tw=3

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