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2013年3月

カンチャンドラ1のリーチ判断

カンチャンドラ1即リー理論は有名です。
魔神本にはツモって裏載せれば満貫になるから即リーチだと書かれていました。
今更語るまでもないですが、カンチャンドラ1をリーチするメリットを挙げてみます。

1. 出和了りを可能にする
2. 他家を抑えつけられる
3. 得点上昇効率が良い(ツモって500-1000が1000-2000になる)
4. 裏ドラ載ったときの得点上昇効率が良い(1000-2000が2000-3900に、出和了り2600が5200に)

主に以上の4つです。
リーチしないことによる、4つのメリット享受逃しロスが大きいため、大体の場面において即リーが有利です。
例えば平和のみや平和ドラ1だったらリーチしなくてもまだ出和了りの権利が残るので、メリットは3つまでです。
カンチャンドラ1は4つのメリットがあるので、リーチによるメリットがもっとも大きい手です。

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それを踏まえた上でこの手はどうでしょう。
ドラのないただのカンチャンリーのみです。
これはリーチによる得点上昇効率も悪く、リーチ棒1000点損失の割に見返りが少ないのでテンパイ外します。
今回はドラ周りの3面受けの形が非常に良いので、仮テンも取らず、テンパイを外すことにしました。

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これはチーですね、本来なら。
5p周りはドラ受けとしてしか見てなくて、三色を見逃していました(汗)

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赤ドラをツモって慣例通りカンチャンドラ1は即リーとしましたが、本当にこれで良いんでしょうか。
よく見ると手変わりが豊富にあります。
まずは37m引きによる良形手変わりが2種。
6p引きによるドラ1ハン上乗せと三色の打点上昇の手変わり1種。
47s引きによるタンヤオ1ハン上乗せによる打点上昇の手変わりが2種。
28m引きでスジ待ちのカン3、カン7待ちへのちょっと嬉しい手変わり2種(さすがにカン5よりは少し和了りやすいでしょう)。

さらにさらに、チーによる手変わりもあります。
456で4sチーして打1s、567で7sチーして打1sで役なしから出和了りを可能にする手役付加の手変わり2種。
6pチーで手役付加と2000点から3900点へ打点上昇の手変わり1種。
ツモドラ1の2000点がどこからでも和了れるタンヤオドラ1の2000点になるのは大きいです。
リーチと違って、手牌に蓋をすることがないので、そこから37m引きの良形手変わりも享受出来ますし、危なくなればオリることもできます。
6pチーもそこからさらに4sチーすればタンヤオドラドラ三色の7700に渡ることが出来るのです。
ツモとチー牌の手変わりは全部合わせると合計10種にも上ります。
さすがにこれだけ豊富ならもう1手待ってもいいんじゃないでしょうか。

さらにもう1つ本来のリーチのメリットを見直してみます。
1の出和了りを可能にするメリットなんですが、5の待ちというのはリーチしてもそうそう出てくる牌ではありません。
234と持っていたら5をツモっても2を切って吸収されますし、5を1枚持っていても234567と持っていたら2を切ってこれも吸収されます。
同じカンチャン待ちでも2378待ちなどと違ってカン5はなかなか出てこないんですよね。
そうすると、この1のメリットというのは微妙です。

次に2の他家抑えつけのメリットですが、これも親は大体押してくると思われます。
自分が親の場合だと他家全員がオリる可能性が高く、そうなればカン5だろうがカン8だろうがどうせ出ないので関係ないと言えますが。
自分が子の場合、出ない待ちで追っかけの可能性もチラつき、不利な勝負を強いられるので、親に比べて損です。

3と4の打点上昇に関しては、裏だけでなく赤5を引く可能性もあり、申し分ないと言えますが。

総合的に考えるとこのリーチはよくなかったです。
ほとんどの場面でカンチャンドラ1は即リー有利とはいえ、思考停止せずに柔軟な考えを持つことが必要です。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2013032715gm-0029-0000-51192c39&tw=3

鳴きのセーブ

「魔神の攻め」には19暗刻落としてのクイタンなど、アグレッシヴな仕掛けのテクニックも多く載っていますが、逆にこれは鳴いてはいけないというものも書かれており、ある程度鳴きをセーブしながら効果的に鳴く方法が指南されています。
祝儀5000の麻雀だともっと鳴くのでしょうが、僕から見れば渋川さんは腰の重い麻雀に見えます。
段位戦で必要なのはどちらかというと鳴きをセーブするテクニックの方です。
どうしても1度鳴いたら止まらなくなり、食えるものは全部食う勢いで鳴いてしまいがちになりますが、渋川さんなどを参考にして、鳴きをセーブすることを覚えていこうと思います。

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具体的な場面を挙げてみます。
まず、この發は普通に1鳴きです。
もう少し点棒状況に余裕があれば1枚スルーしても良いかもしれませんが。
2位の親との点差が詰まっているので、トップを取るためにまずはこの親を流すことが先決です。
他家に任せ切る余裕のある状況ではないです。
自分も普通に和了りにいかないと。

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続いてポイントとなる場面です。
7pをもぎってみました。
鳴き手でターツオーバーに受ける、リャンメンのフォローを外すという発想。
なかなか出来ないものです。
鳴き手のポン受けは面前よりずっと強いですから、残したくなります。
そこをぐっと抑えるということですね。
何故もぎるのかというといろいろありますが、まずこの7pは残しても1mは親の現物で絶対鳴けないので、7pポン出来るメリットしかありません。
ポン材全て鳴く勢いなら7p残しは有効ではあるんですが。
あとは7pを残すと、カン2s、カン7sのどちらかを嫌わなければいけなくなります。
まだどちらのカンチャンが埋まりやすいかはっきりしないこの河の状況で、ターツ落としをしたくないのです。
また、愚形の受け入れを多く残すことで、テンパイ時の良形率も高まります。
カン7sやカン2sのテンパイでは勝負にいけないし、まったく嬉しくないですからね。
1m鳴かないつもりなら、7p残して5ブロックに受けてもそれほど速くはならないので。
その分愚形の受け入れを残した方がいいです。

そして、ここからは5-8pや3-6mもまだ鳴かないです。
同様に、鳴くとどちらかの愚形ターツを嫌わなくてはいけなくなるからです。
鳴くのは2sと7sだけ。
どちらかの愚形を埋めてから勝負といきたいです。
鳴き手では鳴ける牌は鳴かないと損な気がしますけど、鳴き手で鳴きをセーブすることも大事だと思います。
發をポンしたのは、リー棒出さずに和了れる権利を得たくらいに考えればいいです。
どうせ面前で張ってもゴミですし、リーチにも行かないんで。
焦らず良形テンパイを目指して安全にかわしにいくことを考えます。
魔神理論でも、役牌だけポンしてリャンメンチーはスルーとかやってましたけど、強い人ほどそういう鳴きのセーブが出来る印象です。
見習っていきたいです。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2013032412gm-0029-0000-350d4041&tw=1

魔神の攻め~感想

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渋川難波「魔神の攻め」。
魔神本第2弾です。
タイトルにあるように、攻撃の戦術が中心の本かと思い、正直あまり期待していませんでした。
守備の人のイメージのある、渋川さんが攻撃?と思いましたし、本書は祝儀麻雀の戦術が中心だと聞いたので。
私事ですが、天鳳の雀荘戦は時間の都合が合わなくて引退したので、もはやチップ麻雀の戦術を身につけてもしょうがないんですよね。
今は天鳳の段位戦ばかり打っているので。
なのでお布施の意味も込めて購入しました。
次作は守備や読みの戦術本を期待しています。

とはいえ、吸収できることがないかと言ったらそんなことはありませんでした。
たしかにチップ麻雀が前提の戦術が中心ですが、本書に書かれている祝儀2000向き戦術は祝儀なしルールでも通用するものです。
祝儀2000の祝儀はおまけみたいなものなので、祝儀なしルールと同様に捉えて良いでしょう。
本書では赤ありの手なら強引な仕掛けも許されるとして、仕掛けの戦術にかなりウェイトが置かれてます。
祝儀なしでも、ドラドラの手とか、東風戦などで安手の強引な仕掛けが有効になることもあるでしょう。
そんなときに、本書にあるような仕掛けのテクニックが役に立ちます。

読みがテーマだった前作に比べると、本作のテーマは攻撃なので、より麻雀の本質に近い部分を掘り下げることになり、より実戦的な内容になっています。
もちろん純粋に祝儀麻雀の戦術を学びたいという方にとっても、これ以上ないくらい参考になる本です。
これを機に雀荘戦が流行ってくれるともっといいんですがね。
けっこう高度なことが書かれているわりに、文章がわかりやすく、あっという間に読み飛ばしてしまいました。
吸収できることも数多くありましたし、期待以上の出来です。

カンチャン切りの読み

何待ちかを推理する問題です。
1点読みではありませんが、明らかに1点だけ危険が濃厚と読める待ちがあります。
みなさんもよかったら考えてみてください。

①下家の待ち
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②対面の待ち
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まずは①から。
安牌の中を挟んで7p→5pの順で切っているので、これは3-6p待ちが濃厚です。
通常、カンチャンターツを落とすときは連続して切るので、安牌の中より後に5pが出てくることはありません。
先に7pを切っている分、孤立牌としての価値が落ちるのもそうですが、9pも切られているので、孤立牌としての価値がまったくなくなっています。
フリテンターツしかできないような孤立牌を最後まで残すことはありえないので、孤立牌ではないとまず読めます。
特に5pが安全そうな牌にも見えないので、安牌として抱えてたという線も消えます。
ということは5p周りのターツのフォローとして5pを最後まで抱えてたということなんですよね。
そのターツとは455の形しかありえないです。
ピンズ周りがバタバタと切られているので、残るターツの形を想像すると、455くらいしか残らないんですね。
例えば2pも切られているから、335のカン4pとかもないですし、12345から5切って1-4pのノベタンとかもないわけです(リャンメン嫌ってカン4pとか、ヘッド嫌ってヘッドレステンパイとか矛盾してます)。

続いて②です。
一見染まっているようにも見えますが、白を挟んで3s5sが手出しで出てきています。
中發鳴いている状態での白という超重要な牌はめったなことでは切りません。
迷彩もありえないです。
言うまでもなく、小三元大三元を逃したら痛すぎるからです。
その超重要牌を先に切ってまで、5sを残した理由を考えればおのずと待ちが見えてくると思います。
5sに関連する待ち。
これは4-7sしか考えられないです。
トイトイが絡めば566から6sシャボもなくはありませんが。
577から5切りもあるんですが、この形なら先に5s切って白の重なりを見たくなりますね。
良形の556の形があったから早々に白を見切って最速で和了りに来たんでしょう。
もし3s→5s→白の切り順なら染まっている可能性が濃厚です。
でも、その場合は556から5先切りして白の重なりを見ていた可能性も全然あります。
この順番なら正直待ちは読めないですが、3s→白→5sの切り順ならかなり4-7sが濃厚と言えるでしょう。
ちなみに、中發鳴いた状態から白切って手出しが1つ入ったということはテンパイ自体も濃厚だと思われます。

まとめると、カンチャンターツが連続して捨て牌に切られていない、離れて切られている場合は2枚目に切られた牌に関連したターツを持っていて、その周辺が待ちになってる可能性が高いってことです(ただし手出しに限る)。
その待ちも、最後に手出しした2つ隣の牌が切られていることにより、孤立牌として持っていた可能性がかなり低くなるので、ソバテンの可能性が高くなります。
間に変な牌、ドラとか安牌を挟んでカンチャンターツを切っていたら特に怪しいです。
単に要らないカンチャンターツを落とすだけなら、1巡でも早くターツを落としきってドラや安牌を持ちたいはずですからね。
カンチャンターツ落としでないのに捨て牌にカンチャンターツが出来ているということは、4557からまずは7を切り、455というリャンメンターツにフォローがついた形でしばらく持っておき、テンパイしたら5を切る。
こういうケースが多いです。
捨て牌に連続していないカンチャンターツが出来ていたら要注意です。

ちなみにこの読み、遭遇頻度が高いのでけっこう使えます。
三麻でも四麻でも、リーチにも鳴き仕掛けにも使える読みです。

①の答え
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②の答え
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天鳳名人戦から

天鳳名人戦観戦記です。
ニコ生の放送面白かったです。
鈴木たろうプロの解説がためになりました。
打牌の解説からはかなりの雀力の持ち主だということが伝わってきます。
正直、この名人戦を見る前までは、プロの麻雀には興味なくて、もっとプロの人って下手な麻雀を打つんだろうなってバカにしていたところがあったと思うんです。
でも、今大会を通して、プロの打ち筋を目の当たりにして、プロってこんなに巧いんだなと。
天鳳位にも匹敵するかそれ以上に打てる人がけっこう居るんだなというのを感じました。
もちろん下手なプロも中には居ましたけど。
優勝したコバゴープロは天鳳を打ち続ければ、ストレートに九段までは行けそうな気がします。

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僕は最近読みに凝っているので。
といっても実戦で使えるレベルではなく、牌譜見ながらうんうんうなってるだけなんですが。
ということで、気になったシーンはここです。
最終節2戦目から。
石橋プロがジュンチャン三色テンパイから2pを空切りした場面です。

鈴木たろうプロも最初はこの空切りの意図が理解出来なかったようですが、少し考え込んでから意味がわかったようです。
一見これは無意味な空切りに見えます。
普通のメンツ相手だと2pを空切りすればソバテンの3p待ちが警戒されるだけです。
しかし、手役読みが出来る相手ならこの空切りは効果があるかもしれません。
鈴木たろうプロも解説していたように、要するにチャンタではなく、役牌の仕掛けの可能性もあるように見せかけたかったのかもしれません。

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ちょっと視点を変えてみます。
他家の視点からこの空切りを見るとどうでしょうか。
ちょっと打てる人は122から2切ってペン3待ちでテンパイしたように見えるはずです。
でもよく考えてみると、チャンタや三色の仕掛けなら122から2をきることはありえません。
2がタテに重なっても役なしが出来るだけで何の意味もないですからね。
だから、122からは早めに2を1枚処理しておきます。
ということは、チャンタや三色以外の手役の可能性が否定できなくなるということです。

67mのリャンメンターツ嫌ってますけど、例えば、役牌のトイツがあって、三色と天秤にかけるために、122の形を残したとか。
もしくは、役牌のトイツや暗刻が他にあって、234から赤5p引いて2pをスライド切りしたようにも見えるかもしれません。
手役読みが出来るメンツならそこまで考えるはずです。
どう見ても三色かチャンタのような仕掛けですけど、手役読みの出来るメンツ相手なら単純にソバテンが危ないとかよりも、他の手役の可能性があるようにも見せかけられるということです。
チャンタか三色だけだと当たり牌も限定されますが、他の手役の可能性もあるとなると、例えば役牌のションパイとかも切れなくなってくるかもしれません。

ソバテンがバレても、どのみちこのメンツ相手ならドラの3pなんて出ないと思ったのかもしれません。
だったらソバテンが読まれてもいいから、相手に深読みさせてしまえということなのかもしれませんね。
いずれにしてもかなりの上級者相手、手役読みが出来る相手でないと、効果がないどころかいたずらにソバテンを警戒させるだけでむしろ逆効果です。
レベルの高いこのメンツ相手だからこその2p空切りなのかなと。
そういう意味では非常に感心させられました。

トイトイの読み

三鳳卓の牌譜は最高の教材です。
みんな合理的な対応をしてくるので、勉強になることが多いです。
打つことよりも、三鳳卓で自分の打った牌譜を見るのが面白くて仕方がないというかんじです。

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上家は發ポンして打西、9sポンして打中、7pカンして1mもぎり。
一見この仕掛けはトイトイ仕掛けっぽく見えます。
だからションパイの東と白は切りづらい、ていうか北3枚抜かれてるしもう絶対に切れない。
普通はそう思います。
でも牌譜を開いて、ひたすら河を凝視してたら、この東と白は上家に高確率で通ることがわかりました。
何故だかわかるでしょうか。

まず、7pを大ミンカンしているということは、リャンメン待ちの可能性が高いです。
自分のツモが増える加カンはトイトイでもする人は多いですが、大ミンカンまではしません。
シャボ待ちは和了れる枚数が少ないので、追っかけられると苦しいからです。
リーチ者に裏ドラを載せてしまうリスクも大きいので、しない人が多いでしょう。
メリットがさほどあるわけでもないのに、大ミンカンをするということはよほど待ちに自信があるということ。
つまり良形で、他家に圧力をかけて、オロしてツモりにいくという意図を感じます。
ただ、リャンメン待ちの確率が高いというだけで、シャボ待ちでも大ミンカンする人はするでしょうし、これだけでは東と白が通る裏付けにはなりません。

そこで、もうひとつ付け加えます。
上家は2p→9m→4pの順に切っています。
これはちょっと妙です。
もしカン3pのターツを落としているとすれば、2p→4p→9mの順に切るはずです。
4pが特に安全な牌というわけでもないのに、ドラの9mを先に嫌っているのはおかしいです。
無駄に4pを抱えたばかりに9mの重なりを逃すのはけっこう痛いでしょう。
9mが後々危険になりそうなので先切りした可能性もありますけどね。
でも、その場合でも9m→4p→2pの順に切りそうです。

4p空切りの可能性も考えてみます。
7pが4枚見えているので、456から7引いての4pスライド切りは否定できます。
456から4引いて4p空切りの可能性です。
残り4センチの手から推測すれば、残りの手で456のメンツを持っていたとして、白や東は1枚しか持てず、単騎にしか刺さりません。
ドラの9mを嫌って白や東の単騎に受けることもあまりないでしょう。

やはり、4pは何か関連している牌を持っていた可能性が高いでしょう。
最初、466の形で持っているかと思ったのですが、下家が切った6pを鳴いていませんし、ロンもしてないですから、この形ではないでしょう。
344とか334の形は2pを先に切ってあるので、メンツを嫌ってまでこの形を残すことは考えられません。
224もないです。
244から4を切ってカン3p待ちはトイトイを嫌って打点を落としてまで、この愚形待ちに受けることはないでしょう。
3副露してるので、244があるとしたら、他にヘッド候補でトイツがあることは確定しています。
カン3pだとしたら確実にトイトイを嫌ってることになります。
ということは残るは455の形しか考えられません。

5pトイツは確実に持っています。
4センチの手から推理すれば、もし東と白が当たるとしたら、55p白白か55p東東のどちらかです。
これって普通はシャボじゃなくてリャンメンに受けませんか?
455p白白(東東)からなら、5p切ってリャンメンに受けるということです。
北3枚抜いてて打点も十分ですから、トイトイは愚形だしそこまでは必要ないと。
3-6p待ちも特に枯れてる様子もなく絶好に見えます。
もちろん、字牌と5のシャボ待ちも捨て難いのはわかります。
トイトイで打点も上がりますし、字牌待ちは愚形でもそこそこ和了りやすい待ちですから。
しかし、大ミンカンをしているということは、リャンメン待ちを捨ててまでシャボに受けることはないんじゃないか?
シャボ待ちなら大ミンカンはしなさそう、リャンメン待ちだから大ミンカンをした。
シャボ待ちがないとすると、東と白で刺さることはありえないと。
切り順からの読みと大ミンカンからの読みが合わさることにより、そういう確信を得るわけです。

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答えはこうでした。
チートイで回すのは苦しいので、この東と白はぶった切ってメンツ手に向かうべきでしたね。
実戦でこのレベルの読みを使えればかなり武器になると思うんですけどね。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2013030413gm-00b9-0000-3d890a99&tw=1

三麻の読み

三麻鳳凰卓を打ち始めてから数十戦ほどこなしました。
平順は2.0を少し割るくらいで全く勝てていませんが、前回鳳凰昇格した時に比べたらまだしぶとく生き残っています。
久しぶりに打つ鳳凰卓は他で打つ三麻とはまるで別ゲーに感じます。
雀荘戦とも特上卓とも違う。
やることはそんなに変わらないと思うんですが。
基本の収支計算と押し引きももちろん必要なのですが、それだけでは足りないかんじがしています。
ここで勝ち残るには読みの技術が必要かなと思い始めました。
恐ろしいことですが、見ている限りでは鳳凰民は皆、完璧な牌効率を身に付けています。
牌効率は鳳凰卓では最低限の必須スキルと言っていいです。
この部分で差がつくことはほぼないと思われます。
押し引きもよく出来ています。
人によって攻撃寄り、守備寄りな違いはあれど、絶対的に損な選択は誰もしてきません。
点棒状況判断も確実に合理的な判断を下してきます。
麻雀における基本技術はみんなマスターしています。
後はどこで差がつくかと言ったら、読みぐらいしか考えられません。
もちろん基本を完璧にすることも大事なんですが。

読みといっても渋川流の手牌読みはそんなに期待出来ません。
チーがなくて、テンパイもみんな速いので、三麻で手牌を読むのには限りがあります。
必要なのは打点読み、手役読み、山読み、人読み、テンパイ読み、ダマテン読み。
こういったところです。
けっこういろいろありますね。
これだけの読みを全て極限まで突き詰められている人は、さすがに鳳凰民でもそうは居ないはずです。
いろんな状況を経験しながら、また牌譜を見返したり勉強しながら、これらの読みを少しずつ、自分の中に蓄積させていくのです。
鳳凰で勝つにはそれしかありません。

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オーラスです。
ションパイのドラの南が切れずにテンパイを外してみました。
単に切るのが怖かったからです。
でも、こんな状況の時、ちゃんと読みを働かせて、切れるか切れないかを判断しないといけないと思いました。
この南をどう扱うのが正しいのか、そこを検証してみたいと思います。

まずは人を読んでみましょう。
南家のいちごポッキーさん。
今は十段になられています。
押し引きはやや攻撃寄りですが、無理なところからは決して押してきません。
西家のotomikさん。
この方は鉄壁です。
1点読みしているんじゃないかと思うくらい、当たり牌をピンポイントで止めてきたりすることがザラにあります。
どちらも鉄板強者なだけあって、基本の点棒状況判断は完璧に出来ています。
この状況に合わせた合理的な判断を必ず取ってきます。
手なりで手をつくってリーチとか、不可解な行動はまずしないと考えられます。
強者相手だからこそ、この後の行動や打牌が読めるとも言えるのです。
ではこのお二人は何をしてくるんでしょうか。

3位の南家はラス抜けが優先です。
2位との点差は17200点差。
ツモでは3倍満が必要なので苦しいです。
2位に跳直でラス回避か、トップの自分から跳直で西入を狙うかはしてくる可能性があります。
跳直と言っても、ダマでなければそうそう和了れないので、ダマで跳満をつくるのもけっこう厳しいし、役満クラスの大物手をつくってくる可能性も高くなってきます。
ここで手役読みに入ります。
この条件と、捨て牌から見て、想像出来る手役は国士、四暗刻、チートイツあたりじゃないでしょうか。
ダマで跳満の手をつくるとしたらチートイツが一番確実でしょう。
チートイドラドラ、赤1枚北1枚。
これで跳満になります。
とすると、このドラの南は南家のダマチートイツに刺さる可能性があります。
刺さる可能性が高いとは言えませんが、捨て牌的にもダマテンで張っていても全くおかしくはないでしょう。
したがって、南家ケアの意味でもこのドラの南は切れない、もしくは切りづらいと言えます。

次に2位の西家ですが、ツモって跳満の手を必ずつくってきます。
トップと2位との点差は13900点。
満貫直撃を狙ってくることも考えられますが、ツモって跳満の手をつくる方が確実で合理的です。
無駄なリーチはもちろん打ってきません。
ダマで点数が足りるならダマにするでしょう。
2位確の手をつくってくるとも思えないです。
三麻でハネツモ条件なら十分にまくりを狙えるからです。

では、ハネツモの手とはどんなものになるでしょうか。
まずは、チートイドラドラ北1枚の手が考えられます。
もしこの手をつくっていたら、絶対にリーチはかけてこないのでダマテン警戒をする必要がありますが、捨て牌を見る限りではチートイツではなさそうに見えます。

ではチートイツではないとしたらなんでしょうか。
ドラの南が暗刻なら北1枚抜いているのでダマでも足ります。
でもドラを3枚自力で集めるのは難しい。
レアケースなのである程度無視してもいいでしょう。

南と何かのシャボ待ちでダマっている可能性はどうでしょうか。
これはツモで跳満の条件を満たす必要があります。
ドラの南ではない安めをツモっても跳満になる手ではないとダマれないでしょう。
安めをツモって満貫で2位確では困るからです。
ツモって跳満確定、出和了りの南で満貫以上になる手は南のドラトイツと、赤2枚が必要です。
ツモドラドラ北1赤2の手です。
もしくはツモドラドライーペーコー北1赤1など。
けっこうレアケースだし、難しい手です。
南と何かのシャボ待ちなら大体リーチをかけてくると考えてもいいんじゃないでしょうか。
南南44pみたいな形で良形手変わりを待っている可能性もなくはないですが。

いずれにしてもダマテンは可能性が低そうです。
ハネツモを狙うならリーチをかけるのが一番手っ取り早いので、まだイーシャンテンでしょう。
ドラの南を使わずにダマでハネツモなら、タンヤオ平和赤1北1イーペーコーとか、タンヤオ平和赤2北1とか、イッツー赤2北1とか。
いずれにしても厳しい条件なので。
南で刺さることもほとんどないでしょう。

しかし南を鳴かれることは全然あります。
南を鳴かれると、役牌ドラ3北1赤1で跳満に足りてしまいます。
北は1枚見えているので、赤1枚持たれているだけでアウトになります。
赤は自分から1枚も見えてないので、普通に1枚は持たれている可能性が高いでしょう。

そう考えると、この南は絞りたくなってきます。
でも、南を1枚自分が絞ったところで、もう1枚の南が西家の手に渡ってしまったら終わりです。
鳴かれるのは覚悟した上で、自ら和了って蹴りに行った方がいいのでは?とも思えてきます。
西家が南をトイツで持っているとしたら、南家がもう1枚の南を切るかどうかで戦局が大きく変わります。
南家が南を切って鳴かせさえしなければ、自力で西家が南をツモらない限り、絞り切って逃げ切ることが出来ます。
南家にとってドラの南が必要牌なら切られることはありません。
またここで手役読みが生きてきます。
南家の狙っている役は国士、チートイツ、四暗刻、トイトイが濃厚。
特に国士かチートイツなら絶対に南は必要になる牌です。
ということは南家はドラの南を切らないと思います。
南家が南を切らないのなら、自分が西家に対し、南を絞る価値も高くなってきます。
南家に対してダマテン放銃をケアする意味も兼ねて、この南は切らないのが正解です。
それが結論でした。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2013030106gm-00b9-0000-921bd80a&tw=2

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