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2014年3月

打点のリカバリをする

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※西はダブ西です

愚形でも高め満貫に受けるか、安めの良形3900に受けるか。
こういう選択は麻雀ではよくありますけど毎回悩みますね。
大体愚形に受けてしまいますけど。
端寄りの8sと白のシャボなら待ちとしてはそんなに悪くない。
でも6-9sも端にかかった良形の中の良形で非常に優秀です。
こういうのは打点至上主義派と枚数至上主義派で真っ二つですし、なかなか答えは出ないんじゃないか。
そう思っていました。

_2

愚形に受けましたが、直後に9s出和了り逃した上に赤5p引いてきて愚形に受けてる意味が薄れたような。
三麻だと赤もそうですが、北引いて簡単に満貫手に変わるから、愚形に受けるのは微妙だったですね。

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一応和了れたものの、不満が残ります。
この時思ったのが、やはり6-9sリャンメンに受ければ良かったのではないかと。
その後、赤か北引きで満貫になるし、白ポンで8s切りでも満貫になる。
打点をリカバリする手段が豊富にあるわけです。
愚形の方は、枚数をリカバリする手段が一応47s引きもありますけどそれだけです。
こういうのは打点か枚数かという単純な2択で考えちゃだめで、そこがゴールじゃなくて、その先も見据えて、一旦良形に受けて打点も追うという考え方をすればいいんだと思います。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2014032714gm-0611-0000-e53eb4f6&tw=2

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しっかり反省をして心を入れ替えました。
これは良形に受けます。
この場面では枚数が特に重要で、対面からは出和了れませんから、愚形に受けて、仮に対面から当たり牌出て見逃すと非常に和了りが苦しくなります。
見逃しても和了り牌に余裕がある方が有利です。

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これが打点のリカバリです。
これも見据えての7s切り。
2s3枚使ってますけど、この3面張ならそう悪くはないでしょう。

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9s引いてきて3-6-9sに受け変えたんですが、この9sでは和了れない。
対面の9s手出しがトイツ落としだと読めなかった。
結局この局では和了れませんでした。
東ポンまでの手順は間違いではないと思うんですが。
あと一歩及ばずですが、この戦略は今後に生かしていきたいと思ってます。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2014032810gm-0611-0000-f52f2e8b&tw=2

流し満貫の期待値

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流局間際になって流し満貫が成立しそうなことに気づいて、しまった北抜かずに残しておけばよかった、なんて思うことがよくありますよね。

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そうは言っても、配牌時に北があると反射的に抜いちゃいます。
北を抜かないと、手牌12枚で戦うようなもので、受け入れが減ってしまいますから。
北はポンも出来ないし、メンツには組み込まないので、利用価値がありません。
それだけのリスクを背負って、北を残す価値があるのかどうかを考えてみたいと思います。
 

もし、流局したとして、流局までにヤオ九牌を何枚ツモれるでしょうか?
答えは平均8.6枚です。
ツモは流局までに平均で18回。
三麻の麻雀牌は27種108枚ありますが、そのうちの13種52枚がヤオ九牌です。
割合で言えば48%。
ツモが18回あるとすれば、そのうちの48%はヤオ九牌で、8.6枚はツモれる計算になります。
 

ということは、配牌時に10枚ヤオ九牌を持っていれば、平均すれば流局時に流し満貫が成立していることになります。
ただし、流局していることが前提なので、流局までに他家が和了ってしまえば意味がありません。
流局率は高くても10%程度です。
しかも平均すればなので、配牌時にヤオ九牌を10枚持っていても、流局時までにヤオ九牌が足りるときも足りないときも当然あります。
役牌を切って鳴かれて阻止される可能性とかもありますし。
いろいろ考えると期待値は低いと言わざるを得ませんね。
 

流し満貫は狙って和了るもんじゃありません。
それでも、この配牌がどれほど和了れる可能性があるのかということを考えると、かなり厳しいとしか思えないですし、こんな配牌だったら流し満貫の可能性を残して打つのも悪くないと思います。
国士と違って、普通に和了れる手を目指しながらも同時に狙えるのが流し満貫の良いところですから。
どんなにヤオ九牌を多く持っていても、普通に和了れそうな手なら流し満貫を狙う必要はありません。
北なんかさっさと抜いちゃって、受け入れをマックスにした方が利口だと思います。
 

とりあえず、クズ手のヤオ九牌10枚の手は狙う価値はあります。
そのへんを基準に考えてみればいいんじゃないでしょうか。
数%程度は成功すると思いますし、もともと和了れないような手だったら損するようなこともそれほどないです。
国士を狙った方がいい場合もありますが、大物手は要らないとか、メンツ手の可能性も残したい場合もありますから。
9枚でもとりあえず、北抜かずに孤立のオタ風牌を切って様子をみるとか、そのくらいならまぁ、問題なさそうですし、いろいろ考えられます。
 

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2014032408gm-0611-0000-a6aa34e0&tw=2

イーシャンテン維持の役牌鳴き

シャンテン数そのままだけど、イーシャンテンから役牌鳴いて受け入れだけを増やしておきたいみたいな場面が数多くあると思います。
こういう牌姿なら鳴くべき、鳴かないでおくべき、そういう考えを自分の中でまとめておきたいと思い、今回は実戦でよく見かけるイーシャンテン維持の役牌鳴きのパターンを羅列して整理してみました。
三麻基準で考えているので、チーとかは考慮してません。
最近三若東ばかり打っていることもあって、かなりスピード=絶対正義みたいな感覚の偏りがあるのは否めません。
異論はあると思いますが、これらは自分なりの基準です。

① 二筒三筒四筒六筒七筒一索二索三索六索七索南白白

白ポンして南切り。
4種16枚のイーシャンテンから、8種28枚のイーシャンテンへ。

これは典型的に鳴いたらだめな形です。
鳴いたら受け入れが大幅に増えるとはいえ、4種16枚が単騎待ちになってしまうのが痛すぎますね。
この形のまま2枚目の役牌が出てもスルーです。
鳴いていい場面はオーラスでリー棒出したら着順落ちてしまうとか、そのくらいでしょうか。
ドラの役牌も鳴かないですが、ダブ東、ダブ南、ダブ西など、鳴いて2ハン付くんだったら鳴くのもありかと思います。
そういう例外だけは覚えておいて、後は大体スルーだと覚えておけばいいと思います。

② 二筒三筒四筒六筒七筒一索二索三索六索八索南白白

白ポンして南切り。
3種12枚のイーシャンテンから、7種24枚のイーシャンテンへ。

これは鳴かない人もいると思いますが、自分は鳴いた方がいいと思います。
7sツモでしか良形になりませんから。
鳴けば受け入れが倍増する上に、2種6枚で良形にもなるのでお得だと思います。

③ 二筒三筒四筒六筒七筒一索二索三索四索六索八索白白

白ポンして8s切り。
4種16枚のイーシャンテンから、8種27枚のイーシャンテンへ。

これも自分は大体鳴きます。
面前でも2種8枚良形で、半分のテンパイは愚形になります。
鳴けば大幅に受け入れが増える上に、5種17枚は良形になりますから。

④ 二筒三筒四筒六筒八筒一索二索三索六索八索南白白

白ポンして南切り。
2種8枚のイーシャンテンから、6種20枚のイーシャンテンへ。

これは②や③以上に鳴いた方がいいと思います。
面前でも愚形にしかならない上に受け入れが狭すぎるのだから、鳴かない理由がありません。
堀内正人の著書でも同じようなことが書かれていて、「愚形愚形のイーシャンテンは頭を無くせ」とあります。

⑤ 二筒三筒四筒六筒七筒一索二索三索五索七索九索白白

白ポンして9s切り。
4種16枚のイーシャンテンから、7種24枚のイーシャンテンへ。

③と同じリャンカンリャンメンのイーシャンテンではありますが、これはちょっと鳴けません。
2枚目もスルーでしょう。
鳴けば良形テンパイは2種8枚から2種6枚へと、むしろ減っています。
同じリャンカンでも579ならカン8sになるので、カン7sよりはまぁいいかと思ってしまいます。

⑥ 二筒三筒四筒六筒八筒一索二索三索五索七索九索白白

白ポンして9s切り。
3種12枚のイーシャンテンから、8種20枚のイーシャンテンへ。

かなり微妙ですが、自分は1枚目から鳴きます。
変化も豊富ですが、それも鳴いてから変化を期待した方がいいと思います。
面前でリーチしちゃったら動かせませんから。

⑦ 二筒三筒四筒六筒七筒一索二索三索四索五索南白白

白ポンして南切り。
4種15枚のイーシャンテンから、10種33枚のイーシャンテンへ。

これは意外と鳴かない人が多いと思うんですけど、自分は鳴いた方がいいと思ってます。
受け入れ枚数大幅増です。
3s6sツモったときだけ寒いですが、6s引いてから7sツモって三面張とか、そんなパターンもあるので、そんなに悪いイメージはないです。

⑧ 二筒三筒四筒六筒七筒二索三索四索五索六索南白白

白ポンして南切り。
5種19枚のイーシャンテンから11種37枚のイーシャンテンへ。

鳴けば圧倒的な受け入れが手に入りますが、鳴かなくていい気がします。
⑦との違いは、⑦はしょせんリャンメンリャンメンのイーシャンテンなのに比べて、これは三面張リャンメンですし、受け入れは既に充分で、鳴かなくても簡単に張れそうですし、面前で三面張リーチが打てる魅力は捨て難いものがあります。
最近読んだ福地本でも、受け入れは多少犠牲にしても多面張は残した方がいいみたいなことが書かれてましたね。
和了れればなんでもいいみたいなときは鳴いてもいいんじゃないかと思います。

⑨ 二筒三筒四筒六筒七筒一索二索三索三索四索南白白

白ポンして南切り。
4種15枚のイーシャンテンから、9種29枚のイーシャンテンへ。

非常に微妙で、鳴いていいかどうかよくわからないです。
一応良形テンパイ枚数は22枚に増えてはいるのですが。
なので、自分は1枚目はスルーして2枚目は鳴くスタイルでお茶を濁しそうです。

⑩ 二筒三筒四筒六筒七筒二索三索四索四索五索南白白

白ポンして南切り。
4種15枚のイーシャンテンから、9種33枚のイーシャンテンへ。

⑨よりちょっと受け入れは増えていますし、これは鳴きます。
58pツモって1-4s待ちなら、むしろ3-6sより待ちはいいんじゃないかという気もしますし。

⑪ 二筒三筒四筒六筒七筒一索二索二索三索三索南白白

白ポンして南切り。
4種15枚のイーシャンテンから、8種25枚のイーシャンテンへ。

見た目はあまり受け入れが増えないのですが、白を鳴けば2s、3sのポンテンが取れます。
実質的にはさらに8枚増しくらいで、⑦とさほど変わらない器を持っています。
イーペーコーはちょっと捨て難いですが、自分はやっぱり鳴きます。

⑫ 二筒三筒四筒六筒七筒一索一索二索三索三索南白白

白ポンして南切り。
3種11枚のイーシャンテンから、8種25枚のイーシャンテンへ。

これは迷いなく鳴きます。
1s、3sポンテンもとれることを考えると、めちゃくちゃ速くなります。
イーペーコーなんて要りません。

⑬ 二筒三筒四筒六筒七筒一索一索二索三索三索赤五索白白

白ポンして赤5s切り。
4種15枚のイーシャンテンから、8種25枚のイーシャンテンへ。

⑫をちょっといじって、難しい形にしました。
こうするとちょっとわかんないですね。
5sが黒かったら迷わず鳴きますが。
白ポンして1s切りは速くなってない気がします。
面前でリャンカンが残っても赤5s切りリーチなら2sが出やすいと思うので、ちょっと鳴きたくないですね。
実際鳴くかどうかは難しすぎてよくわからないです。

⑭ 二筒三筒四筒六筒七筒一索二索二索三索四索六索白白

白ポンして6s切り。
4種15枚のイーシャンテンから、9種29枚のイーシャンテンへ。

これも圧倒的に速いので鳴いた方がいいです。
良形テンパイ枚数も2種7枚から4種12枚に増えます。

⑮ 二筒三筒四筒六筒七筒二索三索三索四索四索南白白

白ポンして南切り。
4種15枚のイーシャンテンから、9種29枚のイーシャンテンへ。

これは大体鳴いてます。
⑪に近い形ですが、こちらの方がさらに受け入れが広くなります。
3s、4sのポンテンもとれますし、圧倒的に鳴いた方が速そうなのでイーペーコーも見ないです。

⑯ 二筒三筒四筒六筒七筒二索三索三索四索五索七索白白

白ポンして7s切り。
5種19枚のイーシャンテンから、10種33枚のイーシャンテンへ。

これは難しいですけど、スルーした方がよさそうですね。
既に良形確定の充分な受け入れがありますから。
鳴けば大幅に受け入れが増すとはいえ、単騎待ちになるリスクもあるので、さすがに鳴かなくていい気がします。

⑰ 二筒三筒四筒六筒七筒二索二索二索六索七索南白白

白ポンして南切り。
4種16枚のイーシャンテンから、8種28枚のイーシャンテンへ。

暗刻持ちのパターンですが、鳴けば純粋に良形テンパイの受け入れが4種12枚増えるので鳴きます。
愚形テンパイの心配もないですし。

チャンタの仕掛け

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鳴いた瞬間やっちまった!やりすぎたと後悔したけど、よくよく考えてみると意外とそうでもなかった鳴き。
これがks鳴きに見えるのは、たぶん1sをヘッドとして見てるからだと思います。
ヘッドは後からつくればいいと考えれば、和了りのイメージが見えてくるはず。
1sは鳴きやすい牌です。
序盤からポロっと河に捨てられそうなかんじがします。
もし、9m鳴いた直後に、1sも鳴けると考えたらどうでしょう。

三筒八筒九筒七索八索九索中ポン一索一索一索ポン九萬九萬九萬

こんな形で、あっという間にイーシャンテンです。
有効牌が2種程度と、ちょっと苦しいイーシャンテンですけど、ここで9mポンしておけば、後は1sをポンするだけでイーシャンテンが組めるのです。
圧倒的に速いと思いませんか。
もし9mをスルーすれば、カンチャン、ペンチャンのキー牌2種を自力で引くことが要求されます。
27分の1の有効牌を2回自力で引いてようやくテンパイ。
しかもすでに枯れたシャボ受けが残るみたいな、そんな悲惨な状況ですから。
考えれば考えるほど鉄鳴きに思えてきました。

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うまい具合にまとまって満貫和了ることが出来ました。
上家が染めで1sが鳴きやすい状況ではなかったので、あまり速くはなってなかったかもしれません。
そこまではちょっと考えてなかったですね。
ただドラの1m重ねるイメージは持ってましたし、意外と大物手に仕上がる可能性も含めた鳴きだと思います。

ところで、9mポンした後に3pと4sどっち切るかで悩みました。
3p残しで有効になる牌は1pと2p。

4s残しで有効になる牌は5sと6sです。
これだけ比べると差がないので、有効牌をツモったときの牌姿を比べてみましょう。

一筒三筒八筒九筒一索一索二索七索八索九索ポン九萬九萬九萬

八筒九筒一索二索四索赤五索七索八索九索中ポン九萬九萬九萬

赤受けを考慮しても3p残し圧倒的優位でした。
イーシャンテンとリャンシャンテンじゃそもそも比べものにならないですね。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2014031213gm-0611-0000-1b610fb4&tw=2

役牌を絞るかどうかの判断

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これは役牌を絞ります。
理由は、オーラストップ目の親で、役牌絞り切って流局させてもOKなのと、この巡目に入ると、リャンメンとはいえ、役なしでは曲げづらいからです。
3~4巡目くらいでこの形ならバシっと役牌切っちゃってかまわないと思います。
あと、この巡目で役牌鳴かれるということはポンテンもありえます。
上家に發鳴かれた瞬間に7sが当たり牌に変わり、テンパイ勝負で7sで打ったらロンされたみたいな展開があるわけです。
その点、7s先に打って、テンパイ勝負で發を打てば、ロンされることはまれです。
少なくともリーチか仕掛けが入ってない限りにおいては、めったに起こらないケースだと思います。
テンパイしたときに、リーチや仕掛けが入っていて、危ないと感じたらやめることもできるんですし、そういう選択肢というか切り札も残しておきたいですね。
發鳴かせて、自分テンパイしたけど7s怖いから打つの止めたってなっても、大体ツモられちゃって終わりです。
この場面では役牌絞って、フォロー牌先切りが有利になります。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2014031010gm-0611-0000-4e9160fb&tw=2

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※西は役牌です

続いてこちらはどうでしょう。
4p1枚ないし、 3面張のフォローは外して、西を絞りたくなりますね。
でも、ここは西先切りが有利です。
上家が西欲しそうな河をしてますから。
ここで自分が西を絞ると、上家がキー牌の西が鳴けずに和了ることが出来なくなり、親が流れなくなります。
自分が和了れない場合は、最低でも上家に和了らせたいですから、上家をアシストする意味も込めて西を切っておきたいのです。
それにここで西を切っておかないと、巡目が進むにつれて、西が当たり牌に変わる可能性も高くなります。
ひとつポイントなのは、フォロー牌が4pだということです。
上家に西を鳴かれても、ピンズが上家に当たるようには見えません。
西を鳴かれた後でも、自分はテンパイ勝負で4pや8pは余裕で打てちゃうわけです。

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このように!
さっきとは違います。
もしこの4pが、6sか7sだったらフォロー牌先切りで、西絞りが有利になります。
ただ親に鳴かれることは全く考慮してないので、そのときはごめんなさいということで。

自分の手を少し狭めて役牌を絞るかどうかの判断には条件があり、よく考えて絞った方がいいと思います。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2014031114gm-0611-0000-39f4e5eb&tw=2

役牌バックの手順

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※西は役牌です

これは6sを切るべきでした。
役牌がトイツでなければ普通に6sを残すところですが、注意しなければならないのは、面前の手に比べて、鳴きの手は手組みが変わってくるということです。
1s、1mのトイツなどは、鳴き手になると面前に比べて価値が大きく上昇します。
6sに7sや5sがくっついても、チーができるわけでもないし、リャンメンターツの価値は、役牌があっても、面前に比べて変わるわけではありません。
ところがトイツなら鳴きで大幅にスピード上昇し、しかも端寄りのトイツなら鳴きやすいので、実質的な受け入れはリャンメンターツに匹敵すると言ってもいいと思います。
したがって、もうターツはこの段階で充分そろってるんですよね。

とはいえ、まず東が鳴けるまでは、なんとなくこの1mと1sのトイツに信頼が置けない感があると思います。
そういう不安感はバックの仕掛けを多用することで払拭されていきます。
この手は1m、1s、6p、東のどこからでも1枚目から仕掛けるべきですし、誰も絞る意味がないのですから、不安に思うことは何もありません。
むしろ不安に思うとすれば、最終形が役牌片和了りになって、和了れない方をツモってフリテンになることですね。
可能性としてはごく小さいのですが、ありえないことでもないので、そういう事態を想定して西を持っておくと、重なればダブルバックでフリテンの心配がなくなり、待ちも片和了りのシャボよりは強くなり、よ
り磐石な手牌構成になります。
そういう意味でも西が重なることは、6s周りでリャンメンターツをつくるより、ずっと価値があることです。
親に西を先に鳴かれるとやりづらいのもありますし、安全度的に西の方が安全だということもありますね。
6sを切って西を抱えることは、攻守両面でメリットがあると思います。

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これもなんとなく6pを残してしまいましたが、東抱えて6p切りの方が良かったと思います。
四麻打ちが陥りがちな罠で、ここからタンヤオを見てもまったく意味がないというか、ほとんど渡る手順がありません。
可能性としては、まず5s引きが前提です。
3sや6s引いても1mトイツ落とししたりせずに、6p切ってシャンテンに受けますから。

一萬一萬二筒三筒四筒六筒二索二索四索四索赤五索白白ツモ三索

この形になっても6pは出て行きますよねってことです。
ここから1m切って、7p引いて、5sツモってみたいな展開でタンヤオに渡れますが、6p切ればシャンテンなのでわざわざ遠回りはしませんね。

一萬一萬二筒三筒四筒六筒二索二索四索四索赤五索白白ツモ五索

これだと、同じメンツ手のリャンシャンテンですから、1mのトイツ落としもありかと思います。
さらにその後4p5p6p7p8pを引けば白のトイツ落としでタンヤオに渡る手順があります。
ただ、チートイツのイーシャンテンを捨てることになりますし、チーも出来ないので、あまりタンヤオに拘るメリットがないです。

一萬二筒三筒四筒六筒七筒二索二索四索四索赤五索白白ツモ赤五萬

四麻のタンヤオ構想イメージ。
例えばまず7pを引いて1mのトイツを外し、その後5mをツモってきたとします。
その後さらに5m周りの牌を引けば、白のトイツ落としで自然にタンヤオに渡る手順がありますね。
三麻にはマンズの中張牌がないので、こういう自然にタンヤオ移行する手順がほとんどないのです。

これが三麻が四麻と明確に違うところで、一見タンヤオが見えそうな手でも、実はタンヤオまでたどり着くことは出来ません。
どっちも打ち方が同じではだめなんです。
こういうところは明確に意識して、頭を切り替えるといいと思います。

役牌バックの和了れない方をツモったとき

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まぁ、ポンでいいんじゃないかと思います。
どうせ9p白ツモか、白ポンのケースしか良形にならないんですし、スルーしても、その直後に白が出たらポンするんでしょうけど、先に9pポンしてたらその白で和了れてたじゃないかって話になります。
スルーは単に後手を踏んでるだけとしか思えないです。
このポンに関しては何の迷いもありません。

_2

問題はこの後でした。
役牌バックの仕掛けで和了れない方をツモっちゃうときって、しょっちゅうはないですけど、たまにありますよね。
この時の対応は自分の中では大体決まっていて、まずツモ切りしてフリテンテンパイに構えつつ、白ツモで和了れる体勢をとっておき、他家から白がこぼれたときはポンしてトイツを落とし、単騎転がしで待ち牌探しの旅に出ます。
ただ、この時は赤をツモったので、頭が真っ白になっちゃいました。
黒の5pツモってツモ切るパターンは一応想定はしていたんですが、まさか赤をツモるとは思わないじゃないですか。
祝儀5000だから、この赤が出て行かないテンパイを組みなおさなくてはいけないと、とっさに思いました。

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そこで、順子崩しで立て直す方策に転じました。
安全に切れるのはどちらかというと、ソーズよりもピンズの方かなと。
ソーズのドラは切り辛いですからね。
ただ、とっさのことで慌てていたのと、持ち時間も5秒しかないので、打つ牌を間違えました。
打3pが良いですね。
これだと、3pツモったときにまたフリテンテンパイになっちゃいます。
1pを切ればリャンメンになり、9pカンや北抜きの際にリンシャンカイホー、またはハイテイツモで和了りやすくなりますが、ションパイで気持ち悪く、いきなりロンと言われてもおかしくないので自重しています。
役牌バックの和了れない方を引いた時点で、もう和了りからは遠くなってしまっているので、少し引き気味に打った方がいいと思います。

ちょうど最近福地本を読んでいたので、福地本に書いてあることを思い出しました。
福地さんは役牌バックで和了れない方を引いたときは、ツモ切らずに順子を崩すそうです。
詳しくは本に書いてありますが、自分はやっぱりツモ切りの方が有利と考えます。
というのは、順子を崩すとそのままでは和了れないテンパイになります。
リンシャンカイホーかハイテイツモでしか和了れません。
非常に少ない可能性ですし、それはもはやテンパイとは言えない、ただの形式テンパイです。
というか、テンパイの一歩手前だから実質的にはイーシャンテンみたいなもんです。
一方、ツモ切りの場合は役牌を自分でツモればそのまま和了れます。
それはやっぱりフリテンとはいえ、一応のテンパイには変わりはないと思うので、実質イーシャンテンと一応のテンパイだったら、苦しいなりにもテンパイの方が有利と考えています。
これは以前にも、自分なりにどっちが有利か真剣に検討してみたんですが、順子切りよりツモ切りの方が有利と、自分なりに結論づけました。
フリテンでも片和了りの役牌を自力でツモれることってけっこうあるんですよ。
特に終盤になってくると、ションパイの役牌なんてそうそう切られないですし、フリテンだろうがそうでなかろうが、どちらでも大差はなくなってきます。

ただ、いろいろな状況によって順子切りが有利なケースも出てきます。
赤を使いきりたいなんてことは珍しいケースなんですが、よくあるのは、暗刻になった牌が場に切りづらい場合などです。
四麻だと、下家に鳴かれるかもしれないとか、ダマテンや仕掛けが入っていてロンされるかもしれない場合などです。
また、順子切りでトイトイに渡れる場合なども順子切り有利です。

そういうこともよく考えてツモ切り、順子切りを選ぶといいと思います。
役牌バックはテンパイしたからといって、自分の仕事は終わったなどといって、安心しないことです。
和了れない方をツモったらどう対応するか、あらかじめ想定しておかないといけないですね。
自動和了りは押してもいいですが、鳴きなしも外しておかないとだめですよ。
同巡に和了れない方のシャンポン待ちの牌が出て、役牌も同巡に出て、フリテンになっていて和了れないなんてことがありますから。
1枚切れの役牌バックだったら、もうそれ以降は和了れなくなっちゃいます。

牌譜
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鳴いていいときいけないとき

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四麻でこういう鳴きって躊躇しちゃいます。
確実に鳴いた方が速いと思うんですけど、安牌捨てて安手で和了りにいくのって割りに合わない気がするんですよね。
でも、これは鳴いた方がいいですね。
白さえ先に鳴ければ良形確定なので。
1pとか2pとかは簡単に鳴けそうで、北1枚くらいスルーしたところでそんなに遅くなってない気もします。
東場だったらスルーしそうです。
トイツの1pがもっと真ん中寄りの牌だったら迷わずポンしてたのかなって気もします。
1つ大事なことをこの時忘れてました。
ドラが南だから、北をポンすれば他家は南が非常に切りづらくなるでしょう。
やっぱりポンするべきです。
北ポンした後に南2枚引くことだってあるわけですし。

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逆にポンしてはいけない場面もあります。
ここはラス目の親に振り込んではいけない場面なので、スルーして安牌を溜めましょう。

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親の安牌2枚確保してあるからいいかということで南はポンしてみたんですが微妙ですね。
鳴かない方がよかったです。
これポンした後に2枚目の發が出てしまったらどうするのか。
安牌ゼロで愚形のテンパイを取るのかって問題があります。
かといって2枚目の發をスルーしたらリャンカンと片シャボだけが残って非常に苦しい形になっちゃいますね。
ピンズの中ぶくれの形がいいのだから、落ち着いて6pへのくっつきを待てば良かったですね。
もし役牌が枯れても4トイツあるのでチートイツに行けますし。
 

どういうスタンスで臨むのがベストか考えてみました。
まず、この形からは4mはポン、5s7sはチーします。
愚形が解消できるので。
ピンズの4578は鳴きません。
リャンメンターツが残るとはいえ、手は進んでないので。
南と發の1枚目はスルー。
2枚目もスルーがいいと思います。
南と發が全部枯れてしまったらメンツ手は諦めてチートイツにしましょう。
ちなみに平場だったらピンズ以外全部鳴きます。
 

ここが気になったのは、最近、三麻だと鳴ける牌はどんな時でも大体全部鳴いてるなと思ったからです。
自分が和了らないと親番終わんないですからね。
でも四麻は自分が前に出るべきときと出ちゃいけないときがあるんです。
そこをこれからは見極めていきたいと思います。
 

牌譜
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