二度受け愚形一気通貫何切る

愚形一気通貫何切る
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/3-30b5.html

以前に愚形のイッツーをどこまで追えばいいのか、いくつかの牌姿を自作し、一人麻雀練習機を使って期待値を調べました。
その結果、良形ターツを嫌っても愚形を残す方が良いケースがいくつかあるということが分かりました。
そこで気になるのが二度受けの愚形ならどうなるのかということです。
特に二度受けのペンチャンターツとなると、愚形の中の愚形で最弱レベルです。
ただでさえ少ない受け入れがさらに減ることになるのですが、このターツはどこまで使えるのか、そこを検証してみたいと思います。

① 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

上の牌姿から何を切りますか?
これはそもそもピンズ部分が二度受けでなくても8p切りとするので、この場合も8p切りとします。
78s切りとしてもイッツーがまだ確定ではないので、イッツーを残す価値があまりないということです。
7s切りには仕掛けが利くメリットもありますが、それもさほど意味がないと思われます。
仕掛けを考慮すると、テンパイ率だけは8p切りと同等程度ですが、必ず1000点の愚形テンパイになるということを考えると、他家のリーチや仕掛けに対してあまりにも分が悪く、テンパイを維持する価値もほとんどないからです。

② 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索白白

次は役牌ヘッドのケースです。
これは7s切りとします。
ただし、8p切りとの期待値の差は僅かとなっていて、6巡目あたりから期待値は逆転し、8p切り有利となります。
平和が付かない分、イッツーを残す価値が上がりました。
しかし二度受けで受け入れが少ないため、7s切りと8p切りの期待値の差は拮抗しています。
明確にどちらが有利とも言い切れないので、場況や点棒状況を考慮しながら選択は慎重にというところです。

③ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索赤五索七索八索白白

赤1のケースですが、これは考えるまでもなく8p切りが有利です。
リーチドラ1の良形は強いので、二度受けでなくても愚形のイッツーは必要ありません。

④ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索赤五索七索八索九索白白

では、良形が確定していないリーチドラ1との比較になるとどうなるでしょうか。
これも8p切りが正解。
イッツーはまだ確定してないですし、1ハン確定しているドラを使い切る方が合理的です。

⑤ 東1局西家4巡目、ドラ九筒

九萬九萬一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

今度はドラを9pとしました。
こうなると7s切りが有利となります。
平和を考慮したとしてもです。

⑥ 東1局西家4巡目、ドラ八筒

九萬九萬一筒二筒三筒五筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

⑤とあまり変わらないようにも見えますが、ドラは8pとしました。
こうなると9p切りが有利となります。
7pツモで平和ドラ1になるので、ドラが完全には孤立しないからです。
このドラの8pはテンパイまで持っておきましょう。
先に処理する必要はありません。
もともと平和のみテンパイはリーチに対してぶつける手じゃありませんので、テンパイしてドラが切れなくなってもそのままオリればいいだけだからです。

⑦ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒六筒八筒九筒三索四索五索七索八索

少し牌姿を変えてみました。
これは二度受けと言っていいのか微妙ですが、いずれにせよカンチャン+ペンチャンと構えるより9pを1枚外してリャンカンに構えた方が、受け入れの効率が
良いので、受け入れを減らして手役を残すかどうかの選択になります。
この場合は7s切りが有利です。
9p切りとしても平和は確定してないので平和を狙う価値が下がり、ピンズ部分の愚形が増えたことでイッツーが確定しているので、イッツーを残す価値の方が上がりました。
ただし、6巡目あたりから期待値の差が逆転し、9p切りが有利となってきます。
これも期待値の差が拮抗しています。
しかし9p切りとすると50%の確率でリーチのみの愚形となるので不安定です。
7s切りとした場合は受け入れこそ半分になるものの、100%愚形のイッツーテンパイになるのは安定していて強いです。
平和のみ良形より、イッツーのみ愚形の方が期待値としては上なので、同じ2種8枚の受け入れを比べても平和よりイッツーの方が価値があります。
さらに仕掛けも利くので、テンパイ率は9p切りも7s切りも同等程度。
リーチのみ愚形と比較すると、鳴きイッツーのみの方がいつでもオリられる分、防御に優れています。
したがって、実戦的には中盤あたりまで7s切りの方が有利とみます。
終盤からはケイテン効率を重視して9p切りとするのが良いでしょう。

⑧ 東1局西家4巡目、ドラ西

一筒二筒三筒四筒六筒八筒九筒三索赤五索七索八索九索白白

④と似た牌姿になりますが、ピンズ部分が愚形という形です。
これは3s切りが有利となりました。
イッツーの価値が上がったというよりは、愚形テンパイが確定しているので、愚形ドラ1よりはイッツーのみ愚形の方が価値が高いということのようです。
良形のリーチドラ1なら手役を無視してもいいですが、愚形のリーチドラ1は手役の方が優先するということですね。
3s切りとしても減る受け入れは4枚だけで、仕掛けも利くのでテンパイ効率は落ちていません。
6sをツモれば赤5sを使い切れるので、赤5sからではなく3sから切ります。
ただ、この場合はイッツーがあって打点も充分なので、次に安牌をツモってきたら赤5sを先に処理してしまっても良いでしょう。

≪まとめ≫

二度受けのペンチャンターツは、リーチドラ1良形や平和のみ良形との比較だと全敗で、リーチのみ良形や愚形のリーチドラ1との比較だと勝てるケースもいくつか出てくることが分かりました。
ドラの絡みやすい三麻だとほとんど考慮する価値もなく、無条件で嫌っていいターツと言えますが、四麻でドラを持ってない場合や、愚形のドラ1のみになりそうな場合は大事にすることもあるでしょう。

チートイツリーチの読み

スジ切りリーチの読み
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-9c18.html

今回は以前にも記事に書いたスジ切りリーチの別バージョンについてです。
先に切ってある牌のスジの牌を切ってのリーチとなるという基本的なパターンは同じですが、内容は少し変わってくるので覚えておきたいケースです。

白八索六筒六索白横九筒二筒

実戦譜を参考にして少し捨て牌の配置を変えてみました。
リーチから1巡が経過して2pのスジも通ったということにします。
宣言牌が28ではなく19の牌なのでそこも違いますが、こんな河を見て真っ先に怪しいと思えるのはチートイツです。
同じスジなのに真ん中寄りの6pではなく、端牌の9pを何故最後まで抱えているんでしょうか。
これは6pを先切りしてからスジ待ちの9p単騎待ちでリーチをかけようとしたってことが考えられます。
そうならなかったのは、字牌単騎待ちでリーチした方が和了れそうと感じたとか、ドラ単騎待ちでリーチをかけて打点をつくりにきたとか、そんなところでしょう。
テンパイしたときには既に他家から9pがバタバタと切られていたっていうケースもあります。
前巡に白が切られているのは自分が既に切っているのでフリテンを嫌ったわけです。
そう考えればなにもかも辻褄が合ってきますが、確定したわけではないので、決め付けるわけにはいきません。
チートイツが可能性として高そうなのは間違いないと思いますが。

八筒八筒九筒

他に可能性として考えられるのは、8pのトイツを持っていてカンチャンフォローとして9pを抱えていた場合です。
ここから9pを切って8pと何かのシャンポン待ちというのがありそうですが、

六筒八筒八筒九筒

この形で持っているならタンヤオや5pツモの両面変化を考慮して、通常は9pを切りそうです。
6pを切る場合は安全度を考慮してとか、チャンタやイッツーなどの手役を狙っていたことも考えられるのですが、その場合は最終的に8pを切ってペンチャン待ちになるはずなので、8pのシャンポン待ちというのは可能性としては低いんじゃないでしょうか。

五筒六筒六筒八筒八筒九筒

こういう形から6pを切るのは6pのタテ受け分、受け入れを減らしていることになるので考えにくいですね。
結局、8pのシャンポン待ちだとしたら、安全度を考慮して9pを残したという線以外は考えにくいと思います。

六筒七筒九筒

カン8pだとしたらここから6pを切って両面を嫌ってることになるのでありえないです。
5-8pの場合も、このまま必要もない9pを最後まで抱えたままになるので不自然に思えます。
この9pが何かに絡んでいるとすれば、

六筒六筒七筒八筒八筒九筒六筒七筒八筒八筒九筒六筒七筒八筒八筒

こういう手順で最終的に亜両面待ちになったとかですが、そもそも最初の形から8pを切るだけですんなりとヘッドは出来るはずなので、ヘッドレス状態の亜両面待ちにはなりません。

六筒六筒七筒八筒八筒八筒九筒六筒七筒八筒八筒八筒九筒六筒七筒八筒八筒八筒

エントツ形の待ちだった場合も、最初の形からはイーペーコーがありますから9pを切るはずですね。

六筒六筒六筒七筒七筒八筒九筒

他に複合形の両面待ちの可能性も考えましたが、ここからは7pを切るだけで2面子が完成するので、6p→9pと切って5-8p待ちになることなどありえないですし

六筒六筒七筒七筒八筒九筒九筒

ここからは9pを先に切らないと、テンパイして5-8p待ちが残ったときに高めイーペーコーのリーチが打てなくなってしまいます。
5-8p待ちだと仮定すると9pを残す理由がこれといって見当たらないですね。
単に安全牌なら前巡の白を持った方がいいはずです。

六筒八筒九筒九筒八筒九筒九筒八筒九筒

次にペン7pだった場合ですが、これはいたって自然な流れです。
最後は9pを切ってペンチャンではなく、8pを切ってシャンポン待ちにするのではないかという気もしますが、イッツーやチャンタなどの手役が絡んでるとありえますし、待ち牌の枚数次第ではペンチャンに受けることもあります。

五筒六筒六筒八筒八筒九筒

両面の4-7p待ちの場合は、単純形では8pヘッドのこの形以外考えられないのですが、ここから6pを切ると受け入れを減らしてしまうので考えにくいです。

五筒六筒六筒七筒八筒九筒九筒

複合形両面待ちの場合この形から6p→9pと切って4-7p待ちになっているケースが考えられます。
これは安全度を考慮して6pを先に切るのは割と普通です。

一筒二筒六筒六筒七筒八筒九筒

意外と危険なのがペン3pです。
ここからはペンチャンを切って6pのトイツを残すのではなく、6p→9pと切って先切りひっかけの強い捨て牌をつくろうというものです。

二筒四筒六筒六筒七筒八筒九筒

カン3pの場合も同様で、ここから6p→9pと切っていきます。
9p→6pと切ったり、6pトイツ落としだとモロヒっかけばればれなので、6p→9pと切るのが正着と言ってもいいでしょう。

≪まとめ≫

やはり可能性として高いのはチートイツだと思います。
チートイツでないとしたら9pが何かの関連牌だと思うのですが、8pのシャンポンもあまりなさそう、4-7pも薄い、5-8pはほぼなさそう。
残る可能性は8pヘッドで他の色が待ちになっているか、ペン7pとペン3p、カン3pくらいです。
この捨て牌では5pがかなり通りそうなことが分かりました。
下手に字牌を切るとチートイツに刺さりそうなので、無スジの5pを切る方が良いということです。
先切りひっかけの3p待ちにはくれぐれも注意しましょう。

実戦何切るQ3

Q3

これに関しては多数のご意見をいただきました。
それらのご意見も参考にしながら導きだした結論は3s切りです。
アンケートでは6p切りが多くなっています。
3s切りと7s切りの意図は似たようなものなので、両者合わせたものと比較すると5分5分程度ですが、それでもやや6p切りの方が多いですね。
これは愚形周りを厚く持つという牌効率の原則にしたがったものではないでしょうか。
リャンカンをカンチャンに固定するのに抵抗がある人が多いのかもしれません。
しかし、リャンカンからカンチャンに固定することで逆にソーズのタテ受けで良形テンパイするようになるので、愚形解消率はむしろ上がっています。
このあたりが錯覚を生むというか、勘違いしやすいところなのかもしれませんね。

6p切りのメリットは、ソーズのリャンカンが埋まったときの5面張テンパイです。
これはかなり魅力的ですが、逆にピンズから埋まった場合はカンチャンの愚形が残って悲惨なことになります。
3s7sツモのカンチャンテンパイもかなりしょっぱいです。

3s切りのメリットは、6sツモで5面張テンパイが取れて、5s7sのタテツモでも3面張テンパイになることです。
5面張になる受け入れこそ減っていますが、多面張になる有効牌自体は多いので安定感がありますね。
さらに2p5pツモのテンパイで6pがカンできることです。
このカンには抵抗がある人もいるかもしれないですが、打点とツモが増えるのではっきり得だと思います。
もし先に親リーが来て後手を踏んだ場合でも、カンだけしてダマテンにとることができます。
危険牌を押さずにテンパイが取れるのでむしろ安全です。
他には1p4p7pツモのテンパイで単騎待ちにとることもできます。
カンチャン待ちよりも単騎待ちの方が圧倒的に手変わりが豊富で、ピンズにくっついて多面張になったり、字牌単騎などの待ちごろの牌にも変えられます。
6pを切ってカンチャン待ちに受けても良いですし、待ちの選択に自由が利くというのは大きなメリットです。

これらのメリットデメリットを比較してみたところ、6p切りより3s切りの方が明らかに勝っていると感じました。
3s切りと7s切りの比較についてですが、3s切りの場合は、3sが1枚河に切れているので、こちらの方が受け入れマックスに取れるということです。
ただ山読みの原則からすると、3sが切られていることで4sが山に生きていると読むこともできます。
逆に6sに関しては3sが切られていることで6sを他家が持っている確率が高まるというのも一種の山読みになります。
これはデジタル的な統計データとして示されたものではないので、どこまで信用するかはするかは人それぞれということになりますが、テンパイしやすさはどちらもあまり差がないのは確かです。
ということは、7mを引いて567の三色になりやすい3s切りの方が少し有利ではないでしょうか。
3s切りの場合は7mを先に引いてから6sと7pをツモれば567の三色。
7s切りの場合は3mを先に引いてから4sと2pをツモれば345の三色になります。
キー牌の7pと2pを比較すると2pは自分で1枚持っている分7pの方がツモりやすいです。
しかもノーチャンスの隣の牌なので山に居そうですね。
しかし、3s切りと7s切りの差に関しては微々たるもので、山読み重視で7s切りとする人も居るでしょうし、明確にどっちが有利とは言い切れないのが正直なところです。

最後に6pカンについてですが、ふざけて選択肢に入れたわけではなく、意外と悪くないのではないかと思っています。
結果1人しか投票者がいなかったようですがw
カンのメリットはツモが増えるので先制テンパイ率が上がりそうだということ。
受け入れは減ってしまうんですが、極端に減るわけではなく、ツモが増える分を考えれば先制テンパイ率はむしろ上がるくらいかもしれません。
符が上昇するのに加えて
タンヤオ役が確定するので、打点も上がります。
デメリットは多面張のテンパイが消えることです。
そこが致命的と言えますが、打点がどうしても欲しい場面ではカンする選択もありではないでしょうか。

実戦何切るQ2

Q2

今回も頭が痛くなる問題です。
アンケートの結果も見事に割れました。
まずこの問題で一番に考えるべきことは、この手をクイタンの手と見るかどうかなのではないでしょうか。
クイタンする前提なら2p切りがもっとも望ましいので話は早いです。
しかし、僕はこの手からは何も鳴きたくないですね。
カン6mもちょっと鳴きたくないなというくらいです。
この手を仕掛けるとあまりにも守備力が不安だからです。
そのため、2p切りという選択は頭にありませんでした。
一応2p切りという人も居るかなと思って選択肢に加えてはいますが。
もしオーラスで和了りトップとかなら僕も2pがいいんじゃないかと思います。

2p切りにはクイタンの他にチートイツが狙えるというメリットがあります。
ただ、この手の場合、両面ターツが豊富に揃っています。
普通に手を進めれば最終形は必ず良形になるので、チートイツはそこまで重視しなくて良いというのが僕の考えです。
2pを切って、良形のターツを壊してしまうのは少しもったいないですね。

そこで7p切りという手があります。
6-9pという強い受け入れをまず固定しておいて、ドラ受けの愚形ターツも残す。
カン6mが先に埋まれば平和ドラ1になりますし、ドラが重なれば平和ドラドラ。
どちらも叶わなかった場合は最悪でも平和のみの良形テンパイにはなります。
必ず良形かつ平和以上でテンパイするのが強みです。

6ブロック手順なので、現代麻雀戦術のセオリーには反していますが、あまり大きく損はしない選択で安心感があると思います。

そういう意味では、現代麻雀風セオリーに沿った選択と思われるのが5p切りです
これは5ブロック手順で牌効率的に無駄がないと言われています。
ドラも最大限生かして、棒テンになりすぎることなく、打点もスピードも両取りするのがいかにも現代麻雀風なかんじです。
ただ、この選択は5ブロックであるがゆえに、萬子のカンチャンブロックを和了に組み込む必然性が生じます。
その前に4mや5mを引けばかなり強い形にはなるんですが、愚形が最後まで残ってしまう可能性もあるんですね。
ドラを使い切る構えになるので、打点的には安定感があります。

最後に7mですが、これはあまりに棒テンすぎてバランスを欠いている気がします。
6mの受け入れが消えてしまうのが痛いんですよね。
まだかなりテンパイに遠い段階で早々にドラの受け入れを見切ってしまうのは問題があります。
ただ、7m切りにはチートイツが残るというメリットもあります。
両面ターツが揃っているとはいえ、かなりごちゃごちゃした手なので、もしこの次にトイツが重なるようだったらチートイツ狙いに切り替えてもいいです。
その場合、孤立したドラの5mが生きてきます。
しかし、チートイツを狙うならやはり2p切りの方がドラ受けの6mも残る分優秀じゃないでしょうか。

≪まとめ≫

クイタンとチートイツを狙うなら2p。
和了りやすさに優れる7p。
打点とスピードに優れる5p。
という評価になります。
7mはちょっとこれといったメリットがなく、弱いと思いました。
一人麻雀練習機によるシミュレートでは、7m切りの期待値は劣っていて、他はほとんど微々たる差で、どれがいいのかはっきりよくわかりません。

かなり難しい問題ですが、ここは7p切りを正解とします。
和了りやすさでは7p切りが2p切りや5p切りよりだいぶ高いという評価なので。
打点やスピード的にも2p切りや5p切りと比べてそこまで差がつかないからです。

実戦何切るQ1

今回から何切るについてまた違ったアプローチで考えてみます。
これは、ツイッター上で他人の何切るを拾ってきて考えるのでもなく、自作の何切るを考察するのでもなく、天鳳における実戦で遭遇した難しい牌姿を取り上げてみるというものです。
日々天鳳を打っていく中で、特にこれは・・・と思ったものを取り上げていくので、難易度がかなり高く、正解もよくわからないものが多いです。
この類の何切るに関しては、定期的にツイッターでもアンケートを取っているので、興味があればどなたでもふるってご参加ください。

Q1

これは三色、チートイツ、ホンイツ、トイトイ、三暗刻など、いろいろな手役が見えるのですが、どれも手が届きそうで届きにくい手です。
打牌候補はたくさんあるのですが、現実的には役役ドラの3900がもっとも狙いやすいと思われ、そこをベースに考えると、ドラ受けの67pと役牌トイツ2組には手をつけない方がいいというのははっきりしていると思われ
ます。
他の選択については一つ一つ検証していきましょう。

① 7m(8m)切り

7m(8m)切りのメリットはまずチートイツが狙いやすいことです。
面子手とチートイツの天秤にかけようと8sを切る人も居ると思いますが、8s切りではチートイツになりません。

七萬八萬二筒三筒三筒六筒七筒六索六索白白發發

8sを切った場合の牌姿はこうですが、ここから6m7m8m9m2p3p4p5p6p7p8p白發をツモった場合、打牌選択は全て6sになります。
6sのトイツは現状もっとも弱いターツですから、和了りに向かう道程で5ブロックに絞られたとき、必ず嫌われることになります。
8s切りが悪い選択というわけじゃないのですが、チートイツを見るという点でははっきりと間違いです。

八萬二筒三筒三筒六筒七筒六索六索八索白白發發

その点では7m切りの場合、ここから2p6p7p8sツモで余剰牌の8m切りとなり、自然な手順でチートイツイーシャンテンになります。
チートイツを狙うなら7m(8m)切り。
これははっきりしています。
ただ、チートイツといってもドラもないチートイツのみの愚形待ちなので、役役良形の3900などと比べて価値がそれほどあるわけではありません。
和了りに向かう道程でチートイツの可能性も残すということに価値があるのであって、保険的な意味合いです。

三筒三筒三筒六筒七筒六索六索八索白白白發發 ツモ發

他には例えば三暗刻になったり、役牌刻子2つをつくりやすいというメリットがあります。
雀頭候補を多く残してあるので、その分役牌以外にヘッドを求めやすくなりますし、暗刻も多く出来やすいです。
総合的に見ると7m(8m)切りは打点が高くなりやすい選択です。
デメリットは三色が消えることですが、これはさほど問題にならないと思います(理由は後述)。
また、78mという強いターツを嫌うこともあって、少し和了り効率は落ちます。
ただ、鳴き手で6sがポンできるので、そこまで落ちるわけではなく、最終形も最悪6sと字牌のシャボ待ちにはなるので、両面と比べてそこまで悪いわけではありません。

② 2p切り

2p切りのメリットは三色が残せることです。
しかし三色が残せることはそこまで重要なメリットではありません。

六萬七萬八萬六筒七筒八筒六索七索八索白白發發

こんな形になれば良いですが、こうなる前に役牌のポンなり数牌のチーが入るのが普通です。

六萬七萬八萬六筒七筒八筒白白發發 チー横七索六索八索

また、鳴きでつくった三色の場合はマックスで2000点にしかなりません。
思いのほか安いですね。
面前での三色が困難ということを考えると、三色という手役にほとんど価値はないと思います。

他にメリットといえば、チートイツを狙えることと思われがちですが、これも実は違います。

七萬八萬三筒三筒六筒七筒六索六索八索白白發發

ここから6m7m8m9m5p6p7p8p白發をツモった場合、全て3pのトイツ落としになります。
ポンとかチーも含まれるので、ほとんどチートイツにはなりません。
三暗刻などの手役に関しては先に3pをツモった場合のみ狙えますが、上記に挙げた多くのツモで先に3pのトイツを落とすことになるので、むしろ狙いにくいでしょう。

反面、仕掛けてホンイツ満貫の手順が消えるのは大きなデメリットです。
例えば7m切りの場合、

八萬二筒三筒三筒六筒七筒六索六索八索白白發發 ツモ四筒 打八萬

二筒三筒三筒四筒六筒七筒六索六索八索白白發發 ツモ四筒 打八索

二筒三筒三筒四筒四筒六筒七筒六索六索白白發發 ツモ八筒 打六索

こんなかんじで、自然にホンイツ手に伸びていくことがあります。
2p切りはこういう可能性をひとつ消してしまうことにもなります。

③ 3p切り

3p切りは2p切りと似たような意図があります。
2p切りでも3p切りでもチートイツにはならないのですが、三色は残ります。
しかしホンイツの可能性は消えます。
あまり2p切りとの違いはないです。

④ 6s切り

6s切りのメリットは三色が残ることです。
ただ残るといっても、ほとんど次の手で消えます。

七萬八萬二筒三筒三筒六筒七筒六索八索白白發發

ここから6m7m8m9m2p3p4p5p6p7p8p白發ツモで68s落としとなります。
三色になるのは先に7sを引いたときだけなので、ほとんど可能性がないです。
しかも7sを引いたとしても面前で張らなければ2000点止まりです。

ただ、668sというターツはもともと弱いターツなので、瞬間的に6ブロックにはなりますが、2手で5ブロックに絞るという考えなら優秀となります。
その場合のメリットは78mという強いターツを残せるということです。

デメリットはチートイツが消えること。
三暗刻や役役にも少しなりにくいことです。

⑤ 8s切り

8s切りは6s切りと似たような意図があります。
先述したとおり、8s切りではチートイツになりません。
6s切りとの違いは、三暗刻の可能性が僅かに残ることです。
ただ、これも6s切りの場合と同じで、先に6sを引いて暗刻になった場合のみで、ほとんどのツモで6sトイツ落としとなるので、僅かな可能性として三暗刻を残すか、三色を残すかの違いです。

≪まとめ≫

以上のことから考えて、打点で勝る7m(8m)切りか、和了りやすさで勝る6sか8s切りかのどちらかが優秀です。
6sと8s切りの差は打点の期待値的にもそんなに差が感じられず、受け入れ枚数が多い6s切りが僅かに有利のように感じます。
ホンイツが消える2pや3p切りははっきり不利と言えると思います。
テンパイのしやすさで言えばチートイツ手順が残る7m(8m)切りの方が少し優秀です。
正直、あまり差がないのですが、この場はトップ目ということもあり、和了りやすさを求めて6s切りを正解としておきます。
フラットであれば迷いますが、7m切りとしそうです。
この問題は難しく、詳細な検証と解説が必要でした。
大事なことはチートイツの可能性を残すなら7m(8m)切り。
これが分かっているかどうかじゃないでしょうか。
8sを切ってチートイツにしようとすればかなり無理が出ます。
チートイツをどう扱うか、はっきりと方針を定めてから打牌を選択するようにしたいところです。

何切るツイートまとめ11/26~12/18

11/26から12/18までの何切るツイートまとめです。
今回も難問があり、解くのに時間がかかりました。
記事を書くのが遅れたのは、ずっと答えを出すのに悩んでいたからです。
ただ、じっくり時間をかけて解いていくことで、何切る問題を解くのに大切なのは、一手先の牌姿を検証することなのだと気づかされました。
時間はかかりますが、どの有効牌をツモったら何を切るか、一手先の牌姿パターン全てを片っ端から検証してみることで答えは出ます。
何切る問題を解く、一種のコツのようなものを見つけた気がしますね。

① 東1局0本場南家6巡目、ドラ發、ツモ二索

一萬二萬四萬五萬六萬八萬九萬赤五筒六筒三索五索六索六索

これは最初見たかんじでは、5s切りかなと思ったのですが、ツイート見たり、いろいろ考えていくうちに考えが変わってきたというか、ちょっとした勘違いや思い込みがあることに気づいたので、考えを改めました。

愚形一気通貫何切る
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/3-30b5.html

一応似たようなというか、イッツー絡みの愚形ターツを優先するか、良形ターツを優先するかみたいな牌姿は上の記事にまとめてあります。
自分なりに基準をはっきりとさせたつもりですが、それでもはっきりとドラがあったらこうとか、三面張があったらこうとか、一概には言えないんですよね。
ただ、これらの問題の検証結果を参考にすることで答えは出ます。

一萬二萬四萬五萬六萬八萬九萬赤五筒六筒二索三索六索六索

まず、仮に5sを切ったとして、次のツモが3m7mだったらどうなるか考えてみましょう。
これは上の記事中の③のケースが近いです。

ほんの少し形が違うんですが、一人麻雀練習機によると、やはりこれも愚形イッツーよりはドラ1平和を優先した方がいいということのようです。
ということは、ここからはペンチャン落としになります。

次に1s4sをツモった場合ですが、これも赤ドラのターツを払うわけにいきませんから当然ペンチャン落としです。
そして4p7pをツモった場合も、やはりどちらかのペンチャン落としになります。
愚形残りで平和は確定しませんが、それでもペンチャン落としの方が期待値が高くなっています。
それから二次有効牌の1m2m8m9m5p2s3sも全てペンチャン落としです。

ということは、結局どの有効牌を引いてもイッツーは残らないということなんです。
そもそもイッツーでテンパイすらしないということになります。
5s切りの最大のメリットと思われていたイッツーは、実はメリットでもなんでもなかったんですね。
ここに勘違いがあって、愚形イッツーの期待値を高く見積もりすぎていました。

ということは、5s切りがペンチャン切りに勝る要素はなくなってしまいました。
ペンチャン切りの方がタンヤオになりやすいし、三色も残るし、裏目はフリテン三面でカバーできるし、良形テンパイになりやすいしと、いいことづくめです。
5s切りが唯一メリットと言えるのは、仕掛けが利くことくらいでしょうか。
ただこれほどの手を2000点愚形で終わらすのは、あまりにもったいないと言えますし、メリットと言えるほどのものかどうかは疑問です。

しかし、5s切りはないとして、ペンチャンはどこから手をつけたらいいでしょうか?
まず2mと8mはトイツになればタンヤオが見えるし、フリテン三面の受けがあるので、切るとしたら1mか9mになります。


二萬四萬五萬六萬七萬八萬赤五筒六筒二索三索五索六索六索

9mを切って7mをツモり、打1mとした場合の牌姿です。
ここから2mツモで8mを切り、456と567三色の両天秤に、8mツモで2mを切り、456と567三色の両天秤に構えることができます。

四萬五萬六萬七萬八萬九萬赤五筒六筒二索三索五索六索六索

1mを切って7mをツモり、打2mとした場合の牌姿です。
これだと、5p2s3sツモで456の三色は残りますが、567の三色は7mをもう1枚引かない限りならないということになります。
7mを引かない限り567の三色にはならないので、7mを引いたときの牌姿を比較すると、9m切りの方が567の三色になりやすいと言えます。
その分を考えると1m切りより9m切りの方が有利です。

② 東4局1本場西家1巡目、ドラ五筒、ツモ七萬

二萬三萬八萬九萬七筒八筒九筒六索六索南南白發

これはウザク本的な何切るというより、ルールによる違いが焦点となった問題でした。
なので、今までの何切るとは違う解き方というか、経験則からの個人的考え方や思想がベースになってきます。
まず第一打から中張牌の6s切りというのは個人的にはないです。
これも宗教上の理由で、第一打はなるべくヤオチュー牌を切ろうという個人的信念があるからです。

第一打はヤオチュー牌
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-b007.html

これは三麻で特に強く意識していることです。
四麻ではヤオチュー牌の割合が少なく、手役狙いのケースも多いので、中張牌を切らざるを得ないこともよくありますが、それでもなるべくロスがないならヤオチュー牌を切ろうというのは意識していることです。
この手なら字牌を切ってもロスは字牌のタテ受けの3枚だけ。
チャンタも三色も全て可能性として残るということですから。

やはり、第一打が中張牌とヤオチュー牌では河の印象が大きく違ってきますからね。
第一打6sだとどう見ても手役狙いが濃厚な河になってしまいます。
しかし、第一打に字牌を切るだけでよくわからなくなるんです。

ただ、あえて6sを切って河を派手にしておくのも意外と悪くない選択です。
6sにくっついて6s周りが待ちになれば、和了りやすくなりそうですね。
しかし、6sと南のシャンポン待ちが既に出和了りの利く良い待ちですから、先切りの効果はさほどでもないと言えます。

となると、問題は6s切りからどれほどの期待値が得られるかということになってきます。
福地さんがしきりに口にされている通り、赤ありで6s切りはさほど効果的ではありません。
チャンタ狙いとすれば赤の受けがなくなるし、平和狙いとしても打点の期待値はリーチのみに比べてさほど上がらないと思います。
それよりも先制テンパイを逃すロスが大きいと思われます。
天鳳の先制リーチはとても強いので、赤ありかどうかよりも、そっちの影響はかなり大きいんじゃないでしょうか。
先制リーチに対してベタオリする傾向の強い天鳳においては、1巡でも速くテンパイを入れて他家をけん制したいところです。
シャンテン戻しで大きく手が育つなら話は別ですが。

③ 南1局0本場北家6巡目、ドラ六索、ツモ一索

二萬四萬六萬七萬七萬赤五筒五筒七筒二索三索三索四索六索

これはたぶんウザク本的な何切るというより、場況をどう捉えているかが問われる問題だと思います。
平面的に捉えても難しい問題ですが、この場況なら7mが良さそうです。
この場況はリーチを打って親とめくり合いたくないですし、上家の手も止めたくないんですよね。
上家に和了ってもらっても局が流れるので、一刻も速くテンパイを入れなければならないという状況でもなくて、じっくり手をつくっていい場面です。
特に愚形のリーチは明らかに分が悪いので、テンパイが良形化しやすいように7m切りがいいと思います。
6pツモのロスはさほどでもなくて、むしろ5-8p受けが残って、平和も確定するので確実に前進しています。
7m切り以外でいいと思われるのは1s切りで、これは仕掛けてテンパイを目指し、リーチを打つのを避けつつ、上家下家のリーチなどの対応に備えるというものです。
手牌が短くなっても受け切れる自信があるならそれも良さそうに思います。
他には目一杯に受ける6s切りという選択もありますが、打点はそこそこ大事なのでいまいちのように思います。
そもそも7m切りのロスがあまりないような気がしていて、7mを切っておけばドラの受けも残るし、6pツモでも平和や5-8p受けが残るし、5pが暗刻化しても1s切りとすればタンヤオと暗刻くっつきの良い形が残るので、裏目はこれと言って何もない気がします。
7mが暗刻化すると平和が消えるのでむしろ邪魔とすら感じますね。
7m切りで消えるのは7m5p6pツモなどの直接の受け入れなだけで、間接的にはどれも裏目にはなっていません。
まっすぐテンパイに向かうなら6s切りが良さそうです。

スジ切りリーチの読み

ひっかけシャボの読み
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-4059.html

今回は以前に書いたひっかけシャボの読みと捨て牌が似てるんですが、内容はまるで違います。
そのことに注意しつつ確認しておきたいと思います。

一萬白五筒西白横二筒

こんなかんじの河で他家からリーチがかかりました。
5pが先に切られていて2pを最後まで持っています。
安牌より先に処理されてないので、必要な牌であったことはたしかです。
くっつきの牌なら5pの方が優先されるはずですが、2pはくっつきの牌ではないんでしょうか?

九萬九萬二筒三筒四筒五筒五筒七筒八筒二索四索七索八索九索

実はくっつきの可能性もあります。
例えばこういったカンチャン含みのイーシャンテンから5pのシャボ受けを1枚外したケースです。
ここからまず5pを切り、69pか3sを引いてテンパイしたので、2p切りリーチとなった場合です。
これは割とよくあるケースですね。
2sを切るか5pを切るかは人によりますが、平和やイッツーになりやすさで5pを切る人も多いでしょう。
一応くっつきの可能性も頭に入れておいた方が良さそうです。
ただ、普通に連続形で持ってる形ではなく、シャボ受けを1枚外した形になるので、普通に2p切られただけのリーチよりは、くっつきの可能性はずっと低いと言えます。
その分ソバテンの可能性は高くなっています。

二筒二筒三筒五筒

もっとも怪しいのはここから5p→2pと切って1-4p待ちと

一筒一筒二筒五筒

ここから5p→2pと切って1pシャボ待ちです。
この2つのケースがもっとも危ないので、1pは極めて危険と言えます。

一筒二筒二筒五筒

ここから5p→2pと切ってペン3p待ちは、スジのシャボに受ける方が強いのであまりなさそうです。

二筒三筒三筒發發

3pのシャボ待ちは両面を嫌ってることになるので、あまりないです。
端寄りの1-4p待ちは強いので、役牌トイツでも両面に取る人の方が多いんじゃないでしょうか。

二筒四筒四筒

4pシャボのケースは

二筒四筒四筒五筒

ここから5pを切ったことになるのでありえないです。

二筒四筒五筒六筒七筒七筒

7pシャボのケースも

二筒四筒五筒五筒六筒七筒七筒

ここから5pを切ったことになるのでありえないです。

一筒一筒二筒五筒六筒八索八索 ツモ一筒 or 八索

ソバテンではありませんが、4-7pに刺さるとしたら例えばこんな形になります。
これは愚形のフォローを残して両面のフォローを先切りするという、自然な手順でテンパイしていますね。

二筒三筒三筒五筒六筒八索八索 ツモ三筒 or 八索

3pがトイツで暗刻かヘッドになった形だとすると、こんな形になります。
一見自然な形に見えますが、

二筒三筒三筒五筒五筒六筒八索八索

ここから5pを切って両面に固定するのは少し変じゃないでしょうか?
両面を固定するなら1-4pの方です。
一応タンヤオを見て5pを切った線もあるんですが、基本的には4-7p待ちより、1-4p待ちの方が強いですからね。
ということは3pトイツ持ちの4-7p待ちのケースは可能性として低いです。
他の色が待ちだと3pトイツのケースは普通にありますから、その分4-7p自体の待ちの可能性が減っています。

一筒二筒二筒五筒六筒八索八索 ツモ三筒

他にはこういうケースもあります。
2p周りが面子化したので余った2pが出て行った。
これは自然ですが、

二筒二筒三筒五筒六筒八索八索 ツモ一筒 or 四筒

これも少し妙です。

二筒二筒三筒五筒五筒六筒八索八索

ここからは5pではなく2pを切る方が自然だからです。

二筒二筒三筒四筒五筒五筒六筒

複合形の4-7pのケースもあります。
ここから5p→2pと切って1-4-7p三面待ちです。

二筒四筒四筒五筒五筒六筒

二筒四筒五筒五筒六筒七筒

4-7pの亜両面やノベタンの可能性ですが、上の形から5p→2pと切る手順はないので、ありえないと見ていいと思います。

一筒一筒二筒四筒五筒八索八索 ツモ一筒 or 八索

単純両面の3-6p待ちで怪しいのはこのケースになります

二筒三筒三筒四筒五筒八索八索 ツモ三筒 or 八索

3pトイツ持ちの3-6pだと考えると、こんな形から3pや8sをツモってきたということになります。
これは既に1-4p待ちでテンパイしているのでありえないです。
愚形待ちでもないため、手変わりを待つ必要もありません。
とすると3-6p待ちは単なる先切りのまたぎ以上に安全ということになります。
他の色なら普通にありえるはずの3pトイツのケースの可能性が、ほぼ消えるということですから。

一筒二筒二筒四筒五筒八索八索 ツモ三筒

2p周りで面子化したケースの場合、これは普通ですが

二筒二筒三筒四筒五筒八索八索 ツモ一筒 or 四筒

これは既にテンパイしています。
テンパイから待ち変えということになりますね。
3-6pの場合は223pから面子化したケースが可能性として低いということになります。

一筒二筒二筒三筒四筒五筒五筒

複合形の3-6p待ちのケースもあります。
ここから5p→2pと切って3-6p待ちになっているケースは、それなりにありうるケースです。

二筒二筒三筒四筒四筒五筒五筒

しかし、ここから5p→2pと切る手順は考えられないです。
イーペーコーになりやすさを考えると2p→2pと切るはずでしょう。

二筒三筒三筒四筒五筒五筒

二筒三筒四筒五筒五筒六筒

ヘッドレスイーシャンテンから3-6pの亜両面やノベタン待ちのケースは、上の形から5p→2pと切ることになるのでありえないです。
ヘッドが既に出来てるのに、ヘッドレスイーシャンテンになりようがないです。

二筒三筒四筒五筒五筒七筒九筒

もうひとつ重要な形があります。
ここから5p→2pと切ってカン8p待ちです。
通常先切りひっかけのカン8pは、リャンカンを嫌って受け入れを減らしたり、受け入れの狭い愚形に固定したりすることになるのでロスが大きいのですが、この形から5pを切れば、ロスがまったくない形で先切りのひっかけカンチャン待ちが完成します。
これはけっこうタンヤオなどを見て9pを切ってしまう人が多いのですが、上級者はこの形からは5pを切った方が捨て牌が強くなることを知っています。
なので、相手が上級者であるほどカン8p待ちを警戒しなければいけないと思います。

≪まとめ≫

本命は1pシャボと1-4p待ちです。
特に1pは極めて危険と言えます。
しかし上級者になれば、こんな捨て牌は見え見えの1pシャボか1-4p待ちじゃないかというのは当然知っているので、先に2pを切って両面固定したりすることも多いです。
そんな見え見えの待ちだとは思い込まない方が良いでしょう。
そうなると、逆に警戒しなければいけないのはカン8pです。
これは中級者以下だと迷彩手順を知らないことが多いので、上級者相手には特に警戒が必要です。
先切りのスジでも普通のスジより危険なのは明らかで、これを振り込んでツカンと言ってるようではまだまだです。
捨て牌のパターンを覚えておけば、ちゃんと振り込みは避けられるはずです。

5pを先に切ってからスジの2pを切って宣言牌のリーチになる。
その反対側のスジが危険というパターンです。
スジ切りリーチと名付けました。

逆に安全になるのが3-6pと4-7pで、これは複合形の可能性を含めて考えても、単なる先切りのまたぎ以上に安全と言えると思います。
これも覚えておくと得することがあるかもしれません。

押し引きの教科書を読みました

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福地誠の「押し引きの教科書」を読み終わりました。
コンセプトが”押し引き”ということで、これは今までの麻雀戦術本になかったもので画期的です。
本の前書きにもあるとおり、麻雀のゲームの本質というのは、実は手づくりのゲームではなく、押し引きのゲームなんです。
なのに、巷の麻雀戦術本は手づくりに比重が置かれすぎていて、牌理は得意だけど押し引きはいまいちという、いわゆる量産型デジタル雀士を数多く生み出してきました。
現代麻雀技術論しかり、ウザク何切る本しかり・・・って全部福地さんの出した本なんですけどね(笑)。
これらの牌効率手引き書で麻雀の手づくりを学んでも、実戦の押し引きに正しく反映させないとまるで意味がないというのが麻雀の本質なんです。
そのことに気づかせてくれたというか、ずっと前から抱いていた何切る議論を見ていて感じた違和感のようなものが、この本を読んで払拭されたようなかんじがしますね。

僕も何切る問題をいくつも考えたり解いたりしてますが、いずれも東発のフラットな点棒状況で、捨て牌も無視した上でどうするかということを考えてるだけであって、実際の麻雀で同じ選択をすることなんてほとんどないんですよね。
実際の麻雀では手牌の並びだけではなく、点棒状況や捨て牌、他家の動向など、様々に置かれた状況に対応しながら打牌を選択してます。
いわば何切るは机上の空論みたいなものです。
手牌の組み合わせだけなら、実戦でも同じ組み合わせに遭遇することはそれなりにあるでしょうけど、場況というのは無数にあるので、毎回同じ選択になることはほとんどありません。
なので、必ずしもウザク何切る本の問題が解けなくてもいいし、不正解連発でもいいんです。
その場に応じた打牌選択が出来るなら、それでいいんですから。
実際、何切る問題が苦手で牌理音痴だけど、麻雀は強い人だっています。
それはその場に応じた打牌選択が出来てるから強いわけです。
牌理オタクでもその場に応じた打牌が出来ない人は弱いままです。
この差を分けるのがいわゆる押し引きというものです。

ただ、押し引きというものは、毎回無数に違った状況の中で選択するものであって、一般化、セオリー化するのが難しいんですよね。
麻雀戦術本が牌理偏重化しているのは、これが原因でしょう。
僕は天鳳を打つ前に、極力フラットな状況を想定して、こういう手が来たらこう打つというのを頭に入れておいてから、実戦の場況に応じて修正を加えるという方法を採っています。
いわゆるシミュレーションとか、実戦想定訓練みたいなものです。
なので、何切る問題を解くことや、戦術本を読むことは決して無駄ではありません。
しかしそうではなくて、フラットな軸そのものが存在せず、その場に応じた発想や閃きで柔軟に対応するという人は、このプロセスは必要ないし、対応力そのものが強みで重きを置いているということでしょうから、かえって固定観念を植え付けるということにもなりかねないかもしれません。

それは人それぞれ個性というものがあり、必要なものも違うということでしょう。
しかしそんな僕でも押し引きとか、実戦での対応力というのは、実戦でしか身に付けられません。
これは戦術本にも書いてないですから、実戦で失敗を数多く繰り返して、その都度学習して覚えるしかないのです。
これをある程度、一般化セオリー化して前もって覚えておけば実戦でも対応しやすくなってくるでしょうね。

この本は可能な限り実戦麻雀に近づいた、リアルな麻雀実戦シミュレーションをしてみようという試みです。
そういったコンセプト自体は共感するものがありました。
ただ実際は、こんなものは場況によるとしか思えない問題も多数あります。
実戦で実際に対応してみないとなんとも言えないというか。
やはり実戦でよくありそうな状況を大づかみに想定して考えてみるというのは、難しいと言わざるを得ません。
ウザク何切る本などと比べて全体的に荒削りな印象を受けます。
なんか、答えがどっちでもいいとか、どちらとも言えないとか多くて投げやり(笑)。
それだけ答えを出すのが難しいってことなんでしょうけどね。
ウザク何切る本と比べたら読んでてしんどくもなく、ノリが軽いです。
竹書房の小冊子と似たノリです。
絞りについて解説してくれたのは評価できます。
絞りについては重要な割にどこの戦術書でもほとんど解説されてないですから。
ただそれでもまだ文量が少ないし、役牌の絞りについても解説がないのが少し不満です。
逆に、あえて鳴かせるとか、アシストの戦術は豊富に解説されてます。
僕も何度か福地さんと鳳凰卓で対戦したことがあるんですが、アシストしてるのを何度か見たことあります。
特上卓でアシストなんてまずないし、鳳凰卓でも意外とする人は限られてるんですが、アシストは福地さんの得意技っていうイメージありますね。
今回は編集だけじゃなく著作も自らされてるということで、福地色が濃い内容です。
鳴いた手に対する押し引き戦術も貴重ですね。

いろいろ不満もあって、ダマテンへの対応とか、ケイテン取りの押し引きも書かれてないですし、どう見ても和了れそうに見えないクズ手から安牌抱えて配牌オリ気味に打ったり、そういうのも重要な押し引きのひとつなんですが、そこの記述も足りてないと思いますね。
これさえ読めば押し引きマスターになれるというかんじではないです。
ただ実戦的で役に立つことが書いてあるのもたしかなので、麻雀強くなりたいなら読んでおいた方がいいですね。
戦術書ばかり読んでいると牌理オタクに偏りがちな頭をリフレッシュさせる意味でもいいです。
初心者はまずは押し引きより基本的な手づくりからだと思うので、中級者向けです。
上級者でもけっこう知らない戦術があると思います。

ひっかけシャボの読み

ひっかけリーチの読み
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post.html

今回は以前に書いたひっかけリーチの読みに近い読みなんですが、少し勝手が違うので押さえておきたいと思います。

一萬白五筒西白横一筒

こんなかんじの河で他家からリーチがかかりました。
少し違和感というか妙に思えるのは、一番端っこの1pを何故テンパイまで抱えていたのかという点です。
安牌の白を持たずに1pの方を優先して持っています。
これは意外と持つ理由がいろいろと考えられるんですが、3巡目に5pを切られていることで、手牌構成のパターンが限られたものになってきます。

一筒二筒三筒四筒

例えば4連続形からくっつきを待っていた場合です。
ここからなら両面ターツがつくれるので、端っこの1pでも持つ理由があるんですが、5pが切られているとすると、両面ターツを嫌ったことになるので考えにくいです。

一筒三筒四筒五筒

ここから2pをツモれば両面ターツになるので1pを持つ理由があるんですが、5pの方が4p6pと2種の牌で両面になるので、1pの方を優先するのはおかしいです。
どうやらくっつきの牌ではなさそうに思えます。

一筒二筒二筒五筒

一番怪しいのはここから5p→1pと切って2pのシャボ待ち。
ひっかけということもあって、ペン3pではなく、2pのシャボに受けやすいです。

一筒一筒三筒五筒

ここから5p→1pと切られるのもよくあることです。
1pのシャボ待ちは強いので通常はシャボに受けますが、ひっかけということもあってカンチャンに受けそうですね。

一筒三筒三筒五筒發發

ここから5p→1pと切って3pのシャボ待ちも考えられます。
ひっかけということもあってカン2pに受けそうですが、片割れが役牌だったりするとシャボに受けるのも自然です。

一筒三筒三筒六索六索

ただやはり、片割れが中張牌だったりするとカンチャンに受けるはずでしょうから、先切りのスジのカンチャン待ち以上に良いシャボ待ちは限られています。
3pのシャボ待ちは2pのシャボ待ちに比べると少ないケースです。

一筒一筒二筒五筒

ペン3pに関しては1pのシャボに受けた方が強いのであまりないです。
ただシャボ受けが枯れてたりするとペンチャンに受けることもあります。

一筒三筒五筒五筒

ここからリャンカンに受けてカン4pのテンパイになるのもあまり考えられません。

一筒一筒二筒三筒四筒五筒五筒

他に怪しいとすれば、こんな形から5p→1pと切って3-6p待ちになっているケースです。
これはタンヤオを狙うなら5pのフォローを残すこともありますが、安全度を優先して1pのフォローを残すこともよくあります。
ただ、これは3ブロックなので、3ブロックから1枚外してフォローあり両面ターツの2ブロックに移行したってことになります。
他に両面とか良いターツが揃ってるってことですね。
手が良すぎるので2pのシャボ待ちとかに比べたら可能性は低いです。

一筒二筒三筒四筒四筒五筒

ここから1pを切って3-6p待ちになっている可能性は

一筒二筒三筒四筒四筒五筒五筒

ここからはイーペーコーやタンヤオ狙いで1p→2pと切るはずなので、あまり考えられないです。

一筒三筒四筒五筒五筒六筒

複合両面ターツのカンチャンフォローという可能性は

一筒三筒四筒五筒五筒五筒六筒

ここからは5pより1p切る方が広いので、あまり考えられないです。

一筒三筒四筒五筒六筒六筒

6pのトイツフォローとして1pを抱えていた可能性も

一筒三筒四筒五筒五筒六筒六筒

ここから5p切って1pを残したということになるので、考えられないです。

一筒三筒 ツモ四筒

カンチャンテンパイから良形手変わりを待っていたとしたら、既に5pを切っているのでフリテンになってしまいます。

一筒三筒四筒五筒六筒

連続形のカンチャンテンパイから手変わりを待っていたとしても妙です。
既に5pを切っているので、普通に手を進めれば4-7pのテンパイになっているはずです。
また、ここから1pを切って、3-6p待ちのノベタン待ちってことも考えられないですね。

一筒二筒三筒五筒六筒七筒八筒八筒二索三索四索六索七索 ツモ四筒

他に考えられるのは、既に平和のみでテンパイしていてタンヤオの手変わりを待っていたケースなどがありますが、レアケースです。

≪まとめ≫

いろいろ想定してみても、最後に可能性として残りやすいと思われるのは2pのシャボ待ちでした。
3巡目に5pが切られていることで、通常ならありえるはずのくっつき待ちや、両面手変わり待ちや、複合ターツのフォローなどの可能性が根こそぎ消えてしまって、2pのシャボ待ちが極めて危険なものになっています。
次いで危険なのがカン2p待ちですが、シャボと待ち牌が一緒なので、ますます2pが危険なものになっています。
他に危険と言えるのは、ペンチャンとシャボと複合ターツの両面に刺さる可能性がある3pです。
これは2pほどではないですが、普通の無スジよりは明らかに危ないと言えます。

リャンカン形一気通貫何切る

イッツー絡みのリャンカン形のイーシャンテンから何を切るかというテーマで何切る問題をいくつも考えてみました。
自作何切るに関しては何故かイッツーが絡むケースばかり思いつきます。
それだけ実戦でイッツーをどう扱うか悩むことが多いということでもあると思うのですが。
今回から「一気通貫何切る」のカテゴリを新設しました。
今までのイッツー何切るがまとめて見れます。
忘れそうになったら何度か見直せば頭が整理されるかと思います。

① 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒五筒七筒七筒九筒三索四索五索

上の牌姿から何を切りますか?
5pを切ったときと7pを切ったときの違いは、5p切りだと6pツモでカン8pの愚形になるのに対して、7p切りだと6pツモで3-6pの両面に取れることです。
一見、良形と平和になりやすさで7p切りの方が良いように思いますが、正解は5p切りです。
平和のみ良形より、イッツーのみ愚形の方が期待値で上回ります。
ということは、6pをツモってきても、3-6pの両面に受けるメリットがないということです。
5p切りでも7p切りでも、
6pツモでテンパイすれば、どちらもカン8pに受けることに変わりはありません。

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒七筒七筒九筒三索四索五索 ツモ九萬

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒五筒七筒九筒三索四索五索 ツモ九萬

6pツモに差がない割に、9mツモでは明確に差がついています。
5pを先に切っておけば3-6p待ちの良形でテンパイ出来るのに対して、7pを先に切ったときは愚形のカン8pにしか受けられません。
これは5pを切って7pを引いたときと、7pを切って5pを引いたときを比べても同様です。
この差を考えると、5p切りが明確に有利という結論になります。

一萬白南七筒中横五筒

5p切りの優位性はそれだけに留まりません。
これは仮に4巡目に7pを切って、6巡目に3pか6pを引いてテンパイしたときの捨て牌です。
これだとモロひっかけのカン8pになってしまって、和了りにくいでしょう。
また、8pツモで3-6p待ちのテンパイになったとしても上のような捨て牌になりますが、これも宣言牌のまたぎですごく怪しい待ちになっています。
7p切って字牌を挟んで5p切りですから、5pが待ちの関連牌に見えますし、またぎの3-6pは本命と読むのがセオリーです。

一萬白南五筒中横七筒

仮に4巡目に5pを切って6巡目に3pか6pツモでテンパイした場合、上のような捨て牌でカン8p待ちです。
これならスジの8p待ちはかなり和了りやすそうに思えます。
8pツモでテンパイした場合も、上のような捨て牌になりますが、これも先切りの5pが利いて良い待ちになっています。


四筒五筒五筒七筒

3-6p待ちだとすると、こんな形を想像するので、ここから5p→7pの順に切ることはあまりないだろうと読むのが普通です。
このように同じツモで、同じテンパイでも、切り順1つで捨て牌の印象はガラリと変わることが分かると思います。

② 東1局西家4巡目、ドラ九萬

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒五筒七筒七筒九筒三索四索赤五索

一応、ドラがあるケースについても言及しておきます。
5p切りと7p切りでは良形率に差がないため、ドラが何枚あっても5p切りが有利になります。
7p切りのメリットは6pツモで平和良形になることですが、5p切りでもイッツーが残るので、メリットは相殺されます。
ということは9m7pツモで良形テンパイが取れる5p切りの方が、ドラに関係なく有利です。

③ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒一筒二筒三筒四筒五筒五筒七筒九筒三索四索五索

これはどうでしょうか?
この場合は①ほど5p切りと1p切りで明確に差が付いていません。
一人麻雀練習機でシミュレートしてみても、期待値にほとんど差がありませんでした。

九萬九萬一筒一筒二筒三筒四筒五筒七筒九筒三索四索五索 ツモ九萬

九萬九萬一筒二筒三筒四筒五筒五筒七筒九筒三索四索五索 ツモ九萬

その原因は9mツモでテンパイしたときの形です。
どちらも愚形のカン6pかカン8pの二択にしかならないんですね。

一萬白南一筒中横五筒

ただ、捨て牌には明確に差が付いています。
これは仮に4巡目に1pを切って、6巡目に3p、6pツモからカン8p待ちでテンパイしたケース、もしくは8pツモから3-6p待ちでテンパイしたケースです。
モロヒが怪しい捨て牌になっています。
3-6pの場合もソバテンで、普通に危険な待ちに見えます。

一萬白南五筒白横一筒

これは仮に4巡目に5pを切って、6巡目に3p、6pツモからカン8p待ちでテンパイしたケース、もしくは8pツモで3-6p待ちでテンパイしたケースです。
先切りの5pが利いていて、カン8pが出やすそうな捨て牌になっています。
3-6pも先切りのまたぎで、普通の無スジよりは少し出やすそうに思えます。

平面的な牌合わせのパズルゲーム的な視点で見ると、1p切りも5p切りも期待値にほぼ差がないですが、対人ゲームとして考えると5p切りが優秀になります。

④ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒一筒二筒三筒四筒五筒五筒七筒九筒三索四索赤五索

③のドラ1のケースについても言及しておきます。
これも勘違いしやすいのですが、5p切りが正解です。
6pツモの平和良形のテンパイは要りません。
6枚待ちの平和ドラ1よりも、4枚待ちのカンチャンイッツーの方が強いということのようです。
7枚待ちなら平和ドラ1が上回るようなんですが。

⑤ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒一筒二筒三筒四筒赤五筒五筒七筒九筒三索四索赤五索

③のドラドラのケースはどうでしょうか?
さすがにドラドラのカンチャンイッツーよりは、6枚待ちでも平和ドラドラの方が強いということになっています。
しかし、その差は僅かとなっているので、捨て牌の強さを考慮して5p切りとしたいです。
どうせ平和ドラドラならリーチを打ちます。
それなら捨て牌の強いカンチャン待ちリーチと和了率に差がないと思われるからです。

⑥ 東1局西家4巡目、ドラ九萬

九萬九萬一筒一筒二筒三筒四筒五筒五筒七筒九筒三索四索赤五索

ドラ3になるとどうでしょうか?
さすがにここまでくると平和も生きてきます。
平和ドラ3ならダマりますし、ダマなら捨て牌の強さは考慮しなくて良いでしょう。
良形率で言うと1p切りの方が上なので、1pを切ります

⑦ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒三筒四筒四筒五筒五筒七筒九筒三索四索五索

少し形は変わってこの場合はどうでしょうか?
この場合も6pツモで平和に受けることはないですが、捨て牌的には4pも5pもあまり差がないです。

一萬白南四筒中横五筒

一萬白南五筒中横四筒

どちらもカン8p待ちの出やすさには差がなさそうです。
ただ、上の捨て牌はカン8p待ちもあり得ると読む場合があります。
もっとテンパイ巡目が遅れればより怪しいですね。

ダブルターツの読み
http://renrakujan.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-edee.html

そのへんの読みについては、詳細を
上の記事にも書いてあります。

3-6p待ちに関してはどちらも怪しい捨て牌になってしまいます。
典型的なダブルターツ落としの捨て牌なので。
ただ、5p→安牌→4pの順だと3-6pではないと読む場合もあるようです。
赤受けを考えると、4pから切った方が効率が良いから、ちょっと妙に思えるみたいですね。
このあたりの読みは石橋伸洋「進化するデジタル麻雀」の例題34に書かれています。

一萬白南四筒中横四筒

一萬白南五筒中横五筒

これは仮に6巡目に9mをツモってテンパイした場合の捨て牌です。
5p切りの場合は一応スジになってますが、モロヒがかなり怪しい河なので8pは出にくいと思われます。

五筒五筒七筒九筒

5p→字牌→5pの順に切られているということは、こういう形から5p連打した場合を想像するので、普通に5pが切られただけのリーチより、モロヒの危険度が上がっていると読みます。
スジでも8p待ちが警戒されるため、どちらも和了率に差はないでしょう。

総合的に考えると4p切りの方がほんの少し有利です。
赤5pをツモってそのままテンパイする方が都合が良いですし、6pをツモったときに、場況次第で3-6p待ちを選べるメリットもあります。

⑧ 東1局西家4巡目、ドラ西

九萬九萬一筒二筒二筒三筒四筒六筒六筒七筒九筒三索四索五索

このような形のリャンカン形はどうなるでしょうか?
この場合は、イッツーが消える9p切りはありません。
9p切りが一番広いのですが、ドラがないので、手役は大事にするべきですね。
となると2pか6pですが、2p切りのメリットは5pツモで平和良形になることです。
しかし、5pツモはイッツーのカン8p愚形に受けるので、平和良形は要りません。
2p切りは3pツモが裏目になるので、6p切りとしておいて、3pツモで平和がつく形に構えた方が有利です。

⑨ 東1局西家4巡目、ドラ九萬

九萬九萬一筒二筒二筒三筒四筒六筒六筒七筒九筒三索四索五索

⑧のドラドラのケースですが、これはイッツーを嫌う9p切りとしていいです。
ドラ1までは6p切りですが、ドラドラからは9p切りです。
満貫あるなら、良形になりやすさと受け入れの広さを優先する方が有利ということです。
イッツーは消えても5pツモで平和が付くので、その分は相殺されています。

≪まとめ≫

リャンカンはとても弱いということが分かりました。
平和になりやすさがリャンカンの強みの1つではあるのですが、愚形のイッツーと比べると勝てないケースが多いです。
また、リャンカンに受けると捨て牌が弱くなりやすいということも分かりました。

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