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2013年4月

麒麟児の一打的な鳴き

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麒麟児の一打的な鳴きを実践してみました。
これは本にも同じような牌姿がありましたね。
違いはピンズの部分が出来メンツ2つになっていて、飛びトイツが並びトイツになっていたくらいです。
赤も2枚じゃなくて1枚なので、少々勝手が違いますがそれでもこれは鉄鳴きでしょう。
スルーすると極端に和了りが厳しくなってしまいます。
面前で手をつくっても、3-6pが埋まれば片方が枯れたシャボ受けが残るだけで、とてもテンパイとは言いがたいほど酷いものです。
もちろんリーチはかけられませんし、そう考えると、これはイーシャンテンといっても、実質4mの2枚受けのみのイーシャンテンと考えてもいいです。
仮に3-6pツモを含めても受け入れは最大で9枚です
一方、2mポンした後のイーシャンテンはどうでしょうか。

四萬四萬二筒三筒四筒赤五筒一索四索五索六索ポン二萬二萬二萬

ポンして1pを切ります。
4mツモで2-5pノベタン待ち(2枚)。
2-5pツモでシャボ待ちのテンパイ(6枚)。
3pツモでペン4pフリテン待ち(2枚)。
4pツモで3-6p待ち(3枚)。
6pツモでフリテンの4-7p待ち(4枚)。
7pツモでカン6p待ち(4枚)。
4mポンは3人から出来ることを考えると実質的に受け入れが6枚増し。
346pチーで実質的に受け入れが9枚増し。
合計で36枚です。
これは圧倒的。
もちろんフリテンテンパイがかなり占めてるのですが、6pツモのフリテン4-7pは片方が枯れた24mシャボよりずっと良い待ちですし、3pツモの仮テンから4mポンのノベタン変化とか、悪い待ちなりに変化はいろいろあります。

これだけ圧倒的だと仕掛けるのは当たり前のようにも思えますが、上級者にとっては当たり前のようでも、19含みのメンツが出来ている状態だとなかなか仕掛けるという発想は出てきにくいものだと思います。

そしてもう1つ重要なことがあるのですが、この2mポンした後に1sではなく、必ず1pを切らないといけません。
僕は1sを切ってしまいました。
とりあえず見た目的にテンパイに近い方にとっておきたくなる心理ですよね。
1sが安牌であってもなくても、食い替えが出来ないので、1pを切らないと4pチーで3-6p待ちのテンパイが取れなくなってしまい、1pを残しても邪魔にしかなりません。
終盤ならテンパイ料狙いで1p残しケイテンを取ってもいいですが。
こういう鳴きはいろいろとコツがあるということを知りました。

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その後浮き牌の5sをツモってさらに磐石なイーシャンテンになり、そこから7sツモってトイメンから3s出て軽くこの局を流しました。
この5sも2mポンがなければくっつきイーシャンテンに取ることは出来ませんでした。
5sツモってくっつきの7sをツモってもまだイーシャンテンなんですね。
2mポンした方がその後の変化にも強いですね。
ソーズかマンズの真ん中の牌をツモってくればくっつきで受け入れが激増します。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2013042207gm-0029-0000-8529c399&tw=3&ts=0

麒麟児の一打~感想

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堀内正人プロの「麒麟児の一打 鉄鳴き」買いました。
基本的には非常に素晴らしい内容です。
こんな仕掛けのテクニックがあったのかと驚くことしきり。
500円ぽっちでこれほどまでに高度な戦術を得られていいものかと、申し訳なるくらいでした。
一見するとこんなの鳴きなの?えー?っと最初は思うのですが堀内プロの解説を読み、じっくり噛み砕いて考えてみるとそうか、この鳴きはありなんだなと思えてきます。
一見鳴けなさそうに見える牌姿からも、見えない仕掛け役の存在を気づかせてくれます。
「魔神の攻め」と合わせて読むことをお勧めします。
この本に書かれている通り、麻雀は仕掛けを極めることで強くなれると思いますから。

ただどうしても気になるところがあっていくつか取り上げてみたいと思います。
基本的にこの本の鉄鳴きは本当に鉄鳴きです。
僕自身鳴きガターというのもあって、そう思うのかもしれないですが。
堀内プロは実際にはそんなに鳴かないみたいです。
ロンロンの副露率は.320程度だとか。
完全に面前派ですよね。
面前派の鉄鳴きが鉄鳴きでないわけがないんですよ。
僕はこの本の鉄鳴きは全部鳴いていいと思ってます。
むしろこれはなんで鳴かないのか?と思ったくらいですね。
そのうちの1つはこれです。

四萬赤五萬六萬三筒四筒赤五筒六筒三索四索赤五索七索九索北ドラ九筒

子の5巡目、ここから6sをチーするかという問題です。
堀内氏は鉄スルーだといいます。
解説をよく読んで自分なりに噛み砕いて考えてもこれには納得出来ませんでした。
スピードが速くなってないのはその通りだと思います。
既に充分に受け入れの広いイーシャンテンです。
6s鳴いたところで2-5sチーくらいしか出来るようになっていません。
6sチーすることによって得られるものは、良形テンパイが確定することと、手役が確定すること、この2つです。
この手は赤3で満貫ありますから、面前にはこれっぽっちも未練はありません。
確実に和了ることだけを考えていればいいです。
そのためには良形でテンパイすることがまず大事です。
6sをチーすれば2-5sツモかチーで3-6pノベタン待ちのテンパイ、3-6pツモで2-5sのテンパイ。
どこが埋まっても良形テンパイになります。
現状のイーシャンテンでは36p北ツモでカン8sテンパイになる恐れがあり、このネックを解消できるだけでも充分鳴く価値はあると思います。

たしかに良形とは言ってもノベタンの3-6p待ちの6枚待ちはそんなに良くはないかもしれません。
カン8sの方が端寄りで待ちも良いし、4枚待ちならそこまで差はないと言えます。
ただリーチをかけなければいけないので、これはクイタンのノベタン3-6p待ちに比べると和了率は大きく落ちてしまいます。
カン6s鳴いただけのクイタンなんて誰も警戒はしません。
赤3枚持ちがばれるわけでもないし、いつテンパイしたかも他家にはわからないんです。
リーチすればテンパイしましたよー、満貫ありますよーって他家に宣言するようなものなので、これだと当たり牌はかなり出にくくなります。
しかも子です。
親だったら他家全員オロして終局まで一人旅なんてこともザラにありますが、子なら必ず1人2人は攻めてきて、終局までツモらせてはくれません。
当たり牌止めて回し打ちされて和了りを蹴られることだってあります。
クイタンなら誰も当たり牌を止めることはないでしょう。
良形確定に加えて、リーチ宣言せずに他家から和了れる権利を得る手役付加は大きなメリットです。

これが祝儀5000の麻雀だったらまだわかります。
面前リーチで裏や祝儀を得る権利を得るわけですし、他家をけん制してツモりやすくした方が祝儀も多く獲得しやすくなります。
そのへんの解説はなかったですが、祝儀比率やウマオカなども説明に加えれば納得できたかもしれません。
その点は、祝儀に応じた戦術が体系的にまとめられている「魔神の攻め」の方がよく出来ていると言えます。
値段も全然違うので致し方ないところですか。

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続いてこちらです。
ここから9mを切って、仕掛け役のイッツーを見切って、安易に瞬間的な受け入れを重視するとかえってスピードは遅くなってしまうという内容でした。
もちろんその通りなのですが、問題はじゃあ他に何を切ればいいのかということです。
堀内プロの答えは8pでしたが納得いきません。
46s切りの方がいいと思います。
ここから三色を追う手順が見つからないからです。

一萬二萬三萬四萬六萬八萬九萬四筒六筒九索九索チー四索五索六索

8p切った後に5sをチーしたとします。
ここから切る牌は46pになります。
三色で和了るとするなら、ここから和了りに必要な牌は5mと5p。
イッツーで和了るとするなら、ここから和了りに必要な牌は5mと7m。
たいして違いはないですが、どちらかと言えば端よりの7mを含むイッツーの方が和了りやすいと言えるでしょう。
9mを切ったときのカン7mの受けも、役なしのテンパイが出来るだけで何の意味もありませんから、見た目の受け入れの広さは関係ないです。

一萬二萬三萬四萬六萬八萬九萬四索六索九索九索チー四筒五筒六筒

続いて5pチーです。
これもさっきと同様の理屈で46sを落とすことになります。

一萬二萬三萬八萬九萬四筒六筒四索六索九索九索チー四萬五萬六萬

5mチーはどうでしょうか。
これは本に書いてある通りですが、端よりのペン7mを残す方が有利ですし、ピンズ落としでソーズのリャンメン変化を見ます。
7mチーも同様と考えます。

結局どこをチーしてもイッツー関連のターツしか残りません。
三色とイッツー両方の可能性を残す必要がどこにあるのでしょうか。
本文ではそのへんの解説が一切なかったですが。
46s切りも8p切りも瞬間の受け入れ枚数は同じ。
ならば46s切りの方が余剰牌が1枚持てて、その分を安牌に割り当てられる分だけ有利と考えます。
安牌1枚持てるのは大変な差です。
親リーに対して一発を確実に回避出来るというだけでも安心感が全然違います。
安心感というか、そんなメンタル表現ではなく、放銃率や放銃打点も確実に下がると思うんですが。
それ以上のメリットが8p切りにあるとは考えられません。
何かあったら切実に教えて欲しいです。

一萬二萬三萬四萬六萬八萬四筒六筒四索五索六索九索九索

あるとしたらチーではなく、ダイレクトに5pや5sをツモったときにこの形になるというメリットでしょうか。
これならまぁ、面前の受け入れが増える分、イッツーよりも三色に行った方が有利かもしれません。
ただカン7mの受けをつくっても、そこが埋まれば愚形のリーのみが出来るだけでまったく嬉しくありません。
赤5sや赤5pをツモった時だけカンチャンドラ1のリーチが打てる分ほんのちょっと有利になるかもしれませんが。
それでも僕はリーチ打ちたくはないんですが。
なんにしてももやもやするので本文で解説が欲しかったです。

5000点差の押し引き

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前回の記事と同じですが、トップと4300点差のオーラスです。
1000-2000ツモ条件。
そしてドラはヤオ九牌の9s。
ラスの上家との点差は13300点あり、こちらがリー棒出して満貫ツモられてもまくられない点差もあるし、親に満貫振ってもラスらないので、貪欲にトップを狙いにいっても良いでしょう。
僕はこういう状況の対応が苦手みたいです。
どうしても配牌からはクイタンを狙いたくなります。
しかしドラは9sなのです。
ヤオ九牌ドラ時のクイタンは赤を2枚集めないと1000-2000にはなりません。
クイタンで1000-2000をつくるのはかなり厳しい。
ということはとにかく面前効率マックスで手を進め、リーチツモ赤(ドラ)1かリーチツモ裏1を狙いにいくという方針がベストです。

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したがって、ここでペンチャン外しはよくないんですね。
最速で面前テンパイを目指すという方針に逆らってしまいます。
普段の手づくりではこのようにペンチャンを外して、孤立中張牌を残してターツをつくり、タンヤオに向かいやすくします。
もし裏目の7mを引いたとしても、それはそれでタンヤオの種としては使えます。
ペンチャン残して7mが埋まったとしても面前限定の手が出来るだけですからあまり嬉しくありません。
それよりは孤立中張牌のくっつきを逃す方が痛いと思います。
ですが、今回は面前で手を仕上げないと意味がないので、いつものクイタン効率で手をつくることに意味はありません。
たしかにリーチツモタンヤオで1000-2000確定は大きいんですが、テンパイ速度を落としてまで狙うものではないです。
最速でテンパイして裏に期待した方が効率が良いと思います。

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裏目の7m引いてぐだぐだになりました。
役なしドラなしでフリテンリーチとかになったら厳しすぎるので、とりあえずテンパイだけ取って流局狙いですかね。
後は、対面に直撃で西入り狙いとかですか。
流局と対面直撃限定の仕掛けっていうのはやっぱり不安定です。
ここから赤1枚ツモったとしても状況はほとんど変わらずですから。
たとえ役なしドラなしでもリーチさえすれば対面直撃と流局の他に、対面直撃裏1でトップとツモって裏載せてトップというオプションが増えます。
ケイテンはいつでも取れるので、こんな早い巡目から自らそのオプションを捨ててしまうことはないですね。
こういう形になった以上はしょうがないんですが。

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流局して次局再び1000-2000ツモ条件ですが。
これはどうなんでしょうね。
冷静になると鳴いた方がいいんじゃないかって気がします。
ここから面前で手を仕上げるといってもかなり苦しいです。
とりあえずドラ3mの受けはあります。
この1枚は計算しても良いでしょう。
後は赤1枚ツモるか、ドラを2枚引いてその2枚を使い切るかですが。
ホンイツもちょっと苦しいです。
もうひとつは、白をポンしてから4枚目の白をツモり、加カンしてドラを増やすという手があります。
ここで1枚白をスルーして4枚目の白をツモり暗刻にするのと、ここで白をポンして4枚目の白をツモって加カンするのとどっちが嬉しいでしょうか。
実はどちらも確率はいっしょです。
前者はドラが増えない上にドラを2枚ツモらない限りは鳴けない。
後者は高確率で自分の手にドラが載り、いつでも鳴ける状態です。
しかも自分のツモまで増えます。
面前リーチのオプションを捨ててもいいなら後者の方が有利です。
ラスの上家との点差もさらに開いてるので、カンしても怖くありません。
思い切ってこの白は1鳴きして良いんじゃないかと思えます。

このように、1000-2000ツモ条件ではドラが中張牌であるかヤオ九牌であるかによって対応が大きく変わります。
中張牌ドラの場合はドラが手になくても思い切って仕掛けた方がいいですし、ヤオ九牌ドラの場合は面前志向で手をつくることが大事です。

牌譜
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1役をつける

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オーラス2位でトップとの差は5000点。
席順でちょうど1000-2000ツモでトップがまくれる点差です。
こんなときどういうビジョンで手づくりするか非常に大事になってきます。
この配牌からとにかく1000-2000ツモ以上の手をつくっていかなければならないんです。
そのためにはどうするか。
僕の考えていたことはまずはドラの西を重ねたい。
それが叶わぬのであれば赤を引きたい。
それも叶わぬのであればリーチのみでとりあえずリーチして、ツモって裏1枚載せたい。
でも終盤まで手が進まず、赤も何も引けないようだったらとりあえずテンパイだけ取って、流局して親がテンパイしてくれることを祈って次局へ繋ぎたい。
とりあえず、そんなところです。

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ドラの西はこのへんで手放します。
どれを切ってもロスがあり、テンパイ速度が著しく落ちてしまいます。
ドラを重ねた上に、そこからテンパイまで持っていくというのは難しいし、確率が低いので。
それよりも、最速でリーのみテンパイして、リーチして裏載せる方がまだ期待が持てますし、効率が良いと思います。
字牌のドラはこういう時は早めに見切った方がよさそうです。

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うーん、なんで4s切っちゃったんですかね。
たぶんすごく遠くの方の三色でも見ていたか、親の現物を切りたくなかったかってとこですね。
ドラの西を切ってしまった以上、他のなにかで1ハンつけなければいけないわけですが。
赤を引くか裏を載せるか。
その他にはタンヤオをつけるという手がありますね。
特にこの手から何か手役をつけるとすればタンヤオ以外考えられないので。
平和をつけたとしてもリーチツモ平和の700-1300では足りず、リーのみの裏1条件と変わりはありません。
平和に拘ることは全く意味がないんですね。

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4s切ってなきゃ、タンヤオリーチ打ててました。
愚形リーのみでは打てないです。
リーチしたとしてもロンではだめで、ツモ限定な上に裏も載せなきゃいけない。
それってけっこう苦しいですし、それよりはこのまま流局して、親がテンパイして次局仕切り直しの可能性に賭けた方がまだ期待できるかなと思います。
もっと巡目が早ければリーチするんですが。
もしくは、ここから良形に手変わるか赤引いてからリーチとかですかね。

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リーチしてれば一発ツモでした。
トップ取れる手順を2回も逃してますね。
さすがに見逃すわけにはいかないでしょう。
見逃して次局に繋いでもそこで和了れる保障はなし。
2mなり7mなり切ってフリテンリーチ打つにしても結局裏載せないとだめなわけですし。

リーのみで曲げはしないにしても、タンヤオ手順逃しが痛すぎました。
1000-2000ツモの手をつくるときに、ドラが字牌とかで手牌にドラを組み込むのが難しく、手牌には赤もなく、赤も引けないといったときにどう打つかが問題ですね。
何か手役なりで1ハンつけなければいけないわけですが。
その中でも割と簡単なのがタンヤオをつけるってことでした。
仕掛けとしてもタンヤオはつくりやすいんですが、面前でもやっぱりタンヤオはつくりやすいんです。
タンヤオは麻雀の基本なんですね。
クイタンのイメージが強すぎて、自分の中にメンタンのイメージが持てなかったですね。
ヒット=クイタン、ホームラン=メンタンだとすればヒットの延長がホームランだと考えていつも打ってるわけです。
いや、ホームランではなくて2塁打くらいと考えた方がちょうどいいですね。
この場面はいつもと違ってそういう考え方じゃなく、最初から長打を狙っていく場面なんですよね。
発想の切り替えが大事です。

牌譜
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