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魔神本~感想編

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渋川難波「魔神の読み」読み終わりました。
麻雀の読みの記述に期待していた自分にとっては読みの項目は薄すぎ、少々期待外れだったと言わざるを得ません。
タイトルがこれだから期待してしまうやんか・・・。

ただ、麻雀というゲームの本質から言って、これは程よいバランスだったのかもしれません。
読みは麻雀の技術において占めるウェイトは5%もないんじゃないでしょうか。
その分、押し引きや牌効率、状況判断、仕掛けなどのセオリーが満載です。
読みはほんのさわり程度となっています。
それでも、長年の謎だった空切り、スライド読みのコツはこの本を読んで少し掴めたような気がします。

麻雀中級者におすすめするのは最初の87ページほどある理論編です。
上級者には周知のセオリーも多いですが、ほぼ全部正しいと頷けるものばかりですし、セオリーの中でも特に重要な要点が抑えられていて、これをみっちり叩き込めば必ず強くなれます。
例えば、僕も渋川さんの配信を見て守備の意識を参考にし、ゴミ手の時は安牌を抱え込むという打ち方を採用してみたのですが、安定5段もなかった豆特レベルだったのに、その頃から急に成績が確変し、安定段位7とか8とかを叩き出すようになりました。
読みとは違い、セオリーは即効性があります。
すぐにでも打ち方は変えられますし、急に戦績が伸びることもありえます。
伸び悩んでいる人は、魔神の理論編を10回でも20回でも繰り返し読むようにすると良いでしょう。
さらりとコンパクトに書いてありますが、1つ1つがものすごく重要なので、噛み締めるように読んでください。
何故、それが大事なのか?ということを自分の頭で考えながらですね。

僕が特に気になったのは68~69ページ。
危険牌の項目です。
本書のセオリー論は全体的に従来のデジタル論にある程度沿ったセオリーになっていると思いますが、この項目だけは少し違います。

http://yabejp.web.fc2.com/mahjong/tactics/chapter02/section013.html

まずはこれをご覧ください。
従来のセオリーというのが上のような表ですよね。
これは科学する麻雀などでもたぶん同じようなことが書かれていると思いますが。
スジの28より、スジの37はやや危険とするだけで、原則、同じスジの28ならどんな状況でも同じだけの危険度しかないという理論です。
でも本書では「先切りのスジ」「リーチ後のスジ」「リーチ宣言牌のスジ」とそれぞれ危険度に差があるとして区別しています。
まず、宣言牌のスジは無スジと同等に危険であるとはっきり言い切った人を僕は初めて見ましたけどねw
たしかに、テンパイまでにリャンカンが残るケースの多さを考えるとただのスジと同等に考えるのは無理があるのかもしれない。
モロヒのスジと無スジとの危険度の違いを統計取ってみた人は居ないでしょう。
上の表でもスジの37と無スジの19の危険度の差は1%もないし、もしかしたら、モロヒの放銃率は無スジと同等にあるかもしれないですね。
ただ、無スジだと平和が絡むケースが多いということを考えると、打点的にモロヒは無スジと同等に危険があると考えるのはさすがに無理がある気がしますが。
モロヒでもタンヤオが絡むケースを考えると、無スジ19と差はなくなるかもしれませんし、そこはなんとも言えません。

後は先切りのスジと、後切りのスジは危険度に差があるという理論も納得できます。
ネタバレになるので本書で確認して欲しいですが。
モロヒも含めて、同じスジでも危険度に差がつくというのは上級者でも知らないかもしれませんし、従来のデジタル論にもない新セオリーなので、そういう意味では上級者にとってもいくつか役に立つ情報は見つかると思います。
読みに関しても記述は少ないですが参考にはなりますし。
結論として、中級者上級者問わず、買って損はないと思います。

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