リーチゼロ麻雀

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リーチゼロ縛りで天鳳をプレイするアカウントをつくりました。
このアカウントで天鳳打つときは一切リーチを打ってはいけません。

何故このようなアカウントをつくったのかというと、いろいろ理由があるのですが、1つは自分がリーチを打っちゃいけない場面での手づくりに苦手意識があったからです。
例えば南場で自分がトップ目に立ち点棒を充分に持っている場合とか。
南場で満貫振り込むと順位が2つ以上は下がってしまうような場合とか。

そういうときはリーチを打たない方が賢明です。
なのにどうしても手なりで打ってしまうんですよね。
いつもの癖で手なりで手を進め役ありでテンパイしてしまい、渋々ながらリーチを打つハメになる場面が多かったのです。
そもそも役ありでテンパイしないように手づくりすれば良いのですが、そういう手づくりのノウハウがいまいち分かってなかったし、いつまで経っても身に付かないので、いっそのこと全局リーチ打てない縛りにすれば嫌でも分かるようになるだろうと考えました。

この思惑は予想以上に成果を上げました。
とにかく1戦打つごとに、今まで自分がいかに手なりの麻雀しか頭になかったかということが明らかになってきたのです。
正直最近マンネリでしたし、鳳凰卓ですら打ってて得るものがなくなってきてました。
これ以上打ち続けても実力的に伸びシロがないのかなと少し思っていたところです。
ここはこうした方が良かったんだなとか、こういうやり方もあるんだなという発見の連続です。

2つ目はリーチの効能を知ることです。
今まで自分はリーチに頼りすぎてはいなかったか。
リーチをなくすことで自分がどこまで不利になるのかということが知りたかったんです。
これも打ってるうちに大体わかってきました。

リーチが打てないととにかく平均打点ががっつり下がります。
あまりにも貧弱な麻雀で、トップを取りこぼすことが多くなりすぎるということがはっきりと分かりました。
逆に言うとリーチがなくても和了率はそんなに下がらないので、放銃を避けたい場面では無理はしなくていい、リーチを打たない手づくりを心掛けることが大事ということも分かってきました。

リーチを打つと守備力が著しく下がるということもはっきりしてきました。
リーチを打たないことで放銃率がかなり下がってきてます。
思った以上にリーチがリスクの高い行為だということが分かりました。
これはリーチのみ愚形やリーチドラ1愚形のテンパイの価値を疑うきっかけにもなりますね。
こんなにも放銃率を下げられるんだったら、手なりで面前より、強引に鳴きを駆使して安い手を和了りにいった方が得策かもしれませんね。

3つ目は鳴きの強化。
今まで思いつかなかった考えもしなかったような有効な鳴きが発見できるんじゃないかと考えました。
リーチがなければ必然的に鳴きを駆使することになります。
実際に鳴き率はかなり上がりました。
普段なら面前リーチを目指すような手でも強引に鳴きに持っていくしかないですから、それはもう必死に毎局のようにどこか鳴けるような牌はないか探してました。

やはりこれも予想以上というか、意外というか、自分が鳴きに対して甘いところがあったことが自覚できました。
この手は意外と三色で仕掛けることができるんだなとか。
孤立の役牌をどこまで引っ張ればいいのかとか。
そういうのは普通に打ってると気付かないことばかりでした。

ふとした思い付きで始めてみましたが、新たな発見があったし、得るものがたくさんありました。
これはおすすめのトレーニングです。
鳴きの強化にもなりますし、リーチを打たない手順を知ることで守備力の強化にもなります。


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普通にボケーっと打ってると9sを切ってしまいますが、これは5s切りが正しいです。
9sを切ってしまうと7sをツモったときに役なしテンパイになってしまいます。
また4sをツモっても役なしテンパイになるだけでリーチが打てないので、あまり意味がありません。


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6pを切るのが正しいです(切れなかったですけど)。
これも思いがけない発想です。
2pをツモっても打点的にはカン8pに受ける選択しかないですし、5pをツモっても愚形の役なしテンパイになるだけ。
6pは役にならない、役に立たない牌なんですよね。
安全度的に南を持った方がいいと思います。


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少し苦手意識のある役牌バックの仕掛けです。
これは5s切りで456の三色と役牌バックを天秤にかけるのがいいでしょう。
面前で張ってもしょうがないので、いつもより速めに仕掛けていますが、慣れない仕掛けをやっているせいか三色にもなりそうってことには気付きませんでした。

ハイテイツモ消しの鳴き

ハイテイずらしの鳴きはさほど難しいことではないと思います。
目的は他家のハイテイの1ハンを消して失点を減らすことです。
正しくハイテイを数えられていればまず問題はないです。

ハイテイの数え方は以前記事にも書いたので参考にしてください。

四麻のハイテイの数え方
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-febc.html

今回はハイテイの1ハンと同時に他家のツモを1つ消す鳴きについて書きます。
これは単にハイテイずらす鳴きと違い、格段に高度な判断力や状況把握能力が試されます。
ねっとりじっくりと検証していきましょう。


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3位で迎えたオーラス2本場です。
ラス目からリーチがかかり、自分はひとまず現物の6pを切り、トップ目の下家も現物の5pを切ってきます。
これは鳴くのもありかな、どうかなというところだと思います。
和了りに向かう鳴きではありません。
むしろ鳴くと和了りから遠くなるのですが、鳴くとリーチ者の一発が消せる、流局まで持ち込めばリーチ者のハイテイと同時にツモが1つ消せるので3つのメリットがありますね。
ただし、ラス目と自分の点差が8300点差であり、供託を加算すればぴったりちょうど平和ドラ1ツモでまくられるんですね。
場を見るとドラも赤5pの1枚しか見えておらず、さすがに平和ドラ1かリーチドラドラか、どちらかは条件を満たしてることの方が多いでしょう。
ということはハイテイも一発も消す価値はあまりないですね。
これがもし字牌がドラだったり、100点だけ自分の方が点数持ってたりすると一発やハイテイを消す価値も上がるので鳴いてもいいかなと思います。

自分の手は和了りに向かえる手ではなく、まだ巡目が浅いですが、このまま流局に持ち込むのが現実的なラス回避策だと思います。
巧くいけばチートイツでテンパれるかもですが、どうせすぐオリることになるので、あまり期待はできないですね。
これがもし東が役牌だったりすると話が全然違うんですけどね・・・。

和了りは捨ててもいい。
ただ、まだチャンスはあります。
この席の並びだと東家、北家、どちらからポンしても南家のツモを1つ減らすことができます。
5pは枯れましたがトイツが3つ残ってるので、もう一度鳴けるチャンスがあるでしょう。
ということで、ここはスルーです。


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ここで問題視すべき事案が発生。
トイツをほぐすのは良くないですね。
5pを切りたかったんですが、親が4sを押してるのがどうしても気になっちゃったんです。
満貫刺さればラス落ちのリスクを犯してまで危険な牌を押すのはなかなか考えられないことです。
それがどれほどリスキーなことなのか、理解していない人は1人としてこの卓にはいないでしょう。
かなりの覚悟を持って4sを切ったのは間違いないです。
現物待ちで張ってるかも、なんて思っちゃったんですね。
実際は安牌が足りなかっただけだったようなのですが。
現物待ちもなくはないのですが、この場面でリーチ者のツモを1つ消すことはけっこう大きな価値があります。
5pを切ってもいいのですが、どうしても切りたくないのなら東にするべきでした。
他家の視点から見ると、万が一刺さる可能性のある1枚切れの字牌より、現物の2pの方が打ってくる可能性は高いので。


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ここでまたまた!またまた問題しすべき事案が発生!
トイツをほぐしてはいけないとあれほど!

親がダマで張ってるかもしれないという意識でだいぶ混乱してますね。
冷静に考え直してみれば、親にダマで振ってもそれはそれでいいことなのです。
ラス目にツモられて自分がラスになるよりましなのですから。
親に振らなかったせいでその後ツモられてラスになることだってあります。
ダマの可能性は無視するべきでした。
9sを切ってしまったのはけっこう痛いですね。


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ここで念願の下家からポン。
無事任務完了となりました。
下家はベタオリしているので現物以外に安牌がなかったのでしょう。
現物が足りていたらどうなっていたことでしょうか。
9sや2pのトイツを残していればもっと余裕で鳴けていました。


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ハイテイは東家となり、南家のツモは1つ消えて流局しました。
ここで南家の手を見てください。
3面張で張っていますね。
3面張ということは3種の待ち。
麻雀牌は全部で34種類ですから1ツモあたり34分の3の確率。
つまりおよそ8.8%ということです。
実際はリーチ前に8sが2枚切れてたり、自分で5s1枚使っていることを考慮に入れるともう少し下がりますが、それでも12回に1回はツモられるということを考えると、1ツモ減らすことの価値がよく分かるのではないでしょうか。

それに予想通り平和ドラ1の手だったので、条件は裏なしで満たしていました。
ということはハイテイや一発を消すことはやはり意味がなかったということです。
もちろんこれは結果論になりますが、そうなってることの方が多いと思います。
いずれにせよ、この場面では南家のツモを1回消すことが何よりも重要で大事だということです。
今回は安牌に困らない手でしたが、無スジを押しても8%くらいは刺さるものなので、少々安牌に困ったとしてもリーチ者のツモを消した方が得策ですね。

和了れないからといって単にベタオリするのではなく、他にやれることがあるならきっちりやっておきましょう。

ちなみにですが、この前天鳳のゆっくり実況動画を投稿しました。
内容はブログに比べるとゆるいかんじで実戦的な思考を解説しています。
ハイテイツモ消しについても少し解説しています。
2回くらい考えたのですが、成功はしませんでした。
半荘を通した実戦の全体的な流れを見てみると、ハイテイを消す必要性も分かってくるのではないでしょうか。

私もこの鳴きの必要性は感じていますが、実際のところはまだ慣れていません。
だから今回もバタバタしております。
今回のようにツモられたら終わりという場面ではかなり無理して狙う必要があります。
でもそうではない場合は、あまり無理は禁物です。
ポンすると安全牌が足りなくなることが多く、かなりリスクが大きく諸刃の剣なので、使いどころが難しいですね。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2018080818gm-00a9-0000-8d20df30&tw=1

執念を利用する鳴き

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今回もテンパイからの鳴きです。
オーラストップ目。
打点は必要なく、3900を満貫にする意味はないように思えます。
待ちはスジひっかけになっていて、場況も良さそうに思えるカン2m。
単騎待ちに変えてもこれ以上良い待ちになるとは思えません。

これは待ちを良くしたり、相手に誤った読みをさせるのを目的とするのではなく、あえて自分の手の内を晒す鳴き
満貫あるということを親に見せるための鳴きです。

親はラスとの点差が4800点。
3900までなら打ってもよしと考えるはずです。
現状では自分の鳴きは3900までだろうと高をくくられていることでしょう。
そこでドラポンを見せて満貫ある鳴きだということを親に示すのです。

これで親はかなり押し返しにくくなったのではないでしょうか。
実際ドラポンしただけではなかなか他家はオリてはくれませんが、この状況ならば話は別です。
もう後がないこの状況では打てば確実に自分が死ぬと分かっているのですから。
トップを取るには跳満ツモるか、連荘が必要と考えれば、両面テンパイでも押し返すのは困難ではないでしょうか。

もっとも親以外にはオリて欲しくないのですが、少なくともラス目の西家は後がないので押すしかありません。
ラス目と親のラス回避にかける執念。
どちらも利用したかっこうになりますね。

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”相手の油断を利用するのは俺の得意だが、この執念とかいうやつはなかなかやっかいだぜ。油断の反対語みてーなものだからな”

ジョジョの名言です。

雪山のロッジで休息をとっていたジョジョとシュトロハイムの一行は、エイジャの赤石を狙う柱の男カーズの襲撃を受けます。
その時にジョジョが発した一言です。

今までに出逢った敵はどこか慢心していたり、相手を舐めていたり、自分の力を過信していたり、戦いを愉しんでいたりする敵が多く、そこに生まれる油断や心の隙を突いてジョジョは数々の苦難や危機を乗り越えてきました。
しかしこの時のカーズだけは他のどんな敵とも違っていました。

柱の男カーズは不死身であり、肉体をバラバラに切り裂かれても元通り再生してしまう生物で、自分が傷つくことに対する恐怖を感じることなくジョジョたちに迫ってきます。
だがそれ以上に1万年以上連れ添った仲間のエシディシが命を犠牲にしてまで赤石を自分に送り届けようとしてくれたことで、なんとかその想いに報いようとカーズは赤石の奪還に執念を燃やしていました。

リサリサから再度赤石を奪った直後や、究極生命体となった後のカーズにはどこか慢心や油断があったような気もしますが、この時のカーズは執念の塊。
いつもなら余裕の闘争心を崩さないジョジョが、この時ばかりはカーズのただならぬ気迫と執念にたじろいでいたのです。

”これは本音だがまったく逃げ出したいぜ”

ジョセフがここまで弱気になるのは珍しいです。
あの究極カーズにさえ強気の姿勢を崩しませんでしたから。
戦略的撤退は何度もありましたが、本気で逃げ出したいと本音を漏らしたのはこのときと、ディオのスタンド(ザ・ワールド)を初めて目の当たりにしたときくらいじゃないでしょうか。

どんな強大な敵よりも何よりも執念というものは強く恐ろしい
ジョジョの世界において、一貫して描かれているテーマのような気がします。
思えばディオも肝心なところで油断や慢心してやられはしたものの、首だけの姿になってもジョナサンの体を乗っ取り生き延びようとした執念はすさまじいものがありました。
その執念がジョナサンを死に追いやったとも言えます。
吉良吉影もとてつもない生への執念を持った難敵でした。
空条承太郎の「てめーは俺を怒らせた」も執念と言えるかもしれません。

天鳳の鳳凰卓も執念を持った人の集まりです。
和了りに懸ける執念、ベタオリに懸ける執念、ラス回避に懸ける執念、生き延びようとする執念。
それでいて油断や慢心することはほとんどないですから付け入る隙がないように思えてしまいます。

Jojo1911_2

そんな執念を持った敵と相対したジョジョは閃きます。
崖下に転落しながら回避行動がとれない絶体絶命のピンチに陥ったジョジョに、ジョジョを殺して赤石を奪おうとするカーズが斬り掛かったその瞬間、ジョジョはとっさに赤石を盾にして自分の身を守ったのです。
カーズの目的はジョジョを殺すことではなく、赤石を手に入れること。
その赤石に対する執念を逆手に取ったのですね。

ジョージ・ジョースターの有名な名言「逆に考えるんだ」にも通じるところがありますが、このシーンもジョジョの名シーンのひとつだと僕は思います。
赤石を盾にするシーンだけ切り取るとなんてことないようにも思えるのですが、エシディシ戦からの話の流れや伏線の張り方が実に秀逸です。

”き・・・切れるわけないよなあ、おまえのラス回避に対する執念を利用させていただく防御策というところか”

天鳳においてもこれは大事な考え方です。

牌譜
http://tenhou.net/0/?log=2018070511gm-00a9-0000-db68be27&tw=2

面子スライドの鳴き


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今回はテンパイからの鳴きについてです。
既にタンヤオドラ1の4-7s待ちでテンパイしています。
普通ならこれ以上やることは何もなく、和了り牌が出るのを待つだけとなるところなんですが、ここから8pをチーして2pを打ちます。

何も面子構成は変わっていないし、一見すると何の意味もない鳴きに見えます。
しかしこれを他家目線から見ると二筒四筒五筒六筒七筒のカン3p待ちから八筒をチーして四筒五筒が残ったように見えるんですね。
残ったのは3-6p待ちです。

詳しい解説は省きますが、これはある程度打てる人なら普通に使う読みです。
以前にこういう食い延ばしの鳴きをしたときに、他家の方に一発で待ちがバレてたことがあります(対局後に確認しました)。
実際打ってるときはあまり実感しないものですが、他家には待ちがバレています。
ちなみに僕も他家の立場ならさすがに気付きます。

しかし実際は食い延ばしではなく、面子をスライドして入れ替えただけです。
さすがに稀すぎてそこまで予想できる人はあまり居ないでしょう。

とすると結局どういう効果があるのかというと、他家に3-6p待ちと誤読させることができます。
その結果、現実の4-7s待ちは警戒感が薄れます。
テンパイのまま何もしないより和了りやすくなっているかもしれませんね。

ただし他家がどう対応するかは実際のところよくわからないところもあります。
2副露入れてしまった結果、テンパイと読まれて待ち読み関係なくベタオリに回られることもあるのです。
1副露までならまだノーテンと読んで押していたかもしれないのですから。

食い延ばしの読みも絶対とは限りません。
今回のように面子スライドの場合もあるし、2pを余剰牌として抱えていただけの場合もあります。
クイタンの3-6p待ちと読ませているということは、逆に考えれば役牌のションパイなども通されやすくなるということです。

鳳凰卓には食い延ばしの読みを知らない人も居ますから、そういう人に対してはほとんど効果がありません。
特上卓だと知ってる人はほとんど居ないです。
副露を増やしたことでテンパイを警戒させるだけになってしまいます。

とすると和了りやすくなっているかどうかは微妙なところで、僅かに和了りやすくなるとしてもツモ1回分を消費するだけの価値があるのかどうか正直わからないですね。

ですが実は本当の狙いは別のところにあります。


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鳴いた後の形を見るとここからならドラの6pを引いても3p切りスライドで面子に組み込むことができます。
鳴く前の形ならドラを引いてもツモ切ることしか出来ませんから。
ドラの受け入れをつくること”それが本当の狙いです。
食い延ばしに見せかけるのはついでのことに過ぎないのです。

これならば迷わず鳴いても良いのではないでしょうか。

ドラの受け入れがないなら変にうまぶろうとせずにやめた方が無難です。
特に子の安い仕掛けはガン無視されるので、別の待ちに見せかけてもかまわず打ってきたりします。
子の高い仕掛け、親の仕掛けでどうしても和了りたいときは、待ち牌の警戒度が下がるのでやってみる価値があるかもしれませんね。
終盤はツモ1回分の価値が貴重になるのでやめておきましょう。


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その他の注意点としては、空切りすることで面子スライドに見せかけることができることもあるので、その場合はやっておきましょう。 

ここは二索を引いてきたので二索を空切りして、二索三索四索から五索を引いてきたように見せかけます。
あたかもソーズで面子が1つ完成しているように見せかけて、ピンズで張っているように思わせるためです。
 

ただし六索の空切りは少し不自然です。
四索五索六索から三索を引いて六索切りというのはしないことの方が多いので。
 

五索の空切りも同様にやりません。 

ピンズの空切りもピンズに面子があると思わせると逆効果なのでやめておきましょう。

空切りも鳴きのときと考え方は同じです。
手牌構成を実際と違うものに見せかけるということですね。

ただ鳴きの場合の手出しは必ずチェックされるのに対して、空切りの場合は他家がうっかり見逃してたりすることが多いので、実際のところはあまり効果がありません。
それでもやって損することは特にないと思うので、少しでも得になるかもしれないことは全部やっておきましょう。

≪まとめ≫

  1. 面子のレベルによってはまったく効果がないどころか逆効果(やめよう) 
  2. ドラの受け入れがつくれるなら迷わず鳴いてみよう 
  3. 子の安い仕掛けでテンパイしてるときはやらない
  4. 終盤はやめよう(ハイテイが自分に回るなら鳴いてもいい)
  5. 空切りで面子スライドに見せかけることも忘れずにやっておく

牌譜
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赤先切りリーチの読み

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今回は実戦譜からリーチの待ち読みを検証してみます。
リーチ者が赤を先切りしているときに使える読みです。

赤を先切りすること自体、特別珍しいというほどのことでもないのですが、宣言牌が字牌となると話は別です。
これは特別な何かがある河と考えて間違いないと思います。

宣言牌が字牌ということは、テンパイまで安牌らしき余剰牌を抱える余裕があったということなので、それならば字牌の代わりに赤の孤立牌を持っていてもよさそうに思えます。
それを拒否したということは、手役もしくはドラを他に持っていて打点充分だから手放したとしか考えられません。

ドラも手役もない手から赤ドラをさっさと切って余剰牌を持ったりはしませんから。
受け入れが減るので仕方なくっていうことはあると思いますが、その場合はめいっぱいに構えているので宣言牌がターツのフォロー牌(数牌)になります。

良形確定のイーシャンテンなら両面ターツのフォロー牌を切って安牌を持つこともありますが、平和のみや役なしドラなしの両面とかなら打点が欲しいので赤は持っとくと思います。

そう考えると少なくとも平和のみやリーチのみってことは考えられないですし、リーチドラ1っていうのも考えにくいです。
ドラ1枚だけじゃ不満ですから。
ドラ2枚以上持っていると考えるのが自然じゃないでしょうか。

しかも良形の可能性も高いと思われます。
愚形残りだったら5の孤立牌を残して両面変化の可能性も残したいですから。

ということは押し返すのは相当分が悪いですね。
打点も高い上に良形の可能性も高いとなると、リスキーかつ勝てる見込みも薄いです。
具体的には平和のみやカンチャンドラ1程度では追っかけリーチを打たないとか、あまり粘ろうとせずにさっさとベタオリするとか、そういう対応が適切だと思います。

良形の可能性が高いということはスジとかも切れますし、オリるのも比較的容易なので。

ただしドラではなく手役を狙っている場合もあります。
三色やイッツーを狙っていて打点は充分なので赤を手放したとか。
その場合は愚形の可能性もありますね。

この河の場合だと例えば123の三色を狙っていてペン3mとかで刺さるかもしれないですよね。
赤先切りによるひっかけを狙ったとか。
可能性がそんなに高いとは思えないですが、頭の片隅に入れておいた方が良さそうだと思います。

いくら手役があっても135のリャンカンから赤5を先切りとかはしないと思うのでカン2mとかはなさそうですが。

ちなみにチートイツの可能性はあまりないと思われます。
単純に赤を絡めた方が手が高くなりますし、捨て牌が派手になることを嫌って赤を先切りはしないと思われるからです。
リーチの良い待ち牌を残すにしてもイーシャンテンなら孤立牌を3枚は持てるので、赤1枚くらい抱える余裕はあります。

例外はメンホンチートイツを狙っていた場合です。
一色手なら赤を嫌った方が打点が高くなるので。

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実際のところはこうだったのですが、字牌のシャンポンというのもそれなりに可能性があります。
字牌のシャンポン受けならフォロー牌が要らないので余剰牌が持ちやすいですし、待ちもそれなりなので良形変化も拒否してしまってかまわないということになりやすいからです。

≪まとめ≫

  1. 押し返すのはかなり分が悪い 
  2. あまり粘らずにさっさとベタオリしよう 
  3. チートイツ含む単騎待ちの可能性はなさそう 
  4. 手役の可能性もあるが平均的にはスジが通りやすい

くっつき一気通貫何切る

イッツー絡みのくっつきイーシャンテン形で何を切るかというテーマでいくつも何切る問題を考えてみました。
今回も1人麻雀練習機によるシミュレート結果を参照しています。

① 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒六筒六筒九筒三索四索五索七索

上の牌姿から何を切りますか?

これは6p切りが正解です。
手なりに9pを切ってはいけません。
10巡目からは9p切りとなります。

② 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒六筒六筒九筒三索四索赤五索七索

ドラ1のケースですがこれは9pを切ります
ドラなしは手役を狙い、ドラ1からは手なりに打つ。
これが麻雀の基本ですね。

③ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒三筒四筒五筒六筒九筒三索四索五索七索

浮き牌が6pから3pに変わりましたがこれはどうでしょうか?

これはドラなしでも9p切りが正解となります。
①の牌姿と比べると2pツモで三面張になること、受け入れ自体も6枚増えていて、良形テンパイ自体も丸々6枚分増えているということでこれはだいぶ違いますね

④ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒五筒六筒九筒三索四索五索七索

今度は浮き牌が3pから5pに変わりました。

これはギリギリですが、5p切りが正解です。
1人麻雀練習機では5巡目から9p切りの期待値の方が上と出ています。

①の牌姿と比べると良形テンパイの受け入れが6枚増えていますが、それでも序盤は手役を狙いましょうということですね。

5p切りなら7pツモでテンパイしたときに先切りひっかけの迷彩ができますから、対人戦ではそこもポイントになります。

⑤ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒五筒六筒八筒三索四索赤五索七索

次はこんなかんじの牌姿です。

これはドラ1でも5p切りを正解とします。
間違いやすく難しい問題ですが、意外と終盤まで5p切りの方が有利なのです。
よく見ると8p切りより5p切りの方が受け入れ枚数が2枚多いからです。
受け入れ自体が広いことは終盤においてもメリットが大きいですね。

⑥ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒六筒六筒九筒三索四索五索八索

今度はソーズの形を変えました。

これは8s切りが正解です。
28の浮き牌というのは少し弱いですね。

受け入れをピンズに委ねます。
7pを引いてきたら当然6pを切ってリーチを打ちます。

⑦ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒六筒六筒九筒三索四索赤五索八索

⑥と形は同じですがドラ1のケースです。

これは9p切りが正解です。
浮き牌が少し弱いですが、ここもドラ1なら手なりの原則に従って打ちます。

⑧ 東1局西家4巡目、ドラ九索

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒五筒六筒九筒三索四索五索九索

19のドラの浮き牌を持っているケースです。

これは9s切りを正解とします。
例えドラでも19の浮き牌は弱いです。
愚形にしかならないし、平和もつかないからですね。
9s切りとしておけばドラがなくても平和かイッツーどちらかは必ずつきます。
このあたりはややこしいんですが、愚形ドラ1よりは平和のみの方が少し強いということを覚えておくと良いと思います。
そこを前提に置くと愚形ドラ1になる受け入れより平和のみになる受け入れを優先した方が良いということですね。

⑨ 東1局西家4巡目、ドラ九索

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒六筒六筒九筒三索四索五索九索

⑧の形から浮き牌が5pから6pに変わりました。

これは6p切りが正解です。
⑧に比べると平和になる受け入れが減っていて、6pを残しても2種しかありません。
9sの場合は愚形ドラ1になる受け入れが2種あって、9s自体を重ねるか9mが暗刻るかすると愚形ドラドラor愚形ドラ3のテンパイになります。
これに比べると平和のみ2種の受け入れは少ないですから、6p切りの方が受け入れの質より量が上回るということになります。

≪まとめ≫

受け入れがかぶるピンズの浮き牌どちらを残すか、または受け入れがかぶったままあえてどちらも残すのか。
ケースによって様々で一筋縄ではいきません。

平和ドラ1>愚形イッツードラ1>良形ドラ1>愚形イッツーのみ>平和のみ>愚形ドラ1

この順番に強いということも覚えておくと良いと思います。

1000点の差し込み

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下家は8sポンして7s手出し、7pポンして赤5p手出しです。
赤が自分から3枚全部見えていて、ドラの東も枯れています。
役牌も全て枯れているので下家の仕掛けは1000点のタンヤオだと思われます。
まれにタンヤオトイトイとかトイトイだったりする場合もあるのですが。

僕は流局テンパイ料を稼ぐためにテンパイを目指していたのですが、最後のツモ番でテンパれず。
ここでやるべきことは漠然と安牌を切ってオリることではなく、下家に差し込みをすることです。

先ほども述べた通り、下家はトイトイが絡まなければ1000点で確定しています。
場に切れている枚数の多い無スジの牌を切れば放銃しても確実に1000点で済みます。
赤5pを切っているのでおそらく単騎待ちもないです。
 

というわけで6sを切ってみましょう。
なんとなくソーズの3-6sか2-5sが当たりそうな気がします。

赤5pを切っているので5pのまたぎで張ってることはないはずですし、あと通ってないスジは2-5mくらいですが12巡目に僕が切った5mを鳴いてないのであまりないんじゃないでしょうか。
3sや2sはもっと前に切っているのでそっちのスジの方が可能性が高いと思います。
 

5sはションパイなので当たればタンヤオトイトイになる可能性があります。
他家がダマテンで張っている可能性もありますから親の現物の6sならとりあえず親に刺さることはないですから5sより安全です。
 

それにツモ番はもうなくても6s切りなら5sや9mを他家から鳴いてテンパイを取れる可能性もまだ残っていますね。 

それらの理由を全部ひっくるめてここは6s切りがベストと判断しました。
放銃を回避するなら5p切りになるでしょうが、ここはあえて放銃の可能性がある牌を切った方が良いのです。
 

流局のパターンと放銃のパターンの比較をしてみます。 

  1. 全員ノーテン流局(失点なし、点棒動かず) 
  2. 他家の1人テンパイ流局(1000点の失点、他家1人と4000点差開く) 
  3. 他家の2人テンパイ流局(1500点の失点、他家2人と3000点差開く) 
  4. 他家の3人テンパイ流局(3000点の失点、他家3人と4000点差開く) 
  5. 1000点の放銃(1000点の失点、他家2人と1000点差、他家1人と2000点差開く) 
  6. 2000点の放銃(2000点の失点、他家2人と2000点差、他家1人と4000点差開く) 
  7. 3900点の放銃(3900点の失点、他家2人と3900点差、他家1人と7800点差開く)

ということで1000点放銃はノーテン流局のどのパターンより明らかにダメージが低いです。
例外は全員ノーテン流局だった場合ですが、今回みたいに明らかに誰か1人確実にテンパイしていそうな場合は考慮する価値がないです。
 

問題は2000点の放銃だった場合ですが、他家の1~2人テンパイ流局に比べると少し損です。
でも他家の3人テンパイ流局だった場合に比べると少し得になります。
確実に2000点以下、1000点の可能性も半分くらいみたいな状況だったら放銃した方が得です。
赤ドラ1枚晒していて2000点が確定しているとかなら止めた方がいいですね。
 

3900点以上は確実に放銃の方が損です。
1000点で済むかもしれないけど、ドラが2枚見えてなくて3900点の可能性もあるみたいなときも放銃は損になりますね。

その他の注意点としてはハイテイではハイテイ役がついて2000点以上が確実になるので差し込みはしません。

供託がある場合も差し込みが得になることはほとんどないです。 

≪まとめ≫ 

  1. 確実に1000点なら積極的に放銃しよう 
  2. 2000点の可能性がある場合も自分がテンパれそうにないなら差し込み
  3. 他家のダマテンに気をつけよう 
  4. 手役の可能性も考慮しよう 
  5. ハイテイは素直にオリ 
  6. 供託がある場合は素直にオリ 
  7. 3900点の可能性があるなら素直にオリ

これらのことを念頭に置きながら差し込み出来る場面があればやっていきましょう。
ただし点棒状況よってはこの限りではありません。
今回はとりあえず東1局の平たい状況で考察しただけなので。

二度受け愚形一気通貫何切る

愚形一気通貫何切る
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/3-30b5.html

以前に愚形のイッツーをどこまで追えばいいのか、いくつかの牌姿を自作し、一人麻雀練習機を使って期待値を調べました。
その結果、良形ターツを嫌っても愚形を残す方が良いケースがいくつかあるということが分かりました。
そこで気になるのが二度受けの愚形ならどうなるのかということです。
特に二度受けのペンチャンターツとなると、愚形の中の愚形で最弱レベルです。
ただでさえ少ない受け入れがさらに減ることになるのですが、このターツはどこまで使えるのか、そこを検証してみたいと思います。

① 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

上の牌姿から何を切りますか?
これはそもそもピンズ部分が二度受けでなくても8p切りとするので、この場合も8p切りとします。
78s切りとしてもイッツーがまだ確定ではないので、イッツーを残す価値があまりないということです。
7s切りには仕掛けが利くメリットもありますが、それもさほど意味がないと思われます。
仕掛けを考慮すると、テンパイ率だけは8p切りと同等程度ですが、必ず1000点の愚形テンパイになるということを考えると、他家のリーチや仕掛けに対してあまりにも分が悪く、テンパイを維持する価値もほとんどないからです。

② 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索白白

次は役牌ヘッドのケースです。
これは7s切りとします。
ただし、8p切りとの期待値の差は僅かとなっていて、6巡目あたりから期待値は逆転し、8p切り有利となります。
平和が付かない分、イッツーを残す価値が上がりました。
しかし二度受けで受け入れが少ないため、7s切りと8p切りの期待値の差は拮抗しています。
明確にどちらが有利とも言い切れないので、場況や点棒状況を考慮しながら選択は慎重にというところです。

③ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索赤五索七索八索白白

赤1のケースですが、これは考えるまでもなく8p切りが有利です。
リーチドラ1の良形は強いので、二度受けでなくても愚形のイッツーは必要ありません。

④ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索赤五索七索八索九索白白

では、良形が確定していないリーチドラ1との比較になるとどうなるでしょうか。
これも8p切りが正解。
イッツーはまだ確定してないですし、1ハン確定しているドラを使い切る方が合理的です。

⑤ 東1局西家4巡目、ドラ九筒

九萬九萬一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

今度はドラを9pとしました。
こうなると7s切りが有利となります。
平和を考慮したとしてもです。

⑥ 東1局西家4巡目、ドラ八筒

九萬九萬一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

⑤とあまり変わらないようにも見えますが、ドラは8pとしました。
こうなると9p切りが有利となります。
7pツモで平和ドラ1になるので、ドラが完全には孤立しないからです。
このドラの8pはテンパイまで持っておきましょう。
先に処理する必要はありません。
もともと平和のみテンパイはリーチに対してぶつける手じゃありませんので、テンパイしてドラが切れなくなってもそのままオリればいいだけだからです。

⑦ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

少し牌姿を変えてみました。
これは二度受けと言っていいのか微妙ですが、いずれにせよカンチャン+ペンチャンと構えるより9pを1枚外してリャンカンに構えた方が、受け入れの効率が
良いので、受け入れを減らして手役を残すかどうかの選択になります。
この場合は7s切りが有利です。
9p切りとしても平和は確定してないので平和を狙う価値が下がり、ピンズ部分の愚形が増えたことでイッツーが確定しているので、イッツーを残す価値の方が上がりました。
ただし、6巡目あたりから期待値の差が逆転し、9p切りが有利となってきます。
これも期待値の差が拮抗しています。
しかし9p切りとすると50%の確率でリーチのみの愚形となるので不安定です。
7s切りとした場合は受け入れこそ半分になるものの、100%愚形のイッツーテンパイになるのは安定していて強いです。
平和のみ良形より、イッツーのみ愚形の方が期待値としては上なので、同じ2種8枚の受け入れを比べても平和よりイッツーの方が価値があります。
さらに仕掛けも利くので、テンパイ率は9p切りも7s切りも同等程度。
リーチのみ愚形と比較すると、鳴きイッツーのみの方がいつでもオリられる分、防御に優れています。
したがって、実戦的には中盤あたりまで7s切りの方が有利とみます。
終盤からはケイテン効率を重視して9p切りとするのが良いでしょう。

⑧ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒四筒六筒八筒九筒三索赤五索七索八索九索白白

④と似た牌姿になりますが、ピンズ部分が愚形という形です。
これは3s切りが有利となりました。
イッツーの価値が上がったというよりは、愚形テンパイが確定しているので、愚形ドラ1よりはイッツーのみ愚形の方が価値が高いということのようです。
良形のリーチドラ1なら手役を無視してもいいですが、愚形のリーチドラ1は手役の方が優先するということですね。
3s切りとしても減る受け入れは4枚だけで、仕掛けも利くのでテンパイ効率は落ちていません。
6sをツモれば赤5sを使い切れるので、赤5sからではなく3sから切ります。
ただ、この場合はイッツーがあって打点も充分なので、次に安牌をツモってきたら赤5sを先に処理してしまっても良いでしょう。

≪まとめ≫

二度受けのペンチャンターツは、リーチドラ1良形や平和のみ良形との比較だと全敗で、リーチのみ良形や愚形のリーチドラ1との比較だと勝てるケースもいくつか出てくることが分かりました。
ドラの絡みやすい三麻だとほとんど考慮する価値もなく、無条件で嫌っていいターツと言えますが、四麻でドラを持ってない場合や、愚形のドラ1のみになりそうな場合は大事にすることもあるでしょう。

チートイツリーチの読み

スジ切りリーチの読み
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-9c18.html

今回は以前にも記事に書いたスジ切りリーチの別バージョンについてです。
先に切ってある牌のスジの牌を切ってのリーチとなるという基本的なパターンは同じですが、内容は少し変わってくるので覚えておきたいケースです。

白八索六筒六索白横九筒二筒

実戦譜を参考にして少し捨て牌の配置を変えてみました。
リーチから1巡が経過して2pのスジも通ったということにします。
宣言牌が28ではなく19の牌なのでそこも違いますが、こんな河を見て真っ先に怪しいと思えるのはチートイツです。
同じスジなのに真ん中寄りの6pではなく、端牌の9pを何故最後まで抱えているんでしょうか。
これは6pを先切りしてからスジ待ちの9p単騎待ちでリーチをかけようとしたってことが考えられます。
そうならなかったのは、字牌単騎待ちでリーチした方が和了れそうと感じたとか、ドラ単騎待ちでリーチをかけて打点をつくりにきたとか、そんなところでしょう。
テンパイしたときには既に他家から9pがバタバタと切られていたっていうケースもあります。
前巡に白が切られているのは自分が既に切っているのでフリテンを嫌ったわけです。
そう考えればなにもかも辻褄が合ってきますが、確定したわけではないので、決め付けるわけにはいきません。
チートイツが可能性として高そうなのは間違いないと思いますが。

八筒八筒九筒

他に可能性として考えられるのは、8pのトイツを持っていてカンチャンフォローとして9pを抱えていた場合です。
ここから9pを切って8pと何かのシャンポン待ちというのがありそうですが、

六筒八筒八筒九筒

この形で持っているならタンヤオや5pツモの両面変化を考慮して、通常は9pを切りそうです。
6pを切る場合は安全度を考慮してとか、チャンタやイッツーなどの手役を狙っていたことも考えられるのですが、その場合は最終的に8pを切ってペンチャン待ちになるはずなので、8pのシャンポン待ちというのは可能性としては低いんじゃないでしょうか。

五筒六筒六筒八筒八筒九筒

こういう形から6pを切るのは6pのタテ受け分、受け入れを減らしていることになるので考えにくいですね。
結局、8pのシャンポン待ちだとしたら、安全度を考慮して9pを残したという線以外は考えにくいと思います。

六筒七筒九筒

カン8pだとしたらここから6pを切って両面を嫌ってることになるのでありえないです。
5-8pの場合も、このまま必要もない9pを最後まで抱えたままになるので不自然に思えます。
この9pが何かに絡んでいるとすれば、

六筒六筒七筒八筒八筒九筒六筒七筒八筒八筒九筒六筒七筒八筒八筒

こういう手順で最終的に亜両面待ちになったとかですが、そもそも最初の形から8pを切るだけですんなりとヘッドは出来るはずなので、ヘッドレス状態の亜両面待ちにはなりません。

六筒六筒七筒八筒八筒八筒九筒六筒七筒八筒八筒八筒九筒六筒七筒八筒八筒八筒

エントツ形の待ちだった場合も、最初の形からはイーペーコーがありますから9pを切るはずですね。

六筒六筒六筒七筒七筒八筒九筒

他に複合形の両面待ちの可能性も考えましたが、ここからは7pを切るだけで2面子が完成するので、6p→9pと切って5-8p待ちになることなどありえないですし

六筒六筒七筒七筒八筒九筒九筒

ここからは9pを先に切らないと、テンパイして5-8p待ちが残ったときに高めイーペーコーのリーチが打てなくなってしまいます。
5-8p待ちだと仮定すると9pを残す理由がこれといって見当たらないですね。
単に安全牌なら前巡の白を持った方がいいはずです。

六筒八筒九筒九筒八筒九筒九筒八筒九筒

次にペン7pだった場合ですが、これはいたって自然な流れです。
最後は9pを切ってペンチャンではなく、8pを切ってシャンポン待ちにするのではないかという気もしますが、イッツーやチャンタなどの手役が絡んでるとありえますし、待ち牌の枚数次第ではペンチャンに受けることもあります。

五筒六筒六筒八筒八筒九筒

両面の4-7p待ちの場合は、単純形では8pヘッドのこの形以外考えられないのですが、ここから6pを切ると受け入れを減らしてしまうので考えにくいです。

五筒六筒六筒七筒八筒九筒九筒

複合形両面待ちの場合この形から6p→9pと切って4-7p待ちになっているケースが考えられます。
これは安全度を考慮して6pを先に切るのは割と普通です。

一筒二筒六筒六筒七筒八筒九筒

意外と危険なのがペン3pです。
ここからはペンチャンを切って6pのトイツを残すのではなく、6p→9pと切って先切りひっかけの強い捨て牌をつくろうというものです。

二筒四筒六筒六筒七筒八筒九筒

カン3pの場合も同様で、ここから6p→9pと切っていきます。
9p→6pと切ったり、6pトイツ落としだとモロヒっかけばればれなので、6p→9pと切るのが正着と言ってもいいでしょう。

≪まとめ≫

やはり可能性として高いのはチートイツだと思います。
チートイツでないとしたら9pが何かの関連牌だと思うのですが、8pのシャンポンもあまりなさそう、4-7pも薄い、5-8pはほぼなさそう。
残る可能性は8pヘッドで他の色が待ちになっているか、ペン7pとペン3p、カン3pくらいです。
この捨て牌では5pがかなり通りそうなことが分かりました。
下手に字牌を切るとチートイツに刺さりそうなので、無スジの5pを切る方が良いということです。
先切りひっかけの3p待ちにはくれぐれも注意しましょう。

実戦何切るQ3

Q3

これに関しては多数のご意見をいただきました。
それらのご意見も参考にしながら導きだした結論は3s切りです。
アンケートでは6p切りが多くなっています。
3s切りと7s切りの意図は似たようなものなので、両者合わせたものと比較すると5分5分程度ですが、それでもやや6p切りの方が多いですね。
これは愚形周りを厚く持つという牌効率の原則にしたがったものではないでしょうか。
リャンカンをカンチャンに固定するのに抵抗がある人が多いのかもしれません。
しかし、リャンカンからカンチャンに固定することで逆にソーズのタテ受けで良形テンパイするようになるので、愚形解消率はむしろ上がっています。
このあたりが錯覚を生むというか、勘違いしやすいところなのかもしれませんね。

6p切りのメリットは、ソーズのリャンカンが埋まったときの5面張テンパイです。
これはかなり魅力的ですが、逆にピンズから埋まった場合はカンチャンの愚形が残って悲惨なことになります。
3s7sツモのカンチャンテンパイもかなりしょっぱいです。

3s切りのメリットは、6sツモで5面張テンパイが取れて、5s7sのタテツモでも3面張テンパイになることです。
5面張になる受け入れこそ減っていますが、多面張になる有効牌自体は多いので安定感がありますね。
さらに2p5pツモのテンパイで6pがカンできることです。
このカンには抵抗がある人もいるかもしれないですが、打点とツモが増えるのではっきり得だと思います。
もし先に親リーが来て後手を踏んだ場合でも、カンだけしてダマテンにとることができます。
危険牌を押さずにテンパイが取れるのでむしろ安全です。
他には1p4p7pツモのテンパイで単騎待ちにとることもできます。
カンチャン待ちよりも単騎待ちの方が圧倒的に手変わりが豊富で、ピンズにくっついて多面張になったり、字牌単騎などの待ちごろの牌にも変えられます。
6pを切ってカンチャン待ちに受けても良いですし、待ちの選択に自由が利くというのは大きなメリットです。

これらのメリットデメリットを比較してみたところ、6p切りより3s切りの方が明らかに勝っていると感じました。
3s切りと7s切りの比較についてですが、3s切りの場合は、3sが1枚河に切れているので、こちらの方が受け入れマックスに取れるということです。
ただ山読みの原則からすると、3sが切られていることで4sが山に生きていると読むこともできます。
逆に6sに関しては3sが切られていることで6sを他家が持っている確率が高まるというのも一種の山読みになります。
これはデジタル的な統計データとして示されたものではないので、どこまで信用するかはするかは人それぞれということになりますが、テンパイしやすさはどちらもあまり差がないのは確かです。
ということは、7mを引いて567の三色になりやすい3s切りの方が少し有利ではないでしょうか。
3s切りの場合は7mを先に引いてから6sと7pをツモれば567の三色。
7s切りの場合は3mを先に引いてから4sと2pをツモれば345の三色になります。
キー牌の7pと2pを比較すると2pは自分で1枚持っている分7pの方がツモりやすいです。
しかもノーチャンスの隣の牌なので山に居そうですね。
しかし、3s切りと7s切りの差に関しては微々たるもので、山読み重視で7s切りとする人も居るでしょうし、明確にどっちが有利とは言い切れないのが正直なところです。

最後に6pカンについてですが、ふざけて選択肢に入れたわけではなく、意外と悪くないのではないかと思っています。
結果1人しか投票者がいなかったようですがw
カンのメリットはツモが増えるので先制テンパイ率が上がりそうだということ。
受け入れは減ってしまうんですが、極端に減るわけではなく、ツモが増える分を考えれば先制テンパイ率はむしろ上がるくらいかもしれません。
符が上昇するのに加えて
タンヤオ役が確定するので、打点も上がります。
デメリットは多面張のテンパイが消えることです。
そこが致命的と言えますが、打点がどうしても欲しい場面ではカンする選択もありではないでしょうか。

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