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2013年8月

役牌後々付けの手順

最近役牌バックの記事ばかり書いてましたが、今回はもっと踏み込んで役牌後々付けの手順について。
役牌後々付けとは役牌トイツすらない手牌から仕掛けて、後から役牌を重ねてからポンもしくは片和了りで和了切る戦術のことです。
非常に高度なバランス感覚を要求されるので、まだ自分の中では発展途上です。
後々付けが有効になる場面はそんなに多くはないのですが、勝負どころで手牌が壊滅的だけどどうしても和了りにいかなければならないとか、そういう場面で有効になる時が必ずあります。
そんな時に面前ではどうにもならず、頼りになるのは孤立の役牌だけです。
戦略的にまったくの役なしからでも仕掛けていくことも必要だと思っています。
どうしてもこの戦術は一かバチかみたいなやけくそ的な印象が最初はあるんですが、実際やってみたらそんなことはなくて、むしろ繊細で、成功させるためには一切の手順ミスが許されないなという印象を受けました。
なんとかものにしてやろうと思っています。
まだ研究中ですが、今回はその片鱗を少しだけ見ることが出来ました。

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配牌第一打は2sを切ります。
この時考えていたのは9mと1pのポン受けが非常に良さそうだなということです。
この手は面前では全然ダメだけど、役牌さえ重なればすごく速そうな手なんです。
だからとりあえず数牌の中で一番要らなさそうな2sを切ってみました。

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配牌第二打は4pを切ってみました。
素直に字を切る人も多いでしょうが、これはちょっとひねくれた打牌のように見えてすごく自分の中ではいいと思ってます。
まず裏目の3pが1pのフォロー牌になってるのでこれは全然痛くないです。
鳴き手だと考えれば113の形ってものすごく良い形なので、僕は鳴き手に限っては単純リャンメンターツと同等くらいには考えてます。
後は5p引きリャンメンターツ形成逃しの裏目がちょっと痛いくらいですが。
でもまぁ一応7pにくっついてカンチャンターツにはなるので現状の受け入れとしては全く減ってはいないんですね。
孤立役牌を残したい場合、このように受けかぶりの孤立数牌を嫌うと良いです。

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第三打、第四打は枯れた字牌を切っていきました。
第五打は7p切り。
これはちょっとやりすぎ感があります。
7pを切るとピンズの受けがボロボロになるので。
テンパイ速度的に見るとまったく良くはないでしょう。
ドラがないので面前リーチを打つ気がまったく起きませんでした。
役牌1000点でかわせれば良しだけど、無理そうならオリようと。
まだ東1局ですんで。
守備的な意味でも字牌を抱え、序盤から他家に受け気味の構えです。
赤1枚でも持っていれば7pを残します。
また、面前のみ手でも和了る価値のある場面であれば、7pを残した方が良いと思います。

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6巡目で上家から出た1p。
鳴くべきかどうかちょっと迷いました。
和了り必須な場面なら鳴くのかなと。
その場合切る牌は8mくらいしかないですけど。
これは鳴かない方がいいような気がします。
7mの受けも消しますし、1pポンしたところで、次9m出ても鳴ける形ではないので。
たいして速くならないのかなという気がします。
1pも1枚スルーしてもまだもう1枚山には居そうですから。
今はもし和了必須な状況だったら?という前提の話をしていますが、この場面は和了必須ではないのでもちろん鳴かないです。
和了必須な状況でもこれは焦って鳴かないようにしないとなって思っています。

ただ、この形から9mポンか7mチーはありかなって思います。
その場合、全く必要のない8mか9mを切って現状維持出来るので。
親には字牌3枚とちょっと安全そうな1pトイツで受けられそう。
ここからは9mポンか7mチーはしようと思ってました。

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先に字を重ねたかったのですが5mのトイツが埋まってしまいました。
何かを切るとしたら7mの受けだけ妥協して8mを切るしかないですね。
役牌を重ねなければどうにもならない手なので、孤立の字はどれも手をかけられません。
この形からも1p、9mは仕掛けない方がいいと思います。
3種の孤立字牌どれかが枯れたら1p、9mはポンします。

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念願の白を重ねてから1pポンしてテンパイ。
手牌の守備力も十分残した良い手順が踏めたと思います。
結果的にはただの役牌バックなんですが、経過は後々付けに近い手順です。
仕掛けた後に役牌を重ねる手順も十分考えられました。

役牌後々付けについてはもっと検討の余地があるので、また機会が巡ってきたら検討したいと思います。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2013082115gm-0029-0000-2b62d0d8&tw=3

客風字牌から鳴いて染めるかどうかの判断

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銀南にて。
この手はまっすぐホンイツに向かいます。
その上でこの北を1枚目から鳴くかどうかについて考えてみました。
まずこの北を鳴くメリットとしては、テンパイ速度上昇が第一に挙げられます。
最近の記事でも再三検討してわかってきたのですが、役牌バックと同じでこの北をスルーすると思った以上にテンパイ速度に差がつきます。
南が絞られることを考慮してもだいぶ違います。
ただ、三麻と違って3sチーが利くので、三麻ほどスルーによるロスが少ないとも考えられます。
その点と打点との兼ね合いをどう考えるかですね。
北を鳴くと2000点で終わる可能性も高くなりますし。
受け入れを考えても南のトイツより、122sの方がメンツ化しやすいわけですし、北を鳴くことによって南が絞られることも考えられるので、2000点で終わる可能性は高くなってしまいます。
そこがデメリットのひとつですね。

もうひとつのメリットは4枚目の北をツモってカン出来ること。
カンして南ポンしてツモで6400ですから。
もしくはカンドラ1枚載って満貫とか、刻子にモロ載りすれば跳満とかもないわけではありません。
そう考えると北1鳴きのケースは思った以上にマックス打点が高いです。
北スルーして南ポンしても結局3900止まりなんで、思ったほど打点期待値に差はないのかなと思ったりします。
もっともカンすると、他家の面前リーチの打点を上げてしまうことにもなるので、リスクもありますけど。

逆にデメリットを考えると、手牌の守備力が下がることがまずひとつ。
でも、この点棒状況でそこまで守備力は要らないかなと思います。
南のトイツでも十分ですし、北ポンして南ポンした後は守備力皆無になりますけど、そこまで来るとほぼテンパイか好形イーシャンテンにはなるので、打点もあるし勝負しにいってもいいです。
とすると、この点はそこまでデメリットではありませんが。

もうひとつのデメリットは他家に警戒感を与えてしまうということです。
南が絞られてしまうこともそうですが、北ポンした後に南ポンで2副露入れてしまうと、他家にはかなりテンパイ濃厚だと悟られてしまって、和了牌は出にくくなりますね。
この点が1番のデメリットになりますかね。

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結局北はスルーしたんですが、南ポンした後に自力でソーズを引き入れてテンパイしました。
僕の捨て牌、かなり濃くはなってますが、さすがに1枚切れの北くらいなら出そうな気がしませんかね?
例えば北ポン南ポンの2副露してこの捨て牌で4-7s待ちとかで張ってたらまず出る気はしないです。
他家からの出和了り効率を落としてしまうことが一番のデメリットです。
そこまで考えるとやっぱり北はスルーした方がいいような気がします。

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似たような考えでこの7sはスルー。
食い延ばして5-8s待ちで張れば和了り枚数は増えますが、5-8sは親以外からはまず出てこないと思います。
9sも北も1枚枯れですが山には全部いそうですしね。
鳴けば鳴くほど他家の警戒感を高めてしまうので、メリットが微妙な鳴きは控えた方がよさそうです。

役牌バックと二度受けリャンメン

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今回も役牌バックに関しての記事です。
ドラの發がトイツでこの9sをポンするかどうかという問題。
これは鉄でポンでした。
1枚目から鳴いていいですね。
2枚目すらスルーしたのはぬるすぎます。

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答えはこの後、發ポンして残った形を見ればわかります。
もし9sポンしてれば1-4sで張れてますから。
イーシャンテンとしても二度受けのリャンメンが残って、9sのポンテンも利かない苦しい形です。
9sから鳴くと絞られるとかそういうのは問題ですらなくて、先制テンパイすら取れないんじゃ勝負にもならないです。
前回の場合は1手遅れても残る形が非常に良かったのでスルーもありかなと思ったのですが、この形ではだめです。

僕はどうしてもこの形は9sヘッドにしか見えなくて、6sヘッドのテンパイイメージっていうのはいまいち沸かないんですよね。
566という形が良形でここでメンツをつくらなきゃいけないという先入観があるんでしょうね。
566という形を崩すのは抵抗があります。
なんかきれいな形を醜く汚すようなかんじがします。
だから四麻でもよく鳴くわりにバックは苦手です。
なんとかこの苦手意識を払拭しなければいけないですね。

もうひとつ勘違いがあるのは、二度受けのリャンメンは思った以上に良くない形だということです。
少し牌姿をいじって比較してみます。

① 九萬九萬九萬二筒二索三索五索六索六索九索九索發發

② 九萬九萬九萬二筒二索三索六索八索八索九索九索發發

①と②はどちらも受け入れ枚数がまったく同じなんですが意外な気がしませんか?
僕は②の牌姿だったらなんの抵抗感もなく9sポンできたと思います。
受け入れ枚数がまったく同じなのに、688が566に変わっただけですごく鳴きづらくなります。
もっと言うと、①より②の方が形はずっと良いくらいです。
6sより8sの方が鳴きやすいですから。
そのぶん先制テンパイが取りやすい。
二度受けリャンメンのメリットはテンパイが良形化しやすいことと、3面待ちがつくれることです。
シャンテンだったら愚形と受け入れは変わらないので、愚形と同等程度かそれ以下の価値に下がってしまいます。

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ちょっと昔のスクショを掘り返してきました。
四麻ですがクイタンで2pポンして何を切るかという問題です。
イーシャンテンですから、3p8p67sどれを切っても受け入れ枚数は同じとなります。
場況的には8sが2枚枯れていて、67sの受け入れは8s2枚だけで、一見良い形に見えますが、実質的には2枚枯れのカンチャンやペンチャン程度の価値しかありません(テンパイすれば良形で張れてそれなりの価値もあるのですが)。
しかも、3pと8pのポン受けを考慮すると、3pや8p切りより、67s切りの方がずっとテンパイは速いと思います。
最終形としても2p8pシャボ待ちはそこまで悪くないですし、ここは67s切りがいいです。

役牌バックで仕掛けない

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前回に続いて役牌バックについての記事です。
今回は親で北3枚抜き、發と中のダブルバックのこの牌姿から1mをポンするかどうかという問題です。
非常に悩ましくてはっきりと正解とは言い切れないのですが、今回はスルーでいいかなと思います。
1mポンのメリットは速度上昇です。
1mポンして役牌ポンでもう3-6p待ちのテンパイですからテンパイ速度は圧倒的と言えます。
ただこの状況がそれを許してくれるでしょうか。
南場でラス目の親が1mからポンして北も3枚抜かれていて、さすがに役牌は絞られる可能性も高いんじゃないでしょうか。

役牌バックはいつもなら絞られてもかまわないという気持ちで仕掛けます。
他家が孤立役牌を抱えて絞って手を殺してくれるだけでも儲けものかなと。
でもこの手は流局では困ります。
あまりにも形が良すぎる打点も高い手で、絶対にモノにしたいです。
絞られてもツモることも全然あるしいいんですが、万が一役牌が鳴けなかったり絞られてツモれなかったりするのもいやだなと。
なので出来ることなら役牌から仕掛けたいという気持ちがあります。
ダブルバックとはいえここは慎重に。
最速でテンパイを入れても1-4や6-9待ちならともかく、3-6pはそんなにすぐ打たれる牌じゃありません。
焦ってテンパイを急ぐこともないかなと思います。

ソーズが単独カンチャンだったらこの1mは鳴きますが、23457の形は非常に良い形です。
148ツモでリャンメン変化、3ツモでカンチャンフォロー付きのリャンメンに変化、9ツモでリャンカン、257ツモでトイツフォロー付きのカンチャンに変化と、1~9まで全部が受け入れを増やす有効牌です。
これだけ変化が豊富な強い形なら1mをスルーしても充分に速いテンパイが取れそうです。

もうひとつ気になる点は、1mポンして役牌ポンして二副露入れてしまうと、大体他家にベタオリされてしまうという点です。
河にいきなり7s5sと並んでしまって威圧感もありますしね。
まずはおとなしく1mを河に並べて静かにしておきたいのです。
副露も出来ればしたくないです。
一番良いのは役牌暗刻にして面前でダマのテンパイを入れることで、こうなると誰も和了牌が止められなくなります。
役牌ポンの一副露のテンパイでも二副露よりは和了りやすいと思います。
他家をオロしてツモりにいくか、他家を好きにさせつつ和了り牌を拾いにいくか。
どちらがいいかは状況次第なんですが、今回は後者の方ですかね。

今回はいろいろと小ざかしいことを考えてスルーしてみました。
ほとんどの状況で、速度の上がる役牌バックの仕掛けは有効になるので、迷ったら鳴いてみたらいいし、この状況で鳴いても一向に問題はないと思いますが。

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